生クリームの賞味期限はどのくらい?開封後の日持ちや保存方法も解説
作成日: 2022/03/25
お菓子や料理に使われる生クリームですが、一度に使いきれない場合もあるでしょう。数日前に残ってしまったものや、賞味期限が切れたものは食べることができるのか、悩む方も多いかもしれません。乳製品である生クリームは、品質の劣化も早そうなので気になるところです。
この記事では、生クリームの賞味期限についてや開封後の日持ち、避けたほうがよい生クリームの見分け方などを解説します。
生クリームの賞味期限
一般的に「生クリーム」と呼ばれる製品には、いろいろな種類があります。ここでは、種類別の賞味期限についてご紹介します。
クリーム(乳製品)
食品表示の種類別の箇所に「クリーム(乳製品)」と書かれている生クリームの賞味期限は、未開封の場合で約1週間です。開封してしまった場合は、1~2日で使い切りましょう。
クリーム(乳製品)は、乳脂肪分18%のもので、乳化剤や安定剤などの添加物は一切加えられていません。生乳のみを使用しているため、賞味期限は短くなっています。
乳又は乳製品を主要原料とする食品
食品表示の種類別の箇所に「乳又は乳製品を主要原料とする食品」と表示されているものは、乳化剤や安定剤などが添加されているため、クリーム(乳製品)よりも賞味期限は長めです。
未開封のものであれば約3ヶ月の賞味期限ですが、開封後は早めに使用しましょう。
ホイップ
種類別で「乳又は乳製品を主要原料とする食品」に当たるのがホイップです。ホイップはヤシ油やパーム油、なたね油などの植物性油脂や添加物を原料としています。
賞味期限は未開封の場合は約1ヶ月です。開封後は3~5日で使い切ることをおすすめします。
フレッシュ
コーヒーに入れるポーションタイプのミルク「コーヒーフレッシュ」がこれに当たります。フレッシュも種類別で「乳又は乳製品を主要原料とする食品」に該当し、植物油脂や乳化剤などから作られています。安定剤や保存料も含まれているため、常温保存も可能です。
賞味期限は約3ヶ月と長く、小分けになっているため使い勝手がよいという特徴もあります。
賞味期限切れの生クリームはいつまで使えるのか
賞味期限とは、未開封のままで表示通りの保存方法を守って保存していた場合の、安全においしく食べられる期限のことです。基本的には、この期限を過ぎたからといって直ちに食べられなくなるというわけではありません。
しかし、生クリームの場合は原料である油脂が酸化する可能性もあるため、避けたほうがよいでしょう。特に、動物性油脂を使い添加物を使用していない生クリームはより酸化しやすいため、期限の過ぎたものは食べないほうが安全です。
また、一度でも開封したものは雑菌などが入る可能性があります。酸化を早めることにもつながるため賞味期限内であっても1〜2日を目途に、なるべく早めに使い切るようにしましょう。添加物を使用していない生クリームは特に鮮度が落ちやすいため、開封後の保存は避け、使い切ってしまうことをおすすめします。
劣化した生クリームの見分け方
傷んでしまった生クリームを見分けるには、匂い、見た目、味に注目しましょう。
匂い
生クリームが傷んでしまっている場合は、酸っぱい匂いがしたり、カビ臭い匂いがします。このようなものは使用してはいけません。
見た目
傷んだ生クリームの見た目には特徴があります。変色していたり、膜が張っている、水分と脂肪分が分離して塊ができている、カビが生えているなどです。見ただけでいつもと違う状態と分かるものはすぐに捨てましょう。
味
見た目や匂いでは傷んでいるか分からない場合もあります。食べてみて酸っぱい味がしたり、苦味があるものは使用しないようにしましょう。このような味を感じた際には、すぐに口から出すようにしてください。
生クリームの保存方法
乳製品である生クリームは、常温保存はせず冷蔵庫で保存します。また、ホイップした後の生クリームであれば、冷凍保存することも可能です。使いやすいように小分けにしてラップに包んでおけば、使いたい分を取り出せるのでとても便利ですよ。
冷凍での保存方法については、こちらをご覧ください。
賞味期限切れの生クリームは使わないほうがよい
生クリームにはいろいろな種類があります。特に種類別の箇所に「クリーム(乳製品)」と表示されたものは添加物などが一切使用されていないため、賞味期限も短く傷みやすいといえます。そのため、賞味期限が切れた生クリームは使わないほうがよいでしょう。
また、賞味期限が間近のものも念のため、見た目や味、匂いなどを確認して使うと安全です。生クリームは冷蔵保存するほか、ホイップしたものは冷凍保存もできるため、適切に保存してむだなく使い切りましょう。