イチボは牛のどの部位?特徴やランプとの違いをご紹介
作成日: 2021/10/03
更新日: 2024/11/19
焼肉のメニューで目にする「イチボ」ですが、牛のどこの部位にあたるか知っていますか?
この記事では、希少部位であるイチボの特徴やランプとの違い、などをご紹介します。
イチボはどこの部位
イチボは牛のもも肉のひとつで、お尻の先にある部位です。
牛もも肉というと固いイメージがあるかもしれませんが、イチボはお尻の方の肉なので柔らかいのが特徴です。
しっかりとした味わいであることから、焼肉などでも人気の部位になっています。
1頭から少量しか取れない希少部位のため、値段は高めです。
イチボの味・食感
イチボはお尻の先にある部位のため、適度に脂肪が入っていて柔らかく、しっかりとした旨味が感じられます。
赤身の部分は歯ごたえがあり、噛むほどに味が出てきます。
イチボは、赤身と脂肪のバランスがサーロインに似ています。サーロインは背中の部位で、ステーキにして食べるのが人気です。イチボも肉の味が濃いので、ステーキにするとおいしいですよ。
イチボの名前の由来
イチボという名前は、お尻の骨の形が由来になっています。牛のお尻の骨は、英語で「aitchbone(エイチボーン)」といい、「aitch」はアルファベットのH、「born」は骨を表します。牛のお尻の骨がHの形をしていることから、このように呼ばれています。
日本では「aitchbone(エイチボーン)」がなまって「イチボ」と呼ばれるようになりました。
イチボとランプの違い
ランプは、イチボと隣り合っている部位です。
イチボと同じもも肉に分類され、お尻の部分ではありますが、ランプは腰に近いところにあります。
イチボよりも脂肪が少なく、筋があるためイチボより固めの食感であり、あっさりとした味わいであることが特徴です。
イチボのおいしい食べ方
イチボは、ステーキやローストビーフ、焼肉で食べるのがおすすめです。サシが入っているため、特にステーキにするとジューシーに仕上がります。旨味が強い肉なので、食べごたえがありますよ。また、筋がほとんどなく脂肪があるため、固くなりにくく、しっとりしたローストビーフを作ることができます。赤身の部分は弾力があり、噛むほどに肉の味を楽しめます。
イチボはお尻の先にある希少部位
イチボは牛もも肉にあたり、お尻の先にある部位です。
1頭からわずかしか取れない希少な部位で、脂肪がありしっかりとした肉の旨味を感じられます。
イチボの肉質はサーロインに似ており、ステーキや焼肉など焼いて食べるとジューシーな味わいを楽しめます。
また、固くなりにくいためローストビーフにもおすすめですよ。イチボが手に入ったら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。