DELISH KITCHEN

カラマンダリンとは?旬や選び方・おすすめの食べ方もご紹介

作成日: 2022/03/24

スーパーなどにみかんが出回るのは冬ですが、春にも店頭に並んでいるのを見かけたことはありませんか。それは春に旬を迎えるみかんの一種、カラマンダリンかもしれません。あまり聞き慣れない名前ですが、どんな果物なのでしょうか。

この記事では、カラマンダリンについて特徴や旬の時期、選び方から保存方法、おすすめの食べ方などをご紹介します。

目次

  1. カラマンダリンについて
    1. カラマンダリンとは
    2. カラマンダリンの旬・産地
  2. カラマンダリンの選び方
  3. カラマンダリンの食べ方
  4. カラマンダリンの保存方法
  5. 柑橘の種類について
  6. 春に出回るおいしいカラマンダリンを味わおう

カラマンダリンについて

まずは、カラマンダリンについてご紹介します。

カラマンダリンとは

カラマンダリンは、ミカン科ミカン属の柑橘の一種です。正式な名称は「カラ」といい、スーパーなどでは「カラオレンジ」「南津海」という名前で並んでいることもあります。

その歴史は古く、1935年にカリフォルニア大学のフロスト博士が、温州みかんとキングタンゴールドを交配させたことにより誕生しました。日本には、1955年に入ってきて栽培が始まっています。

温州みかんとほとんど同じ栄養を持ち、みかんよりも皮がデコボコしているのが特徴です。ほかの種類に比べて木に実っている期間が長いカラマンダリンは、やわらかくみずみずしい果肉と濃厚な味わいが楽しめる柑橘です。

カラマンダリンの旬・産地

カラマンダリンの旬は、4月下旬から5月下旬です。生産地では4月初旬から収穫されますが、酸味を抜くために2週間から1ヶ月ほど貯蔵してから出荷されます。

日本国内での生産は、6割ほどを愛媛県が占めています。次いで、和歌山県や三重県がそれぞれ2割を生産しています。愛媛県の中でも松山市でおもに栽培され、カラマンダリンは「まつやま農林水産ブランド」に認定されています。

カラマンダリンの選び方

カラマンダリンを購入するときは、皮がみずみずしく全体的によく色づいているものを選ぶようにしましょう。色づきがまばらになっているものは避けます。

また、持ったときにしっかりと重量感があるものは果汁を含んでる証拠なので、ジューシーな味わいが楽しめます。軽く触ってみてフカフカとしている場合は、果肉と皮の間に隙間ができていて傷みやすくなっているので注意しましょう。

カラマンダリンの食べ方

カラマンダリンは、温州みかんのように手で皮をむいて、そのまま食べられます。果肉を包んでいるじょうのう膜は、生育する環境によって厚みに多少の差はありますが、むかずに食べることができます。

ほどよい甘味と酸味が特徴のカラマンダリンは、木に実っている期間が長いため濃厚でジューシーな果汁が楽しめます。そのままでもおいしいですが、味がしっかりとしているので、ジャムやジュース、ゼリーなどにアレンジするのもおすすめです。

カラマンダリンの保存方法

カラマンダリンは、みかんと同じように保存することができます。ヘタを下に向けて並べ、風通しのよい涼しい場所に置きましょう。冷蔵保存すると乾燥しやすく、おいしさが半減してしまうのでおすすめできません。

気温が高く室温が高い場合に限り、冷蔵庫の野菜室で保存します。その際は、乾燥しないようにポリ袋に入れて水分の蒸発を防いでください。

詳しくはこちらでご紹介しています。

柑橘の種類について

カラマンダリンのほかにも、柑橘類にはさまざまな種類があります。詳しくはこちらでご紹介しているので、参考にしてください。

春に出回るおいしいカラマンダリンを味わおう

カラマンダリンは春に旬を迎える柑橘類の一種です。愛媛県や和歌山県、三重県で栽培されており、甘味と酸味のバランスが取れていて、しっかりとした味わいが特徴です。おいしいカラマンダリンを楽しむには、全体的に色づいて重量感のあるものを選ぶようにしましょう。

そのまま味わうのはもちろん、ジャムやジュースなどにアレンジするのもおすすめです。店頭でカラマンダリンを見つけたら、手に取ってはいかがでしょうか。

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