DELISH KITCHEN

「おぼろ昆布」は「とろろ昆布」とは違う?おすすめの食べ方もご紹介

作成日: 2022/06/14

おぼろ昆布ととろろ昆布の違いを知っていますか?この二つは、見た目に多少の違いがあるように、作られる工程や向いている昆布の特徴、味わいなどが異なります。

この記事では、「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」には一体どんな違いがあるのか、それぞれの特徴と併せてご紹介します。

目次

  1. おぼろ昆布ととろろ昆布の特徴
    1. おぼろ昆布とは
    2. とろろ昆布とは
  2. おぼろ昆布の食べ方
  3. 「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」のそれぞれの良さを感じよう

おぼろ昆布ととろろ昆布の特徴

それぞれの特徴を踏まえ、具体的な違いについて見ていきましょう。

おぼろ昆布とは

おぼろ昆布は、一枚の昆布の平面をカンナで削って作られます。そのため、ひらひらとした帯状の見た目に仕上がります。
一枚の昆布をそのまま使用するため、肉厚で傷が少ない質の高い昆布を使用する必要があることや、職人が一枚一枚手で削ることから、とろろ昆布と比較すると高価になります。

とろろ昆布とは

とろろ昆布は、何枚もの昆布を重ねて束にし、その側面を削って作られます。そのため、細い糸状でふわふわとした見た目や感触、食感に仕上がります。

おぼろ昆布に使用できる基準に満たなかった昆布を使用することから、おぼろ昆布と比較すると安価です。また、機械で一度にたくさん削ることができる点も、安価となる理由の一つです。

おぼろ昆布の食べ方

特有の削り方によってシート状に仕上がるおぼろ昆布は、海苔のようにおにぎりに巻いて食べることでその特徴を活かすことができます。しっかりとした食感やうま味がより感じられます。

他には、汁物に加えたり和え物や浅漬けに使用したりするのもおすすめです。

基本的に、とろろ昆布を使ったレシピは、おぼろ昆布で代用しても美味しく作ることができます。とろろ昆布を使用するとふわふわとした食感に仕上がるのに対し、おぼろ昆布では少ししっかりとした食感になります。

使い方はとても簡単で、味噌汁、お吸い物、うどん、和え物、酢の物、煮物など、どのメニューでも最後にトッピングとしてのせるだけなので、気軽に活用することができます。

「おぼろ昆布」と「とろろ昆布」のそれぞれの良さを感じよう

おぼろ昆布ととろろ昆布の違いは、昆布の種類ではなく、削り方にあります。おぼろ昆布の方が、厚みがあり良質な昆布を使用するため高価になりますが、食感の好みや活用するレシピによって上手に使い分けると良いです。

どちらも、トッピングするだけで手軽にうま味と風味をアップさせることができるので、ぜひ様々なメニューに活用してみてくださいね。

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