甘酒にアルコールは含まれているの?簡単に作れるレシピもご紹介
作成日: 2021/10/19
更新日: 2024/09/04
とろりとした食感と優しい甘みが特徴的な甘酒ですが、酒とついているからにはアルコールが含まれているのか気になりませんか。甘酒について、種類や作り方、アルコールの有無などをご紹介していきます。
甘酒を簡単に作れるレシピもご紹介しているので、そちらも是非参考にしてみて下さいね。
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
甘酒について
甘酒とはどんな食品なのか、特徴や原料、作り方までまとめてご紹介していきます。
甘酒とは
甘酒とは、米麹や酒粕を原料として作られる、日本の伝統的な甘味飲料のひとつです。とろみがついた白濁した見た目の飲み物で、優しい甘みがあるのが特徴です。米麹から作られる甘酒は、原料に砂糖などはあまり使用しませんが、甘みがあるのは酵素の作用が関係しています。
米麹に含まれている酵素が、デンプン質を分解し糖化することで甘い味わいが生まれます。甘いものが貴重だった江戸時代などでは、手軽に手に入る甘味として珍重されていました。中国には、もち米を原料とした甘酒と似た飲み物がありますが、米麹などを使用する甘酒は日本固有のものです。
甘酒の種類
甘酒は原料の違いによって大きく2種類に分けられます。米麹を主原料としたものと、酒粕を主原料としたものです。米麹から作られる甘酒は米麹と米から作られています。米麹、米、水を合わせたものを酵素がよく働く温度で保温しておくことで、酵素の作用によって米の澱粉が糖化され、甘酒が出来上がります。
米麹を使用する甘酒は温度管理が難しく、温度が低すぎると雑味が生まれたり、温度が高すぎると酵素がうまく働かず甘みが生まれないといった問題が起こります。製法に手間暇がかかりますが、十分な甘みがあるのが特徴で、砂糖などは加えないことが多いです。
酒粕から作られる甘酒は、酒粕をお湯にとき、砂糖などで甘みをつけるという製法で作られています。一般的には米を主原料とする日本酒由来の酒粕を使用することが多いですが、みりん粕を使用することもあります。温度調整などが必要ないため、簡単に作成できますが、甘みが十分でないこともあるので砂糖などを加える必要があります。
甘酒にアルコールは含まれるのか
日本固有の甘味飲料である甘酒ですが、「酒」という名前なので、アルコールを摂る事は避けたい、妊婦や子供、また運転中や授乳中のような人たちが飲んで良いのか気になりますよね。ご紹介した2種類の甘酒のアルコールの有無についてそれぞれご紹介していきます。
米麹から作られる甘酒にはアルコールは含まれていません。米のデンプンを糖化して作られるため、アルコールは生成されません。
市販されているものも基本的にはノンアルコールのソフトドリンクとして販売されています。
酒粕から作られる甘酒はアルコールが含まれています。酒粕は清酒を醸造するときに、もろみから清酒をしぼった残りであるため、アルコール分が含まれているのです。酒粕をお湯に溶いて作られた甘酒は、酒に弱い人だと酔ってしまう程のアルコールが含まれていることもあるため注意が必要です。
DELISH KITCHENの甘酒レシピ
酒粕甘酒
酒粕から作る甘酒のレシピをご紹介します。材料は酒粕、砂糖、塩のみです。作り方もとても簡単で、鍋に水、砂糖、酒粕を入れ、混ぜながら煮ていき、ふつふつしてきたところで塩を加えれば出来上がりです。
※このレシピはアルコールを含んでおります。未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
甘酒には米麹から作るものと酒粕から作るものがある
いかがだったでしょうか。今回は甘酒について原料や作り方といった特徴から、ちょっと気になるアルコールが含まれているのかまでまとめてご紹介しました。米麹から作られる甘酒はアルコールが含まれていませんが、酒粕から作るものはアルコールが含まれていることがあるので、確認してみて下さいね。