うなぎの旬はいつ?美味しい時期やレシピをご紹介
作成日: 2021/08/27
うな重やうなぎ丼、ひつまぶしなど、ご飯と相性抜群のうなぎは、夏に食べられているイメージがありませんか。
年中おいしいうなぎですが、本来うなぎの旬は夏ではないのです。
この記事では、うなぎの旬や土用の丑の日について、うなぎの定番レシピやアレンジレシピなどをご紹介します。
うなぎをおいしく食べられる時期
夏に食べられていることの多い、うなぎの旬についてご紹介します。
天然と養殖で旬が異なる
天然のうなぎの旬は、身に脂がのっている初秋から冬の時期です。
うなぎは水温が下がると冬眠に入る性質があり、冬場に向けて脂がのるようになるためです。
養殖のうなぎは、水温がコントロールされた中で育つため、本来旬の時期はありませんが、需要が高まる夏に向けて準備されていることが多くなっています。
一般的に出回っているうなぎの多くは養殖物ですが、天然物としては静岡県の浜松市にある浜名湖や、高知県を流れる四万十川、滋賀県の琵琶湖でとれるものなどが有名です。
なぜ土用の丑の日にうなぎを食べるのか
もともと「土用」とは夏の時期だけのものではなく、立春、立夏、立秋、立冬の前の、18日間を指す言葉です。
夏の土用には「う」から始まる食べ物を食べる習慣があり、季節の変わり目で体を壊しやすいことから、滋養がある食材とされてきたうなぎを食べるようになったといわれています。
DELISH KITCHENのうなぎの定番レシピ
うなぎの蒲焼のおいしい温め方やたれの作り方、うなぎの定番のレシピをご紹介します。
・うなぎの蒲焼きの温め方
うなぎの蒲焼きをフライパンで簡単に温める方法をご紹介します。
まずは、食べやすい大きさに切っておきましょう。
フライパンにうなぎを並べ、酒をふりかけて加熱し、ふつふつとしてきたら蓋をして蒸し焼きにします。うなぎのたれをかけたらできあがりです。
ほんのひと手間でふっくらとおいしく仕上がりますよ。
詳しくは、こちらの動画で確認してみましょう。
・うなぎのたれの作り方
甘辛い味わいでご飯にもよく合う、うなぎのたれはご家庭でも簡単に作れます。
小鍋に、酒、みりんを入れて煮立たせ、砂糖、たまり醤油を入れ煮つめるだけです。
アクが出てきたら取り除くようにしましょう。
うなぎにはもちろん、照り焼きチキンや焼き鳥、焼きおにぎりなど、ほかの食材にも使うことができます。
詳しい作り方は、こちらの動画をご覧ください。
うなぎ丼
ごはんの上にうなぎの蒲焼きをのせた定番のうなぎ料理です。
うなぎはフライパンで蒸し焼きにすることで、ふっくらと仕上がります。
ひつまぶし
薬味やだしを使って味を変えながら、何度も楽しめるひつまぶしです。
昆布とかつお節から取っただしで、本格的な味わいに仕上がります。
う巻き
うなぎの蒲焼きを卵で巻いた卵焼きです。
たれはレンジで加熱するだけで簡単に作れます。卵焼きは最後に巻きすで形を整えるときれいに仕上がります。
うざく
うなぎの蒲焼きときゅうりを合わせた、さっぱりとした味わいの酢の物です。
きゅうりは塩をふり水気を切ることで、料理が水っぽくなるのを防ぎます。しょうがの爽やかな風味がよいアクセントになります。
DELISH KITCHENのうなぎのアレンジレシピ
うなぎは定番料理のほかにも、さまざまな食べ方で楽しめます。
ここでは、うなぎを使ったアレンジレシピをご紹介します。
【ご飯・丼】
うなぎと枝豆の炊き込みご飯
枝豆の緑色がきれいな、うなぎの炊き込みご飯です。
うなぎの蒲焼き、しょうゆ、みりんなどでしっかりとした味わいです。丼にするほどのうなぎの量がないというときにもおすすめです。
うなぎの卵とじ丼
うなぎの蒲焼きと玉ねぎ、三つ葉を卵でとじた食べごたえ抜群の丼です。
味付けはみりんとしょうゆのみとシンプルですが、うなぎの甘辛い味わいでご飯がすすみます。
柚子胡椒だれのうなぎの白焼き丼
うなぎの白焼きをごはんの上に盛り付けた丼です。
たれは柚子胡椒を加えることで、ピリッとした辛味と爽やかな風味がプラスされます。みょうがや大葉をのせていただきましょう。
うなぎのネバネバ丼
うなぎの蒲焼に長芋とオクラを合わせたネバネバ食感の丼です。
白だしは商品によって塩分量が異なっているため、味を見ながら調整するようにしましょう。
うなぎと塩昆布のおにぎり
うなぎの蒲焼き、塩昆布、大葉でおにぎりを作ります。
うなぎの蒲焼きは酒をふりレンジで加熱することで、簡単にふっくらと仕上がります。
うなぎのとろろ茶漬け
うなぎの蒲焼きに長芋のとろろを合わせた一品です。
そのまま食べる、薬味と食べる、だし汁をかけて食べるなど味を変えながら楽しめます。
【寿司】
鰻のちらし寿司
彩り豊かで豪華な見た目のちらし寿司です。
うなぎの蒲焼き、いくら、桜でんぶ、錦糸卵などをトッピングしたちらし寿司は、パーティーなどにもおすすめです。
うなぎのちらし寿司
うなぎの蒲焼き、きゅうり、炒り卵などを具材にしたちらし寿司です。
酢飯には少量のめんつゆを加えます。大葉の風味とみょうがの食感がよく、さっぱりといただけます。
うなぎロール
うなぎの蒲焼き、アボカド、きゅうり、炒り卵と具材たっぷりの巻き寿司です。
卵は炒り卵にするので卵焼きより手軽に作れます。うなぎを乗せることで豪華な巻き寿司に仕上がります。
うなぎのオープンいなり寿司
うなぎを乗せた見た目も豪華ないなり寿司です。
酢飯には枝豆のほかに、うなぎと相性のよい山椒を加えます。甘辛い味わいの油揚げがうなぎとよく合います。
【麺】
うなぎの山かけうどん
うどんに、うなぎの蒲焼きと大和芋のとろろをトッピングした一品です。
みょうがや大葉の爽やかな風味がきいています。わさびを添えていただきましょう。
さっぱりそうめんのうなぎのせ
うなぎの蒲焼きの卵とじをそうめんの上に乗せた一品です。
しょうがを加えた、さっぱりとした味わいのたれをかけていただきます。いつもとひと味違ったそうめんを楽しみましょう。
うなぎのバターしょうゆパスタ
うなぎはパスタにアレンジしても楽しめます。
ゆでたパスタを調味料と和えて、うなぎの蒲焼をトッピングするだけで作れます。山椒をかけていただきましょう。
【おかず】
うなぎのねばねば和え
うなぎの蒲焼、オクラ、長芋をめんつゆとわさびで和えた一品です。
オクラはレンジで加熱するので手軽に作れます。長芋はすりおろさずに叩いて細かくします。
うなぎ入り茶碗蒸し
具材はうなぎの蒲焼きのみのシンプルな茶碗蒸しです。
蒸すことでうなぎがふっくらと仕上がります。蒸し器がなくても深めの鍋で作れますよ。
うなぎとじゃがいものオープンオムレツ
うなぎの蒲焼きを、卵やじゃがいもと一緒に洋風にアレンジしたオムレツです。
オムレツはフライパンの形に沿って丸く形を整え、うなぎを乗せたあと蓋をして蒸し焼きにします。
うなぎの柳川風
卵を使った寒い時期にもおすすめの一品です。
うなぎの蒲焼き、ごぼう、木綿豆腐を調味料と一緒に鍋で煮込み、溶き卵を加えます。お好みで山椒をふっていただきましょう。
うなぎの蒲焼コロッケ
うなぎの蒲焼きをコロッケにアレンジした一品です。
味付けには塩やマヨネーズに加え、山椒、うなぎのたれを使うことで全体の味わいがまとまります。
年中おいしいうなぎは本来は冬が旬!
夏に食べられているイメージのうなぎですが、天然物の旬は冬になります。
一般的に出回っているうなぎの多くは養殖物のため、旬の時期以外にもおいしいうなぎを楽しむことができます。市販のうなぎを購入したときには、酒をふりかけてフライパンで蓋をして蒸し焼きにすると、ふっくらと仕上がりますよ。
うなぎはご飯に乗せるのはもちろん、ほかの食材と組み合わせてアレンジすることができます。
定番の食べ方のほかにも、さまざまなバリエーションでうなぎを味わってみてはいかがでしょうか。