DELISH KITCHEN

ウスターソースとオイスターソースの違いは?原材料や使い方の違いを解説

作成日: 2022/10/06

更新日: 2022/10/11

ウスターソースとオイスターソースにはどんな違いがあるのか、疑問に思ったことはありませんか?どちらもご家庭で作る料理にも登場する場面が多いソースですが、使い方や原材料の違いなどを知るともっと上手に使いこなせるようになります。

この記事では、ウスターソースとオイスターソースの原材料や製造方法、主な使い方の違いについて解説します。

目次

  1. ウスターソースとは
  2. オイスターソースとは
  3. ウスターソースとオイスターソースはそれぞれ代用できる?
  4. ウスターソースとオイスターソースの違いを知ってより料理上手に♪

ウスターソースとは

ウスターソースとは、野菜や果実に香辛料を加えて熟成させたソースです。

香辛料の独特な辛味があり、揚げ物にかけるのはもちろん、煮込み料理の隠し味に使うと奥深い味わいに仕上げることができます。野菜や果物をしっかりとピューレ状にして作られるため、粘度が低くさらとしているのも特徴です。

ウスターソースは、日本へは江戸時代末期に伝わってきたとされています。その後明治時代以降の洋食の広まりとともに、全国各地へ広まったと言われています。

オイスターソースとは

オイスターソースとは、牡蠣を塩漬けにして発酵させ、その上澄み液を濃縮させたもの、もしくは牡蠣の煮汁を煮詰めて調味料などを加えたソースです。

現在では、牡蠣を茹でた汁を煮詰めて、砂糖や塩、酢などの調味料で味付けし、でんぷんなどでとろみを付けるという製法が一般的です。

オイスターソースは、見た目が黒くドロッとしているのが特徴で、青椒肉絲や焼きそば、その他の炒めもの、煮込み料理、麺料理など主に中華料理に幅広く使われています。
味はメーカーにより差はあるものの、牡蠣の奥深いコクと甘み、強い磯の香りが加わり、料理に使用すると他にはない独特な深みのある仕上がりになります。

発祥は中国の広東省だと言われており、煮詰まった牡蠣の煮汁から考案されたという説があります。「オイスター」は「牡蠣」を意味し、日本では別名「牡蠣油」とも呼ばれています。

ウスターソースとオイスターソースはそれぞれ代用できる?

ウスターソースとオイスターソースについてそれぞれご紹介しましたが、ここからは家にあったものがちょうど切れてしまったときなど、代用できるのか解説します。

ウスターソースは酸味や香辛料の風味があるため、揚げ物などの洋食によく使われます。

一方、オイスターソースは牡蠣独特の風味があり、中華料理などによく使われています。ウスターソースが隠し味としてだけでなく完成された料理に使われる場面もあるのに対し、オイスターソースは調理の段階の味付けとして使うのが一般的です。

他にも、ウスターソースはサラッとしているのに対して、オイスターソースは粘度が高くドロっとしているなど、液の粘度にも違いがあります。

ウスターソースとオイスターソースは、原料や風味、使う用途がそれぞれ異なるため、残念ながら完全に代用することはできません。
ソースと呼ばれるものには他に「中濃ソース」「とんかつソース」などもあり、ウスターソースはこれらで代用する方法もあります。

それぞれのソースの詳しい特徴や代用方法などは、以下の記事でご紹介しているので、参考にしてください。

ウスターソースとオイスターソースの違いを知ってより料理上手に♪

ウスターソースとオイスターソースは、同じ「ソース」と呼ばれるものでも原材料や製造方法、使い方は異なります。どちらにも特有の風味や香りがあるので、この2つを代用するのは難しいかもしれません。
それぞれの特徴や良さを理解し使いこなせると、普段のご家庭の料理がもっと美味しく奥深い味わいに仕上がるはず。より詳しい内容や代用アイデアについては、ご紹介した記事もぜひ参考にしてください。

このページの情報をLINEでシェアできます。
このページの情報をTwitterでシェアできます。
このページの情報をFacebookでシェアできます。
このページの情報をPinterestでシェアできます。