DELISH KITCHEN

ポルケッタとは?調理法についても解説します!

作成日: 2020/06/02

豚肉の塊をローストした「ポルケッタ」という料理をご存じですか。ポルケッタはイタリア料理で人気の豚の丸焼きのことで、近年日本にあるイタリアンレストランなどでも食べることができます。
こちらの記事では、ポルケッタの特徴や歴史、またポルケッタの調理法についても解説します。自宅でも作ることができるので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

目次

  1. ポルケッタとは?
  2. ポルケッタの調理方法とは?
  3. ポルケッタのDELISH KITCHENレシピ
  4. ジューシーなポルケッタはワインにもぴったり!

ポルケッタとは?

「ポルケッタ」とは、イタリアで古くから作られている伝統料理です。古代ローマ時代には、カーニバルや収穫祭のおもてなし料理として食べられていたといいます。ポルケッタの発祥はどこかはっきりとわかっていませんが、ラツィオ州のアリッチャやウンブリア州のヴェネツィアなどの郷土料理として広まっているようです。
「ポルケッタ」とはイタリア語で「豚の丸焼き」を意味し、その名の通り子豚を丸々ローストして作られます。外側は皮がパリパリと香ばしく焼け、中の肉はしっとりとジューシーなのが特徴です。かつてはお祝いの席や特別な記念日などに食べられていたポルケッタですが、現在では総菜屋などでも購入できる手軽な料理となっています。

ポルケッタはイタリア全土に定着し、20世紀に入るとイタリア移民を通してアメリカへも伝わりました。アメリカでは「ローストポーク(イタリアンローストポーク)」と呼ばれ、サンドイッチの具材としても人気があります。あらかじめ肉に塩やこしょう、にんにく、ローズマリーなどのハーブで下味をつけるので、シンプルながらもしっかりとした味がついているのが特徴です。
そのままはもちろん、パンにはさめば、肉の旨みがパンにしみ込んでおいしく食べられます。ワインとの相性も良く、豚肉が持つ甘みと脂のバランスを堪能することができるでしょう。

もともとは、羊飼いが野営する際に地面に穴を掘り、燠火の上で豚を蒸し焼きにしたのがはじまりだといわれています。現在ではオーブン調理するのが一般的ですが、伝統あるイタリアの豚料理は世界中で親しまれています。

ポルケッタの調理方法とは?

ポルケッタの調理方法はさまざまですが、ここではオーブン調理、低温調理、圧力鍋調理の3つについて見ていきましょう。
本場イタリアでは、ポルケッタ専用の大きなオーブンで作るのが一般的です。ポルケッタはじっくりと長時間火を入れる低温調理で作られるため、パサパサとならずしっとりジューシーに仕上がります。

まずは、にんにくやナツメグ、クローブなどのスパイスを合わせて潰し、お好みのハーブや塩こしょうを加えてペーストを作ります。豚肉を切り開いてペーストを塗ったら、ロール状に巻いてタコ糸で縛りましょう。フライパンで表面をしっかりと焼いたら、ワイン(赤もしくは白)を振りかけて180度のオーブンで30〜40分焼きます。中までしっかりと火が通ったら完成です。
圧力鍋を使う場合は、表面を焼いた後に圧力鍋で10分程度加熱しましょう。

また、オーブンや圧力鍋がないという場合は、フライパンでも作ることができます。表面を焼く過程までは他の2つの方法と同様で、その後ワインを多めに振りかけて蓋をし蒸し焼きにします。豚肉を白ワインで煮る煮込み料理をイメージすると良いかもしれません。このとき、肉の下にじゃがいもや玉ねぎなどの野菜を敷くと、肉の焦げつき防止になりおすすめです。また、野菜に肉の旨みがたっぷりとしみ込んだ野菜のローストも同時に作ることができます。

ポルケッタのDELISH KITCHENレシピ

ジューシーなポルケッタはワインにもぴったり!

低温調理で豚肉にじっくりと火を入れるポルケッタ。イタリアで愛されている伝統料理を、家庭でも作ってみませんか。オーブン調理はもちろん、圧力鍋やフライパンなどでも手軽に作れ、おもてなし料理にもぴったりです。ワインとも良く合うポルケッタを用意すれば、きっとみんなが喜ぶでしょう。
お好みのハーブを用意して、ぜひ作ってみてください。

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