オクラの花とは?花オクラについてや食べ方をご紹介
作成日: 2021/12/15
ネバネバの食感と独特の形状が特徴のオクラですが、花オクラという食材があるのをご存じでしょうか。普段の料理ではあまりなじみのないものなので、味や食感、食べ方など分からないことも多いかもしれません。
この記事では、オクラの花についてや花オクラの特徴、おすすめの調理法などをご紹介します。
オクラの花について
まずはオクラの花についてご紹介します。そもそも、オクラとはどのような野菜なのかも確認しましょう。
オクラとは
オクラは、アオイ科トロロアオイ属の野菜です。原産国はアフリカ北東部のエジプトやエチオピアといわれています。
鮮やかな緑色で、五角柱をした見た目が特徴です。シャキシャキと歯ごたえがあるだけでなく、独特な粘り気も楽しめます。
オクラの花とは
オクラの花は、オクラの成長過程で咲く花のことです。発芽したオクラの植え付け後、約1ヶ月でレモンイエローの色をした花が咲き始めます。
オクラの花は1日花なので、1度咲いたらその日のうちにしぼんでしまいます。
花オクラについて
花オクラという食材がありますが、どのようなものなのでしょうか。
花オクラとは
花オクラもオクラと同様に、アオイ科トロロアオイ属に分類されます。花の色がレモンイエローで1日花であることもオクラと共通しています。
花オクラは花を食べるためにオクラを品種改良したもので、中国が原産国です。「トロロアオイ」や「黄蜀葵(オウショッキ)」とも呼ばれ、食用花として出回っています。現在も中国で栽培されており、6〜8月に旬を迎えます。
オクラとの違い
花オクラは、オクラよりも大きな花を咲かせるのが特徴です。オクラは緑色の実を食用にしますが、花オクラは花を食べます。オクラと同じアオイ科トロロアオイ属でも、花オクラは花をおいしく食べられるように品種改良されています。
花オクラの味
花オクラは味がほとんどしませんが、オクラのような風味をほのかに感じることができます。生ではシャキシャキとしていて、加熱するととろっとした食感になります。
見た目がきれいな特徴を活かして、サラダやおひたしなどシンプルな調理法の料理や、天ぷらなどの揚げ物にも向いています。
花オクラの食べ方
花オクラのおすすめの食べ方をご紹介します。
おひたし
花オクラを初めて食べる場合、素材そのものの味わいを堪能できるおひたしがおすすめです。ゆでた花オクラは、とろっとした粘り気が出てきます。酢を加えたお湯でゆでることで鮮やかな色を保つことができるので、花オクラが手に入った際は試してみましょう。
天ぷら
花オクラは天ぷらにしてもおいしくいただけます。揚げるとサクサクとした衣と、とろっと粘りのある花オクラの食感を同時に楽しめます。たんぱくな味わいながら、ほんのりオクラのような風味が感じられるので、塩でいただくのがおすすめです。
花オクラはオクラを品種改良した食用花
花オクラとは、オクラと同じアオイ科トロロアオイ属に分類される食用花です。とろっとした食感で、ほのかにオクラのような風味が感じられます。
サラダやおひたしなど、きれいな色合いや見た目を活かした調理方法がおすすめです。天ぷらにしてもおいしくおいただけますよ。花オクラが手に入った際には、ぜひ試してください。