DELISH KITCHEN

イチボは牛肉のどの部位?ランプとの違いや食べ方をご紹介

作成日: 2021/10/03

牛肉にはさまざまな部位がありますが、ひとつに「イチボ」という部位があります。
ステーキや焼肉のメニューで見かけることもあるため、食べたことがある方もいるかもしれません。サシが入っていて柔らかく、旨味のあるジューシーな味わいが特徴ですが、どの部分の肉なのかご存じでしょうか。

この記事では、イチボについてやランプとの違い、イチボのおいしい食べ方などをご紹介します。

目次

  1. イチボについて
    1. イチボとは
    2. イチボの味・食感
    3. イチボの名前の由来
  2. イチボとランプの違い
    1. ランプとは
    2. 味・食感の違い
    3. 値段の違い
  3. イチボのおいしい食べ方
  4. イチボはお尻の先にある希少部位

イチボについて

イチボとは牛肉のどの部位で、どのような特徴があるのかみていきましょう。

イチボとは

イチボは牛のもも肉のひとつで、お尻の先にある部位です。
牛もも肉というと固いイメージがあるかもしれませんが、イチボはお尻の方の肉なので柔らかいのが特徴です。

しっかりとした味わいであることから、焼肉などでも人気の部位になっています。
1頭から少量しか取れない希少部位のため、値段は高めです。

イチボの味・食感

イチボはお尻の先にある部位のため、適度に脂肪が入っていて柔らかく、しっかりとした旨味が感じられます。
赤身の部分は歯ごたえがあり、噛むほどに味が出てきます。

イチボは、赤身と脂肪のバランスがサーロインに似ています。
サーロインは背中の部位で、ステーキにして食べるのが人気です。イチボも肉の味が濃いので、ステーキにするとおいしいですよ。

イチボの名前の由来

イチボという名前は、お尻の骨の形が由来になっています。
牛のお尻の骨は、英語で「aitchbone(エイチボーン)」といい、「aitch」はアルファベットのH、「born」は骨を表します。
牛のお尻の骨がHの形をしていることから、このように呼ばれています。

日本では「aitchbone(エイチボーン)」がなまって「イチボ」と呼ばれるようになりました。

イチボとランプの違い

イチボとランプの違いについてご紹介します。

ランプとは

ランプは、イチボと隣り合っている部位です。
イチボと同じもも肉に分類され、お尻の部分ではありますが、ランプは腰に近いところにあります。
イチボよりも脂肪が少なく、筋があるのが特徴です。

味・食感の違い

ランプには筋があるため、イチボより固めの食感です。
また、イチボよりも脂肪が少ないことからあっさりとした味わいで、濃厚な赤身の旨味を堪能できます。

値段の違い

牛肉はブランドやランクによって値段が大きく変動します。
同じのランクの牛肉では、ランプの方がイチボよりも手頃な値段になっています。
ランプはイチボよりも大きな部位なので、希少価値が低くなることが値段に関わっています。

イチボのおいしい食べ方

イチボは、ステーキやローストビーフ、焼肉で食べるのがおすすめです。

サーロインに似ているイチボは、ステーキに向いている部位です。
サシが入っているため、ステーキにするとジューシーに仕上がります。旨味が強い肉なので、食べごたえがありますよ。

イチボの肉質は、ローストビーフにもぴったりです。
筋がほとんどなく脂肪があるため、固くなりにくく、しっとりしたローストビーフを作ることができます。赤身の部分は弾力があり、噛むほどに肉の味を楽しめます。

また、イチボは焼肉でも人気の部位です。
焼くことで、外はカリッと中はジューシーなイチボを楽しめます。旨味が強い部位なので、塩でいただくのがおすすめですよ。
脂肪があるので、焼くときに網やプレートにくっつきにくいという特徴もあります。

イチボはお尻の先にある希少部位

イチボは牛もも肉にあたり、お尻の先にある部位です。
1頭からわずかしか取れない希少な部位で、脂肪がありしっかりとした肉の旨味を感じられます。

イチボの肉質はサーロインに似ており、ステーキや焼肉など焼いて食べるとジューシーな味わいを楽しめます。
また、固くなりにくいためローストビーフにもおすすめですよ。イチボが手に入ったら、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。