ジャンドゥーヤってどんな食べ物?作り方もご紹介!
作成日: 2021/06/21
ジャンドゥーヤはナッツとチョコレートを組み合わせた濃厚なお菓子のことです。
インターネットショップや輸入食品を取り扱っているお店などで購入できるので、普段から食べている人もいるかもしれません。とはいえ、一般的なスーパーで見かけることは少ないため、ジャンドゥーヤというお菓子は初めて聞いたという人も少なくないはずです。
そこでこの記事では、ジャンドゥーヤの特徴や手軽に挑戦できる作り方をご紹介します。
ジャンドゥーヤについて
ジャンドゥーヤとは
「ジャンドゥーヤ(gianduja)」とはナッツ類をペースト状にしたものと、溶かしたチョコレートを混ぜ合わせたお菓子です。
ナッツはヘーゼルナッツを使うのが一般的ですが、アーモンドやクルミ、ピスタチオなどが使われているものもあります。
また、混ぜ合わせるチョコレートもミルクやビターなどさまざまで、組み合わせによって異なる風味を楽しめるのも魅力です。
ジャンドゥーヤは形が特徴的で、三角柱や船を逆さまにしたような形をしています。
ナッツが入っているものの、ペースト状になっているので舌触りはなめらかです。
一見普通のチョコレートですが、口に入れるとチョコレートの甘さとともにナッツの香ばしい風味が広がります。
ナッツの含有量が多くなるほど香ばしさや風味もアップするため、食べ比べして自分好みのジャンドゥーヤを見つけるのも楽しいかもしれません。
ジャンドゥーヤの名前の意味
ところで、なぜ「ジャンドゥーヤ」という個性的な名前が付けられたのか気になりますよね。
ジャンドゥーヤはもともとイタリアの仮面喜劇に登場する主人公の名前です。
ジャンドゥーヤは人気のあるキャラクターだったため、彼のように多くの人から愛されるお菓子になるよう名付けられたという説があります。
なお、ジャンドゥーヤの特徴的な形は、彼が被っていた帽子を真似て作られたのが始まりのようです。
ジャンドゥーヤの起源
ジャンドゥーヤが誕生したのはナポレオン帝政時代です。
当時ヨーロッパではカカオが不足しており、チョコレートは一部の人しか手に入れることができない高級品でした。
そこで、イタリアで生産されていたヘーゼルナッツを、カカオの代用品としてチョコレートに混ぜ合わせたのが始まりです。
このときジャンドゥーヤを誕生させたのが「カファレル」というお菓子会社で、現代でもカファレルのジャンドゥーヤは愛されています。
ジャンドゥイオット・ジャンドゥイオッティは違うもの?
ジャンドゥーヤのほかに「ジャンドゥイオット」や「ジャンドゥイオッティ」という言葉がありますが、どちらもジャンドゥーヤを表しています。
ジャンドゥイオットは、イタリアで小さくて可愛らしいものの名前の最後に付ける「otto(オット)」を付けた呼び方です。
ジャンドゥイオッティはジャンドゥーヤの複数形で、大袋に入っているものやジャンドゥーヤがたくさんあるときに使います。
ジャンドゥーヤとプラリネとの違い
ジャンドゥーヤのようにナッツ類を使った「プラリネ」というお菓子があります。
プラリネはナッツ類がペースト状または粉末状になっているため混同しがちですが、大きな違いはチョコレートを使うかどうかです。
ペースト状のナッツ類をチョコレートと混ぜ合わせたものをジャンドゥーヤと呼ぶのに対し、プラリネは必ずしもチョコレートを使っているとは限りません。
プラリネはナッツ類を焙煎したらカラメルソースと混ぜ合わせ、ペースト状や粉末状にしたものです。
カラメルソースのほろ苦さと、ざらつきのある舌触りが特徴で主にお菓子の材料として使われます。
そのため、ジャンドゥーヤはチョコレート菓子、プラリネはお菓子の材料をイメージすると分かりやすいかもしれません。
ジャンドゥーヤの作り方
ペースト状のナッツ類を使うジャンドゥーヤは、自分で作るのが難しいイメージがあるかもしれません。
しかし、ミルクチョコレートとアーモンドペーストがあれば、おうちでも簡単に作れます。
作り方もシンプルで、湯煎にかけて溶かしたチョコレートとアーモンドペーストを混ぜ合わせるだけです。午後のおやつタイムやお友達を招いたティータイムにいかがですか。
詳しい分量や作り方のコツは、こちらのレシピをご覧ください。
ジャンドゥーヤでちょっと贅沢なひとときを!
ジャンドゥーヤはペースト状にしたナッツ類と溶かしたチョコレートを混ぜ合わせたお菓子です。
なめらかな舌触りとナッツの香ばしさが特徴で、ナッツの含有量や混ぜ合わせるチョコレートによって異なる風味を楽しめます。
アーモンドペーストとチョコレートというシンプルな材料でおうちでも手軽に作れるため、今回ご紹介したレシピを参考にぜひ挑戦してみてください。ちょっと贅沢なひとときを満喫できるはずです。