アルデンテとは?アルデンテの目安も解説
作成日: 2020/04/03
パスタの茹で加減は、「アルデンテ」という状態がベストだといわれています。料理好きな人はもちろんのこと、普段料理をしない人でもその言葉くらいは知っているという人も多いでしょう。では具体的にアルデンテとは、どれくらいの茹で加減が目安なのでしょうか。そこでこの記事では、パスタを作るうえで押さえておきたいアルデンテの意味と、茹で加減の目安について解説します。
アルデンテとは?
アルデンテはイタリア語で書くと「al dente」です。直訳すると「歯に」という意味になりますが、料理においては「歯ごたえのある」という意味で使われます。つまり、パスタを少し歯ごたえが残る程度に茹で上げた状態が、アルデンテなのです。アルデンテという言葉は、パスタ以外にも米や野菜の茹で加減の目安として使う場合があります。
ただし、あくまでもアルデンテとは「茹でたときの状態」であって、「食べる時の状態」ではありません。パスタは茹でたあとソースと和えたり、炒めたりすることでさらに熱が入っていきます。食べるときに、麺がちょうど良い硬さになっているには、アルデンテの状態、すなわち少し芯が残る程度に茹でる必要があるというわけです。
アルデンテに茹でる方法
アルデンテの基準は、一般的に「髪の毛1本分の芯が残る程度」などといわれています。厳格な決まりはありませんが、袋に記載されている茹で時間より、1分程度短めに茹で上げるのが目安です。パスタを1本引き上げてみて、指で切って断面に芯が残っているか確認してみると良いでしょう。また、パスタを茹でる際、お湯に対し1%程度の塩を入れることで、アルデンテにしやすくなります。これは、塩がパスタに含まれるデンプンの糊化(糊状になること)を遅らせるからです。
冷製パスタを作る場合は、袋の表示時間よりも1~2分長めに茹でましょう。これは茹でてから冷水で締める工程があるため、芯を残して茹でてしまうと、食感がかなり硬めになってしまうからです。マカロニやペンネといったショートパスタに関しては、調理法によって茹で加減を変えると良いでしょう。ソースとさっと和えるだけなら、芯を残さずに茹でたほうが食感が良くなります。スープで煮込むような調理法であれば、少し芯を残して茹でるのがおすすめです。
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アルデンテに茹でたパスタでおいしい料理を作ろう!
アルデンテとは、歯ごたえのある状態という意味で、パスタや米などの茹で加減のことをいいます。パスタをアルデンテの状態に茹でる理由は、茹でてからソースと和える際の加熱時間を差し引いているからです。アルデンテに厳格な基準はないものの、おいしく茹でるコツはあります。今回紹介した方法や、茹で時間の目安を参考にして、パスタ料理に役立ててみてはいかがでしょうか。