粗糖とは?他の砂糖との違いについても解説!
作成日: 2022/07/07
更新日: 2022/07/08
粗糖とはどのような砂糖かご存じですか?名前を聞いたことがあっても詳しくは分からないという人もいるのではないしょうか。
砂糖と一言で言っても様々な種類の砂糖がありますよね。この記事では粗糖についてご紹介します。様々な砂糖との違いについても解説するので、是非参考にしてください。
粗糖とは
粗糖とは砂糖を作るためにまず最初に作られるもののことで、「そとう」と呼びます。砂糖の主な原料は2種類あり、サトウキビとてん菜から作ることが可能です。
サトウキビで作る場合は、絞り汁を煮詰めてショ糖を結晶化させ、固形化させたものが粗糖になります。サトウキビは収穫後すぐに加工し固形化させます。そうすることでショ糖の減少を抑える効果があり、輸送もしやすくなるというメリットがあるためです。
てん菜で作る場合は、薄く切って温湯に浸して糖分を溶け出させ、それを結晶化されて粗糖を作ります。
出来上がった粗糖は精製方法の違いにより、様々な砂糖が出来上がります。粗糖そのものは分離しきっていない糖蜜が残っているため、コクが強く独特な風味が感じられるのが特徴です。
他の砂糖との違い
様々な砂糖との違いをみていきましょう。
甜菜糖との違い
甜菜糖は上白糖やグラニュー糖などに使われる結晶を作る時に、分離されて出来上がった糖蜜を乾燥して固めたものです。そのため粗糖は全ての砂糖のベースとなりますが、甜菜糖では他の砂糖は作れないため根本的に異なります。
三温糖との違い
粗糖と三温糖の違いは、粗糖は精製していない砂糖なのに対して三温糖は精製した砂糖の一種だということです。
三温糖は白砂糖を製造するときに残った糖液を煮詰めることで出来上がります。三温糖の茶色い色合いは、加熱されることでできたカラメルの色です。
三温糖について詳しくは下記の記事をご覧ください。
きび砂糖との違い
きび砂糖はサトウキビから最低限の不純物を取り除き、結晶化させて作ります。そのため、粗糖とは少し異なります。
きび砂糖について詳しくは下記の記事をご覧ください。
粗糖とは様々な砂糖のベースとなる砂糖のこと!
砂糖はサトウキビやてん菜から作られ、砂糖を作る加工の過程で出来上がる砂糖のベースとなるものが粗糖だということが分かりました。粗糖の精製仕方によって、様々な砂糖が出来上がります。使用する砂糖によって、料理やお菓子の味わいも変わってくるため、様々な砂糖を使って好みの味わいを見つけてみてはいかがでしょうか。