DELISH KITCHEN

野菜室の正しい使い方は?温度や湿度・収納方法も解説

作成日: 2022/03/31

冷蔵庫は冷蔵室や野菜室、チルド室、冷凍庫など、いくつかに分かれています。それぞれに特徴があり、野菜や果物によって適した保存場所があります。

この記事では、冷蔵庫の中でも野菜室について解説します。野菜室の特徴や保存に適さない食材、なるべく鮮度を保つ使い方、収納方法などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

  1. 野菜室の特徴
  2. 野菜室に入れない方がよい食材
  3. 野菜室の正しい使い方と収納方法
    1. 上段と下段を使い分ける
    2. 仕切りを作る
  4. 野菜室を上手に活用して食材を長持ちさせよう

野菜室の特徴

野菜室は、野菜の鮮度をなるべく長く保てるように作られていて、冷蔵室との違いはおもに温度や湿度です。冷蔵室の温度が約2~6℃なのに対し、野菜室は少し高めの約3~8℃、湿度も野菜室の方が高めに設定されています。

ただし、野菜や果物は育った環境となるべく近い状態で保存することが大切です。そのため、すべて野菜室での保存が適しているわけではありません。

野菜室に入れない方がよい食材

野菜や果物の中には、低い温度で長く保存することで低温障害を起こすものもあるので、注意や工夫が必要です。

夏野菜といわれる、ピーマン、きゅうり、なすなどを冷蔵庫に入れるときは、温度と湿度を高めに保つために、あらかじめポリ袋などでくるんでから保存するとよいでしょう。さつまいもやかぼちゃなども同様です。

また、バナナ、パイナップル、メロン、アボカド、パパイヤなどの果物は、低温で保存することで追熟が止まってしまうため、野菜室での保存は向いていません。追熟させたい場合は、風通しのよい涼しい常温の場所で保存し、食べる直前に冷やすのがおすすめです。

野菜室の正しい使い方と収納方法

野菜や果物の鮮度をなるべく長く保つために、野菜室の正しい使い方や収納方法について確認しておきましょう、

上段と下段を使い分ける

野菜室の上段には、あまり日持ちがしない食材やつぶれやすい野菜、果物を入れましょう。下段には葉物野菜を入れるのがおすすめです。

仕切りを作る

野菜の鮮度を保つためにはもちろん、野菜自体の水分や泥などで冷蔵庫内を汚さないためにも、新聞紙でくるんだり、ポリ袋などに入れてから保存しましょう。紙袋やかごで仕切りを作って収納するのもおすすめです。

野菜室を上手に活用して食材を長持ちさせよう

普段から何気なく使っている野菜室も、野菜がなるべく長持ちするように温度や湿度が設定されています。とはいえ、野菜や果物の中には野菜室での保存が向いていない食材もあるため、それぞれに適した方法で保存することが大切です。

野菜室の特徴を知って正しく使うことで、食材をできるだけ長く新鮮に保つことができます。ぜひ参考にして日々の生活に役立てください。

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