プチヴェールとはどんな野菜?簡単レシピもご紹介!
作成日: 2021/11/10
比較的新しい野菜である「プチヴェール」をご存じでしょうか。最近は少しずつスーパーの店頭などでも並ぶようになり、見かけたことがある方もいるかもしれません。
プチヴェールとはフランス語で「小さな緑」という意味ですが、この野菜はフランス生まれではなく日本で品種改良されて生まれた野菜です。今回は、このプチヴェールについてご紹介します。
プチヴェールについて
プチヴェールとはどのような野菜でしょうか。その見た目や味、旬などを詳しくご紹介します。
プチヴェールとは
プチヴェールは1990年に静岡県の農場で、ケールと芽キャベツを掛け合わせて作られた野菜です。
プチヴェールの苗は一見すると、芽キャベツと同じように見えますが、茎に付いている葉が芽キャベツとは違います。葉は結球せずに、小さな葉がバラの花のような形で付いています。この葉を収穫したものが、プチヴェールとして販売されています。
プチヴェールの一般的な販売価格は、量や生産者によって多少のバラツキがありますが、1袋(1パック)で200~300円前後です。
プチヴェールの味
プチヴェールは味にクセがなくケールのような苦みもないため、いろいろな料理に使うことができます。
ほかの野菜と比べると糖度が高いため、サッと塩茹でしただけでもほんのりとした甘味を感じ、おいしく食べることができます。
プチヴェールの旬
プチヴェールの旬は芽キャベツと同じくらいの時期で、11月頃から3月頃まで出回ります。
気温が下がってくると葉に甘味が増してきて、さらにおいしく味わうことができます。
プチヴェールの栄養
プチヴェールは、カルシウムやβカロテン、ビタミンC、ビタミンE、食物繊維、カリウムなど、が含まれています。
野菜に熱を加えて調理するとビタミンなどが失われてしまいがちになりますが、プチヴェールの場合は短時間の加熱調理で食べることができるため、栄養をあまり失うことなく摂取できます。
プチヴェールのおいしい食べ方
プチヴェールをおいしく食べるための調理方法とポイントについてご紹介します。
茹でる
プチヴェールの茹で方のポイントは、短時間で茹でることです。長時間加熱してしまうと葉がクタっとなり、色や歯ごたえも悪くなってしまいます。
茹で時間は熱湯で1分半~2分くらいがよく、甘味が出て見た目も鮮やかにシャッキリと仕上がります。よく洗ってから茹でるようにしましょう。
茹でたあとは、肉料理や魚料理の添え物にしたり、サラダとして食べるのもおすすめです。
炒める
プチヴェールは、炒めてもおいしく食べることができます。炒める場合も、短時間で調理したほうが歯ごたえよく仕上がります。
プチヴェールのガーリックソテー
ガーリックの香りとピリッと辛い唐辛子が、プチヴェールによく合う一品です。短時間で料理が完成するので、忙しいときにもおすすめです。
豚肉とプチヴェールのごまみそ炒め
濃厚なごまみそと豚肉、プチヴェールの相性は抜群です。プチヴェールのほんのりとした甘さが豚肉の味を引き立ててくれます。ぜひ熱々のうちにいただきましょう。
プチヴェールのバター醤油炒め
朝食などに、プチヴェールのバター醤油炒めはいかがでしょう。プチヴェールは短時間の加熱で仕上がるので、忙しい朝でもすぐに作ることができます。ソーセージ以外の具材でも、いろいろと試してみてください。
プチヴェールの魅力は豊富!
プチヴェールは、ケールと芽キャベツを掛け合わせて生まれた、甘味のあるクセのない味わいの野菜です。
バラの花のような美しい形と鮮やかな緑色で、華やかな見た目をしています。また、短時間の加熱で食べることができるため、手軽に料理に取り入れることができますよ。
このようにプチヴェールの魅力は豊富です。見かけたらぜひ手に取ってみてください。