プラリネとは?特徴やジャンドゥーヤとの違い、活用レシピもご紹介します!
作成日: 2022/09/30
更新日: 2024/11/06
プラリネという言葉をご存じですか?あまり聞きなれない言葉なので、聞いたことはあっても詳しくは分からない人も中にはいるのではないでしょうか。
この記事ではプラリネについて解説します。レシピもご紹介するのでぜひ参考にしてください。
プラリネについて
さっそくプラリネがどんなものなのかみていきましょう。
プラリネとは
プラリネとは焙煎したアーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツ類に、加熱した砂糖を加えてカラメル化(カラメリゼ)させたもののことをいいます。
または、プラリネをペースト状にしたものを略してプラリネと呼ばれたりもします。
日本では主にペースト状にしたもののことを呼ぶことが多いです。
プラリネのペーストはボンボンショコラに使用されることが多いため、ボンボンショコラのことをプラリネと呼ぶこともあります。
ベルギーなどで一口サイズのチョコを「プラリーヌ」と表すところを、日本では「プラリネ」と表記したためです。
また、ボンボンショコラはドイツ語では「プラリーネン」と呼ばれています。
プラリネの種類
プラリネはパティスリーでは主にアーモンドとヘーゼルナッツを使用しています。
アーモンドのプラリネは「アーモンドプラリネ(プラリネ・ダマンド)」、
ヘーゼルナッツのプラリネは「ヘーゼルナッツプラリネ(プラリネ・ノワゼット)」と呼ばれています。
プラリネの起源
プラリネはフランスのプラズラン公爵という貴族に仕えていた料理人であるクレマン・ラサーニュ (Clément Lassagne) が17世紀に考案したことによって誕生しました。プラズラン公爵のPrasline (プラズラン)から転じてPraline(プラリネ) になったと言われています。
元々は料理中に失敗したことから偶然アーモンドにキャラメル掛けしたものが生まれ、そこからアーモンドをカラメル状になるまで煮詰めたものに変化していったとされています。
そこからベルギーの「ノイハウス」というチョコレートブランドがシェルチョコレートの製法を生み出し、一口大のチョコレートの中にプラリネを入れたことからボンボンショコラの定番となっていきました。
ジャンドゥーヤとの違い
ナッツを使用したものでジャンドゥーヤというものもありますが、プラリネとの違いを見ていきましょう。
プラリネとジャンドゥーヤの違いは、プラリネはキャラメリゼするのに対して、ジャンドゥーヤはキャラメリゼを行わずにローストしたヘーゼルナッツやアーモンドを砂糖と合わせて挽き、チョコレートと合わせて作られます。
また、ジャンドゥーヤはイタリア発祥であることも違いです。
ジャンドゥーヤについて詳しくは下記記事を参考にしてください。
プラリネを使ったDELISH KITCHENのレシピ
プラリネを使ったレシピをご紹介します。
アーモンドプラリネの作り方
アーモンドスライスを使用したプラリネの簡単なレシピです。そのまま食べるのはもちろん、アイスなどやお菓子のトッピングに使用するなど幅広く楽しめます。
パリブレスト
クリームにプラリネを使用した本格的なお菓子です。手の込んだスイーツなので、おもてなしなどにもぴったりでおすすめです。
プラリネはナッツをキャラメリゼしたもの!
プラリネはアーモンドやヘーゼルナッツなどのナッツに加熱した砂糖をあわせてキャラメリゼしてつくるものだということが分かりました。日本ではプラリネをペースト状にしたものをプラリネとして主に呼ばれています。プラリネはそのまま食べたり、お菓子などのトッピングにはもちろん、ペーストにして生地に加えて使用したりなど幅広く活躍するので、ぜひ一度レシピを参考に作ってみてくださいね。