酒盗とは?塩辛との違いやおすすめレシピをご紹介
作成日: 2022/01/08
ほどよい塩気がお酒によく合い、おつまみにぴったりな酒盗。好んで食べるという方もいるでしょう。そんな酒盗は塩辛とよく似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
この記事では、酒盗の特徴や塩辛との違い、おすすめの食べ方と合わせてレシピもご紹介します。
酒盗について
酒盗の特徴や名前の由来についてご紹介します。
酒盗とは
酒盗は、おもにカツオやマグロの内臓を塩蔵熟成させて作る塩辛のことです。魚を発酵させているため、発酵食品の独特の匂いがあります。塩蔵熟成させた酒盗はほどよい塩気があり、おつまみとして人気があります。
また、酒盗という名前の由来は諸説ありますが「お酒が進みすぎて、お酒を盗んででも飲みたくなる」という意味から名付けられたといわれています。
酒盗の食べ方
酒盗はおつまみとしてはもちろん、ご飯のおともとして食べることができます。ほどよいしょっぱさがご飯にぴったりです。
また、クリームチーズともよく合うので乗せて食べるのもよいでしょう。酒盗は和製アンチョビといわれることもあり、アンチョビのようにクラッカーに乗せる食べ方もおすすめです。
ピザやパスタなどの洋食とも相性抜群なので料理にも使用できます。シンプルな味付けのパスタやピザに添えてみましょう。
ほかにも、じゃがバターに乗せて食べるのもおいしいですよ。こちらのレシピも参考にしてください。
・酒盗じゃがバター
ほくほくのじゃがバターに塩気のきいた酒盗を乗せたレシピです。おつまみにぴったりの大人向けのじゃがバターです。簡単レシピなのでさっと作れますよ。
塩辛との違い
まずは、使用している魚の部位の違いです。酒盗は内臓のみを使っていますが、塩辛は魚の身や卵巣など、内臓以外も使って作られています。
また、熟成期間にも違いがあります。酒盗は半年から1年以上かけて熟成させます。一方、塩辛は酒盗よりも短く、半年程度の熟成期間です。
このように酒盗の方が長時間発酵させているため、塩辛よりも独特のコクと深みがあります。
ただ、使用している部位や熟成期間の違い以外に製造方法に大差はありません。塩辛という分類の中に酒盗がある、という考え方でよいでしょう。
酒盗をアレンジしておつまみや料理を楽しもう
酒盗と塩辛の違いは、使用する部位や熟成期間の違いと分かりました。塩辛よりも熟成期間が長い酒盗はコクや深みのある味わいが特徴です。
ほどよい塩気はおつまみに最適で、ほかにもさまざまな食べ方で楽しめます。ご紹介したレシピも参考に酒盗を味わってみましょう。