オイスターソースとは？代用アイデアもご紹介！

オイスターソースとは？

オイスターソースの「オイスター」は「牡蛎」を意味し、日本では別名「牡蛎油」とも呼ばれています。オイスターソースとはその名の示す通り、牡蛎が原材料となったソース。
発祥は中国の広東省だといわれ、煮詰まった牡蛎の煮汁から考案されたという説があります。現在は、牡蛎を茹でた汁を煮詰め、砂糖や塩、酢などの調味料で味付けし、デンプンなどでとろみをつける製法が一般的です。オイスターソースの見た目は黒く、どろっとした液状をしています。
味はメーカーによっても異なるものの、共通した特徴は、何といっても深い牡蛎のコクと甘味、そして強い磯の香りです。

オイスターソースを使った調理例は、青椒肉絲や焼きそばなどが有名ですが、その他炒め物、煮込み、麺料理など中華メニューに幅広く使われています。オイスターソースだけで味付けすることもあれば、隠し味として少量使うこともあり、日本でいうところの醤油のような位置づけだといえるでしょう。

オイスターソースがないときに！おすすめ代用アイデア

さまざまな料理に使えるオイスターソースですが、うっかり切らしてしまった場合や、少量しか使わない場合、別な調味料で代用できたらうれしいものです。そこで、ここではオイスターソースの代用となるおすすめのアイデアをご紹介！

ウスターソース

ウスターソースとオイスターソースは名前は似ていますが、中身は異なります。オイスターソースの主な原材料は牡蛎であるのに対し、ウスターソースの原材料は野菜や果実です。しかしながら、旨味が凝縮したソースであるという点では一致します。
ウスターソースはオイスターソースに比べると粘度が少なく、酸味も多めです。そこで、ウスターソースにハチミツを適宜足してみましょう。オイスターソースとまったく同じというわけにはいかないものの、甘味とトロミが加わることで代用品として使いやすくなります。

中濃ソース

中濃ソースは、ウスターソースと同じく原材料は野菜や果実などからできていますが、ウスターソースよりもトロミがあり、甘味もあります。そのため、甘さは控えめに足す程度に抑え、コクをプラスするとオイスターソースに近い味を出せるでしょう。
以下のレシピでは、中濃ソースに砂糖、醤油、中華顆粒だしを合わせることでオイスターソース代用とする作り方をご紹介しています。

濃厚ソース

濃厚ソースも、原材料はウスターソースや中濃ソースと同じ野菜や果実などで、名前の通り3種の中で一番濃厚でコクがあるソースです。ちなみに「とんかつソース」や「お好みソース」なども濃厚ソースに分類されます。
これら濃厚ソースをオイスターソースの代用とするなら、魚介系のだし汁をほんの少量プラスしてみると、より近い味が出せるでしょう。

醤油

日本が誇る調味料、醤油。醤油はサラサラとした液状で、甘味よりも塩分が際立っているのが特徴です。
オイスターソースの代用として使うなら、ペースト状の鶏ガラスープの素と砂糖を醤油に合わせるのがおすすめ。スープの素が溶けにくい場合は、少量のお湯で溶いてから合わせてみましょう。適度なトロミがつくうえ、コクと甘味がプラスされてオイスターソースの味わいに近づけることができます。

ナンプラー（魚醤）

ナンプラーは、塩漬けにした魚を発酵させて作ったタイの調味料で、魚醤ともいいます。魚介由来の風味という点では、オイスターソースの代用にぴったりだといえるでしょう。
ただし、ナンプラーは独特な魚の風味と塩気が強く、甘味がほとんどありません。この場合はハチミツを加えることで、甘味とトロミを補うことができます。ナンプラーの風味が強すぎる場合は、ナンプラーを控えめにして、醤油を少量加えても良いでしょう。

オイスターソースを使ったDELISH KITCHENのレシピ

ここからは、オイスターソースを使った料理に挑戦してみましょう。DELISH KITCHENおすすめレシピをご紹介します。

これぞ定番の一品！たっぷりキャベツの野菜炒め

いつもの野菜炒めにオイスターソースをプラスするだけで、コクと深みが増しておいしくなります！ご飯がどんどん進みそうな一品。

もちもち！中華そばでオイスター焼きそば

オイスターソースと少量の醤油で、絶妙な味わいを楽しめる焼きそばレシピ。生麺を茹でてから作るので、もちもち感も楽しめます。

オイスターソースを使って料理を楽しもう！

牡蛎のエキスから作られた旨味たっぷりのオイスターソース。炒め物や麺料理など、毎日の家庭料理で活躍する調味料です。この記事では、オイスターソースの原材料や特徴などをご紹介しました。オイスターソースがない場合は、別の調味料で代用してみる方法もあります。
ここで紹介した代用アイデアを参考にして、家にある調味料を活用してみてはいかがでしょうか。