バターの賞味期限とは?消費期限との違いや保存方法も解説
作成日: 2021/12/24
普段から料理やお菓子によく使われるバターは、常備しているご家庭も多い食材ですね。購入してから何回か使ったものの、しばらく冷蔵庫に入れていたら賞味期限が切れてしまっていたなんてことはないでしょうか。
この記事では、バターの賞味期限や保存方法、捨てる目安となるサインについてご紹介します。また、賞味期限と消費期限の違いについても確認しておきましょう。
バターの賞味期限について
バターの賞味期限についてや、賞味期限と消費期限の違いもご紹介します。
バターの賞味期限とは
バターには賞味期限があります。賞味期限とは、おいしく食べることのできる期限のことです。パッケージ等に記載されている賞味期限は、未開封で適切な温度で保存した場合を想定しているため、開封すると無効になります。
開封後のバターは、同じ冷蔵庫で保存しているほかの食品の匂いが移りやすくなります。また、開封によってバターが空気に触れるため、酸化して風味が悪くなってしまうこともあります。そのため、開封後は表示されている賞味期限に関わらず、早めに食べるのがおすすめです。
賞味期限と消費期限の違い
賞味期限とは、おいしく食べることができる期限(best before)のことで、品質の低下が穏やかな食品に表示されます。品質の劣化が穏やかな食品とは、スナック菓子、即席めん類、缶詰、牛乳、乳製品などです。乳製品であるバターも、パッケージに賞味期限が記載されています。
消費期限は、過ぎたら食べない方がよい期限(use by date)のことで、劣化しやすい食品に表示されます。弁当、調理パン、そうざい、生菓子類、食肉、生めん類などが該当します。
ただし、賞味期限も消費期限も未開封のまま適切に保存した場合の期限です。そのため、一度開封したら期限に関わらず、早く消費する必要があります。
バターの保存方法
開封後のバターは冷凍保存できます。バターは空気に触れると風味が落ちやすいので、冷凍用保存袋に入れて密閉しましょう。使いやすいサイズに切って保存しておけば、すぐに料理に使えます。
冷凍の保存方法は、こちらの動画をご覧ください。
バターの捨てるサインと見分け方
油の酸化した臭いがする、表面や内部にカビが生えている、ボロボロやベタベタな状態になっているなど、いずれかに当てはまるバターは食べることをおすすめできません。
バターは、開封後に品質が落ちやすくなるのはもちろんのこと、未開封で賞味期限内でも保存状態が悪い場合は、劣化が進んでしまうことがあります。
賞味期限はおいしく食べられる期限なので、期限が切れてしまうとすぐに食べられなくなるというわけではありません。ただし、安全にいただくためにもパッケージの記載通りに保存し、早めに食べ切るようにしましょう。
また、開封後は賞味期限に余裕があっても、なるべく早めに使うのがおすすめです。
開封後のバターは賞味期限に関わらず早めに食べよう
バターは比較的に品質が落ちにくい食品なので、賞味期限が記載されています。賞味期限はおいしく食べることができる期限のことで、未開封で適切に保存した場合を想定しています。
そのため、開封後のバターは徐々に品質が落ちていくだけでなく賞味期限は無効となるため、なるべく早めに食べるのがおすすめです。安全にいただくためにも正しく保存して、おいしい状態でバターを使い切るようにしましょう。
【参照】
・一般社団法人 日本乳業協会
(https://nyukyou.jp/dairyqa/2107_169_254/)
・社団法人 日本乳業協会 乳製品の期限表示設定のためのガイドライン
(http://www.mac.or.jp/mail/080910/pdf/080910_02.pdf)
・消費者庁 食品の期限表示
(https://warp.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/10993152/www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin375.pdf)(2021/12/24)