葉唐辛子とは?美味しい食べ方や佃煮のレシピもご紹介
作成日: 2022/09/21
「葉唐辛子」という野菜を知っていますか?スーパーで良く見かける野菜とは言えませんが、旬の時期になると直売所や道の駅などに並ぶこともあります。
この記事では、葉の部分と唐辛子を一緒に調理する珍しい野菜「葉唐辛子」について、旬や新鮮なものの見分け方、美味しい食べ方、佃煮のレシピなどをご紹介します。
葉唐辛子とは
葉唐辛子は、「木胡椒(きごしょう)」「きごしょ」と呼ばれることもあります。唐辛子の実が小さいうちに葉付きの枝ごと収穫したもので、葉と唐辛子を一緒に料理に使います。葉は薄くて柔らかく、ほんのりと唐辛子の風味が感じられますが、爽やかさがあり、辛さはありません。
葉唐辛子は枝付きのまま束になって売られているので、枝から葉と実を外して調理します。葉には若干アクがあるので、さっと茹でてアク抜きしてから調理する必要があります。下処理をしたあと、刻んで甘辛く佃煮にしたり、炒めたりして味わうのが一般的な食べ方です。
葉唐辛子の旬と産地
葉唐辛子自体は全国各地で作られているものの、食用として収穫し出荷しているのは主に近畿地方です。また、京都市内のみで栽培されている、「京唐菜(きょうとうな)」というブランド品種もあります。京唐菜は、一般的な葉唐辛子よりもさらに葉が柔らかく、茎まで食べることができるのが特徴です。
葉唐辛子の旬は夏から初秋にかけての時期で、暑い時期のおつまみとしても良く合います。スーパーではあまり見かけませんが、旬の時期になると直売所や道の駅などに並ぶこともあります。
葉唐辛子の選び方
一般的に、葉唐辛子は葉と実がついたまま枝ごと束になって売られています。葉を主に食べるので、葉の部分を良く見て新鮮なものを選ぶようにしましょう。葉の緑が鮮やかで、葉先までハリがあり柔らかさを感じるものが新鮮で美味しい証拠です。また、実が大きくなりすぎていないものの方が、葉は柔らかい傾向があります。
葉が変色していたり、枯れていたりするものが混ざっている場合は、なるべく避けるようにしましょう。
葉唐辛子の保存方法
葉唐辛子は、乾燥しやすく鮮度落ちが早いので、購入したらなるべく早く調理して食べるようにしましょう。保存する場合は、乾燥を防ぐために新聞紙に包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室に入れます。
葉唐辛子を使ったDELISH KITCHENのレシピ
葉唐辛子を使って作る、定番の佃煮のレシピをご紹介します。葉唐辛子の佃煮は、おにぎりの具や薬味として美味しく食べられます。
葉唐辛子の佃煮
さっと茹でたら合わせ調味料で煮るだけの、手軽に作れる佃煮のレシピです。葉唐辛子の爽やかな風味が甘辛い味付けとマッチ。ちりめんじゃこを加えるのもおすすめです。ご飯のお供やおつまみにもぴったりで、つい箸が止まらなくなる美味しさです。
葉唐辛子の爽やかな風味を味わおう♪
鼻から抜ける爽やかな風味が特徴的な葉唐辛子は、暑い時期にぴったりの野菜です。手に入ったときには、新鮮なうちに手早く調理し、その美味しさを味わってみてください。定番の佃煮にすれば、ご飯にもお酒にも合う万能おかずの完成。おにぎりの具としてはもちろん、チャーハンの味付けに使用したり、薬味として冷奴に乗せたりして味わうのもおすすめですよ。見かけたときは、ぜひ手にとってみてくださいね。