DELISH KITCHEN

「すあま」とはどんなお菓子?特徴や歴史をご紹介!

作成日: 2022/04/07

更新日: 2023/12/04

西日本では特に「すあま」というお菓子に馴染みのない方も多いのではないでしょうか?

今回は「すあま」がどのようなお菓子なのか、歴史や「ういろう・すはま」との違いをご紹介します。

目次

  1. すあまとは
  2. すあまの歴史
  3. すあまとういろう・すはまとの違い
    1. ういろうとの違い
    2. すはま(州浜)との違い
  4. すあまの購入場所
  5. すあまのカロリー
  6. すあまは東日本で親しまれる縁起の良い餅菓子

すあまとは

すあまとは東日本で食べられる餅菓子の一つです。西日本ではほとんど販売されていないため、味や特徴があまり知られていません。

作り方はシンプルで、まずうるち米からできた上新粉に湯を混ぜて蒸します。その後、砂糖を加えながら杵でついて練り上げ、形を整えたら完成です。

うるち米と砂糖によりほどよい甘さがあるのが特徴で、食感は求肥に近い弾力があります。また。見た目は紅白で、形はかまぼこのような形のものが一般的です。

それ以外には楕円形のすあまもあります。楕円形のものは鶴がうずくまったような形にも見えることから「鶴の子」もしくは「鶴の子餅」とも呼ばれています。「鶴の子」は縁起の良い鶴が名前にあることから、お祝い事や贈答用にも好まれる餅菓子です。

すあまの歴史

すあまの歴史をご紹介します。すあまは江戸時代に東京の木場で誕生したという説があり、歴史のある餅菓子です。

「すあま」という名前の由来は「うす甘い」からきたという説が有力と考えられています。縁起をかついで「寿甘」と当て字が使われることもあり、おめでたい時に好まれていますよ。

すあまとういろう・すはまとの違い

すあまとよく似たお菓子に「ういろう」や「すはま」があります。ういろうとすはまとの違いについてご紹介します。

ういろうとの違い

ういろうは白玉粉に小麦粉などを入れ、型に入れて蒸し、四角や三角の形に切って作ります。すはまと異なる点は杵でつかない点や柔らかな食感です。

すはま(州浜)との違い

すはまは州浜粉という大豆や青豆を煎って挽いた粉が原材料です。すあまとは材料だけでなく作り方も異なり、砂糖と水飴を加えて練り合わせています。

すあまの購入場所

すあまを購入できる場所は主に東京や埼玉の専門店です。西日本では、お店で見かけることはあまりなく馴染みのないお菓子ですので、旅行など関東へ出かけた際に探してみてくださいね。

すあまのカロリー

すあまは1個あたりおおよそ160kcalです。ほどよい甘さがおいしいですが、2個でご飯お茶碗軽く1杯分くらいのカロリー量になりますよ。

すあまは東日本で親しまれる縁起の良い餅菓子

西日本では馴染みのないすあまですが、東日本では「寿甘(すあま)」と書かれることもあるように縁起の良いお菓子として親しまれています。

店頭で見かけたらぜひ手に取って召し上がってみてくださいね。

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