DELISH KITCHEN

ワインのアルコール度数は平均どのくらい?

作成日: 2021/09/07

赤や白、スパークリングなどさまざまな味わいを楽しめるワインは、おいしいうえにおしゃれで、おもてなしにもぴったりですよね。
とはいえ、お酒であるワインには、どのくらいアルコールが含まれているのかも気になります。

今回は、ワインのアルコール度数や、ほかのお酒との比較についてご紹介します。

こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
未成年者の飲酒は法律で禁止されています。

目次

  1. ワインのアルコール度数について
    1. アルコール度数の平均
    2. アルコール度数の差
  2. ほかのお酒のアルコール度数について
    1. アルコール度数の違い
    2. ほかのお酒のアルコール度数
  3. ワインの平均アルコール度数は低いほうだった!

ワインのアルコール度数について

ワインのアルコール度数は、平均どのくらいあるのでしょうか。

アルコール度数の平均

厚生労働省の「日本健康21(アルコール)」を参考にすると、ワインのアルコールの平均は、1杯120mlで12%です。

ただし、こちらの数値はあくまでも平均であって、ぶどうに含まれているぶどう糖や産地、品種、ぶどうの収穫時期など条件によって異なります。

アルコール度数の差

一般的に、糖分の高いぶどうを使ったり発酵時間が長かったりするとアルコール度数が高いワインができやすくなります。
糖分が高くなりやすいぶどうは、遅摘みのぶどうや、温暖な気候で日照時間も長い地域で栽培されたぶどうです。

ぶどうを栽培する気候や発酵時間はさまざまなので、ワインのアルコール度数は高いものでは16.5%くらい、低いもだと5.5%くらいのものもあります。

ほかのお酒のアルコール度数について

ほかのお酒とも比較してみましょう。

アルコール度数の違い

ワインやビール、清酒など醸造酒のアルコール度数は比較的低めで、ウイスキーやブランデー、焼酎といった蒸留酒のアルコール度数は比較的高めです。
種類によってアルコール度数に差がある理由は、製造過程が異なるからです。

醸造酒は果実や穀物を原料として発酵させて造るため、原料の香りや味を楽しむことができます。
ちなみに、スパークリングワインは通常のワインを瓶づめした後にもう1度発酵させたり、タンク内で2次発酵まで行ってから瓶づめしたりして造られます。

一方、蒸留酒は醸造酒を沸騰させて発生した蒸気を冷やし液体に戻すため、アルコール純度が高くなり、アルコール度数の高いお酒ができるのです。

ほかのお酒のアルコール度数

最後に、ほかのお酒のアルコール度数も確認しておきましょう。
ワイン以外の一般的なお酒のアルコール度数は以下の通りです。

《ビール》
・中瓶1本(500ml)…5%

《清酒》
・1合(180ml)…15%

《焼酎》
・1合(180ml)…35%

《ウイスキー・ブランデー 》
・ダブル(60ml)…43%

このように比較してみると、蒸留酒であるウイスキーやブランデー、焼酎のアルコールは、醸造酒であるビールや清酒のアルコールよりも大幅に高いことが分かります。

【出典:厚生労働省 健康日本21 アルコール】
(https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b5.html)(2021/09/07)

ワインの平均アルコール度数は低いほうだった!

ぶどうに含まれるぶどう糖や産地、品種などさまざまな条件によっても異なりますが、ワインの平均アルコール度数は、1杯120mlで12%ということが分かりました。
このアルコール度数は一般的なお酒のなかでは低いほうで、蒸留酒であるウイスキーやブランデーなどのアルコール度数は大幅に高くなります。

ワインをはじめとするアルコールを摂取する際は、今回ご紹介した数値を参考にしてみてください。

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