土用餅とは?土用の丑の日の習慣やレシピをご紹介
作成日: 2021/12/28
土用と聞くと、夏の暑い時期である土用の丑の日にうなぎを食べる風習が思い浮かぶでしょう。ほかにも同じ土用という言葉がつく、土用餅をいうものがあるのをご存じでしょうか。
この記事では、土用餅についてどのような風習なのか解説するとともに、土用餅に用いられる餅のレシピもご紹介します。
土用餅について
まずは、土用餅についてご紹介します。
土用とは
土用は、暦における立春、立夏、立秋、立冬の4つの時期における、それぞれの前の18日間のことを指します。季節の変わり目であるこの時期は体調を崩しやすいため、健康に過ごせるように栄養のある食べ物を食べる風習が生まれました。
現在では、夏の暑さに負けず健康に過ごせるようにと無病息災を願って、夏の土用の丑の日には「う」から始まる食べ物を食べる習慣があります。
土用の丑の日に食べることの多いうなぎについては、以下の記事でご紹介しているので参考にしてください。
土用餅とは
土用餅も夏の土用に関係している風習で、土用の入りの日に餅を食べるというものです。土用餅の風習が始まったのは江戸時代といわれており、小豆を使った小豆餅が食べられていました。現在でも、土用の入りの日に小豆餅を食べる習慣が続いています。
古くから小豆の赤い色には厄除けの力があるとされ、暑さの厳しいこの時期に小豆を使った餅を食べることで、無病息災がかなうといわれています。
一般的に土用餅には、餅をあんこで包んだあんころ餅(あんこ餅)が用いられています。
DELISH KITCHENのあんころ餅のレシピ
ご家庭で楽しめる、あんころ餅のレシピをご紹介します。
あんころ餅
白玉粉で作ったもっちりとした食感の団子を、なめらかな食感のこしあんで包んで仕上げます。小さく丸めた団子は、ひと口サイズで食べやすいですよ。少ない材料で簡単に作れるので、ぜひお試しください。
土用餅は無病息災を願って夏の土用に食べる餅のこと
土用餅とは、夏の土用の入りにあんころ餅を食べる風習のことです。江戸時代より続いている習慣で、夏の暑い時期を健康に過ごせるようにと無病息災を願って食べられています。
一般的な土用餅は、小豆を使ったあんころ餅です。健康に過ごせることを祈って、夏の土用には土用餅を楽しむのもよいでしょう。