DELISH KITCHEN

からすみとは?おすすめの食べ方もご紹介!

作成日: 2020/05/26

お酒のおつまみとして知られている「からすみ」を食べたことがありますか。塩気と旨味のバランスが良く、たまらないおいしさです。しかし、からすみがどのように作られているかを知らない人は意外と多いのではないでしょうか。
こちらの記事では、からすみの特徴やおすすめの食べ方、明太子との違いなどについて解説します。

目次

  1. からすみとは?
  2. からすみのおすすめの食べ方
  3. からすみと明太子との違いは?
  4. DELISH KITCHENのからすみレシピ
  5. からすみのおいしさは無限大!

からすみとは?

「からすみ」とは、ボラの卵巣を塩漬けにして乾燥させたものです。漢字では「唐墨」と書き、これはからすみの形が唐(中国)から伝わってきた墨に似ていたことが由来となっています。日本では長崎産のものが有名ですが、イタリアのサルデーニャ島や台湾などでも作られています。
原料となるボラの卵巣は貴重で手に入りにくいためからすみは高級食材といわれており、日本ではからすみ、ウニ、コノワタの3つが「三大珍味」と呼ばれてきました。しかし、現在ではボラの卵巣だけでなく、サバやサワラ、タラなどの卵巣を塩漬けにしたものもからすみとして出回っています。

からすみには深い旨みとコク、味わいがあり、味は「海のチーズ」と表現されることもあります。適度な塩辛さとやさしい甘さもあり、後を引くおいしさはお酒のおつまみとして人気です。魚卵から作られるからすみは見た目がたらこに似ていて、色も茶褐色や深いオレンジのものが一般的です。
からすみは2つが仲良く寄り添っているように見えることから、縁起物として結婚式の引き出物などで贈られることもあります。

からすみのおすすめの食べ方

からすみはそのままで食べることもできます。好みの厚さにスライスして器に盛れば、お酒のおつまみにぴったりです。少しづつ口に運んでからすみそのものの旨みを堪能できる食べ方でしょう。また、スライスしたからすみを、そのままもしくは少量の日本酒を振りかけて軽く炙るのもおすすです。時間は30秒ほどと短く、オーブントースターなどで焼いてもおいしく仕上がります。香ばしく炙ったからすみは、また格別のおいしさです。

イタリアで人気のボッタルガはからすみの一種ですが、本場イタリアではクリーム系のパスタに合わせるのが定番の食材です。パスタの上に、からすみをおろし金でたっぷりと削ってかけて食べます。また、同様に、ピザのトッピングとしても楽しむことができます。特に、魚介系のピザとの相性が良く、からすみをふりかけるだけで高級感が増すから驚きです。白ワインともぴったりで、いつものイタリアンが特別な一皿になるでしょう。

からすみはごはんにもよく合うため、お茶漬けにして楽しんでみてはいかがでしょうか。熱々のごはんの上に刻んだからすみやネギ、海苔などをのせて、熱いお茶を注げば完成です。また、シンプルなチャーハンを作り、上から削ったからすみを散らしてもおいしく食べられます。

からすみと明太子との違いは?

からすみに似たものに「明太子」があります。お茶漬けやおにぎりなどのお供として人気がある食材です。明太子とは、スケトウダラの卵巣を塩漬けにした後、唐辛子などで辛味を加えたものです。実は、朝鮮半島ではスケトウダラのことを「明太魚」と呼び、その呼び名が日本にも伝わってきたとされています。

明太子にはピリッとくる辛味と塩気があるのが特徴ですが、からすみには辛味がないのが両者の違いです。また、からすみはボラの卵巣を原料にしている一方、明太子はタラの卵巣が原料となっています。

DELISH KITCHENのからすみレシピ

からすみのおいしさは無限大!

高級食材のからすみをなかなか口にする機会がないという人も多いようですが、最近では手頃な価格で購入できるものも増えてきています。
お酒のおつまみとしてだけではなく、さまざまな料理に加えて楽しむことができるため、からすみファンという人は意外と多いのです。いろいろな食べ方を試して、からすみのおいしさを発見してみてください。

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。