スチューベンとはどんなぶどう?食べ方や保存方法もご紹介
作成日: 2022/09/20
更新日: 2022/09/21
巨峰やマスカット、デラウェアなどさまざまな品種があるぶどうですが、スチューベンというぶどうを知っていますか?アメリカ生まれの甘いぶどうです。
この記事では、スチューベンとはどのようなぶどうなのか、食べ方や保存方法を交えて詳しくご紹介します。
スチューベンとは
スチューベンとは「ウェイン」に「シュリンダン」という品種を交配し、アメリカのニューヨークで生まれたぶどうのことです。日本には1952年(昭和27年)頃に導入されました。
糖度が高く酸味が少ないので、甘みを強く感じ食べやすいぶどうとなっています。一般的なぶどうの糖度が12〜14度なのに対し、スチューベンは20度近くあるのが特徴です。大粒かつ、粒が多いので食べ応えがあります。
スチューベンの旬と産地
スチューベンはアメリカで生まれたぶどうですが、日本でも栽培されています。主な産地は青森県です。スチューベンは8月下旬頃に旬を迎えますが、日持ちするため12月頃まで市場に出回ります。
青森県ではりんごの貯蔵技術を活かし、2月頃まで市場を出回っていることもあります。
スチューベンの選び方
美味しいスチューベンは見た目で判断することができます。果皮の紫黒色が濃く、ハリがあるものを選びましょう。果皮に白い果粉(ブルーム)がしっかり付いているものは、甘いスチューベンの証拠です。
また、スチューベンの房の先に実る粒が一番熟しやすいため、その粒に張りがあるものは鮮度がいいといわれています。そのため、鮮度が高いスチューベンは軸がしっかりしているのが特徴です。
粒落ちが多かったり、軸が枯れていたりするものは鮮度が落ちているので避けましょう。
この目利きの基準は、スチューベンだけでなく他のぶどうでも当てはまります。
スチューベンの食べ方
スチューベンは水洗いした後、果肉だけを食べましょう。皮は渋くて食べられないので、注意が必要です。食べても問題はありませんが種の周りは酸味が強いので、気になる場合は種を取り除いて食べるといいでしょう。
スチューベンはそのまま食べてももちろん美味しいですが、ジャムやジュースなどにして楽しむのもおすすめです。
スチューベンの保存方法
スチューベンは比較的日持ちするぶどうです。正しく保存すれば、長く楽しめます。
ここからは、スチューベンの保存方法についてご紹介します。
冷蔵保存
数日のうちで食べきれそうな場合は、冷蔵保存がおすすめです。冷蔵保存の場合、保存期間は房付きだと2〜3日、1粒ずつカットして保存した場合6〜7日程度を目安に食べ切るようにしましょう。
以下のページで大粒ぶどうの保存方法をご紹介しています。スチューベンも同じ方法で保存できるので、ぜひ参考にしてください。
冷凍保存
スチューベンは冷凍で保存もできます。保存期間は2〜3週間程度が目安なので、数日で食べ切れなさそうな場合は冷凍保存がおすすめです。
以下のページでは、大粒ぶどうの保存方法について動画を交えてご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
甘みたっぷりのスチューベンを楽しもう
スチューベンはアメリカで生まれた大粒のぶどうです。日本では青森県を中心に栽培されています。
スチューベンは洗ってそのまま食べるのはもちろん、ジャムやジュースに加工しても美味しく、きれいな紫色を楽しめるぶどうです。わりと日持ちもするので本記事でご紹介した保存方法を参考に、甘みたっぷりのスチューベンを楽しんでみてくださいね。