一人暮らしで最低限揃えるべき調味料は?あると便利な調味料も紹介
作成日: 2022/11/28
1人暮らしをスタートするときに必要になる調味料。とはいえ、調味料は種類が多いため、料理初心者の方は「どんなものを揃えばいいかわからない」と迷ってしまう人も多いでしょう。
そこで今回は、一人暮らしで最低限そろえるべき調味料をご紹介します。また、基本の和風調味料や、あると便利な調味料なども合わせて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
最低限必要な調味料5選
調味料を一度に揃えると、意外と使わなかったり、使いきれずに無駄にしてしまったりすることがあります。はじめのうちは、できるだけ種類を少なくしたいと思う人も多いでしょう。ここからは、どんな料理にも使える最低限必要な調味料をご紹介します。
塩
塩は料理の基本となる調味料で、料理のジャンルを問いません。肉や魚、野菜などさまざまな食材の味を引き立て、下味を付けたり、味を整えるのに使ったり料理のあらゆる工程で活躍します。
塩は長期間保存できるため、慌てて使いきる必要がありません。また、岩塩やハーブソルトなど種類が豊富なので、お気に入りの塩を探してみましょう。
こしょう
こしょうは、塩とセットで使う機会が多く料理に欠かせない調味料です。こしょうを加えることで味のアクセントになり、いつもの料理がよりおいしく感じられます。液体の調味料と比べて保存期間が長いのもうれしいところです。粗挽きと粉末があり、それぞれ風味や見た目が異なるので、料理によって使い分けましょう。
醤油
醤油は和食に欠かせない調味料です。煮物や炒め物などさまざまな料理に使えるほか、豆腐やお刺身などにかけるだけで、簡単に味をつけられます。薄口やたまりなどいろいろな種類がありますが、まずは一番使用頻度の高い濃口を買うのがおすすめ。最近は空気に触れないようにできている密閉ボトルやミニサイズの容器が増えてきていて、一人暮らしでも使いきれます。
サラダ油
サラダ油は、焼き物や炒め物、揚げ物などの加熱調理に欠かせない調味料です。オリーブオイルやごま油と比べてクセが少ないため、さまざまなジャンルの料理に使えるほか、お菓子作りにも活用できます。大容量で売られているものが多いですが、油は酸化しやすいため、小さめのサイズを選ぶのがおすすめです。
砂糖
砂糖は、和食を作るときやお菓子作りなどに欠かせません。砂糖は煮物や照り焼きなど甘辛い料理によく使われます。甘みを出すだけでなく、味にコクを出すためにも使われます。
なお、砂糖は長期保存が可能で、賞味期限が設定されていません。大容量のものを買っても、使用期限を気にせず使えます。
基本の和風調味料
続いては、和食を作るときに使える調味料を5つご紹介します。
めんつゆ
めんつゆは出汁やしょうゆ、砂糖などをベースにした調味料で、名前の通り麺料理のつけつゆやかけつゆとして使えます。また、煮物や炊き込みご飯、肉や魚の下味として使うことも可能です。
めんつゆだけで味が決まるので、料理初心者の方や時短調理をしたい人におすすめです。料理に加えることで味に深みが出るので、1本持っておくと重宝します。
みりん
みりんは米と米麹、アルコールが原料の調味料で、煮魚や肉じゃがといった和食でよく使われます。煮詰めると照りが出て見栄えが良くなり、料理に甘みを足してくれます。
やさしい甘みがあり、和食だけでなくお菓子作りにも活用できます。和食のレシピではよくみりんが使われているので、自炊に慣れてきたら揃えておくといいでしょう。
酢
酢は酢の物やドレッシング、すし酢などジャンルを問わずいろいろな料理に使えます。肉料理や油っぽい料理に加えると、料理がさっぱりとした味わいになります。酢と砂糖などを混ぜ合わせたものに野菜を漬けるだけで、自家製のピクルスを作ることも可能。
砂糖やしょうゆなどを加えて味を整えた調味酢や熟成された黒酢、甘みのあるりんご酢など種類が豊富なので、お気に入りを探してみてください。
酒
酒は、料理にまろやかさやコクを足してくれる調味料です。みりんと同様、肉じゃがや煮魚など和食によく使われています。肉や魚のくさみを取る効果もあるので、持っておいて損はありません。
一人暮らしをはじめるときは、まず小さめのサイズを購入してみるといいでしょう。
味噌
一人暮らしで和食を楽しみたい方は、味噌を購入しておくといいでしょう。味噌汁はもちろんサバの味噌煮や味噌炒めなどいろいろな料理に使えます。
赤みそや白みそ、だし入りなど種類が豊富で、それぞれ味わいが違うので、お好きなものを探してみてください。
あると便利な調味料
ここからは、一人暮らしであると便利な調味料を7つご紹介します。これらの調味料がなくても問題ありませんが、揃えておくと料理のレパートリーが広がります。
マヨネーズ
マヨネーズは卵と油を原料とした調味料で、料理にコクをプラスしてくれます。野菜や揚げ物につけたり、ポテトサラダに使ったりと使い方はいろいろ。厚焼き玉子、オムレツなどの卵料理に加えると、時間が経ってもふわふわの食感を保つことができます。
最近ではカロリーハーフや減塩タイプ、オリーブオイルを使ったものなど、種類が増えてきているので自分に合ったものを選んでみるといいでしょう。
ケチャップ
ケチャップはオムライスやミートソース、ハンバーグなど、洋風の料理を作る際に欠かせません。甘みや酸味のバランスがよく、大人から子供まで幅広く愛されている調味料です。ケチャップは煮詰めた完熟トマトをベースに、砂糖や酢、塩、スパイスなどを加えたもので、オムライスやスクランブルエッグなど卵料理と相性抜群です。ミネストローネやラタトゥイユなどにも使えるので、洋食を作る機会が多い人は準備しておくといいでしょう。
ソース
ソースは野菜や果物エキスに、塩や砂糖、酢などを加えた液体調味料で、料理にコクと深みをプラスしてくれます。揚げ物やお好み焼き、たこ焼きなどのほか、煮込みハンバーグや野菜炒めなどの味付けとしても重宝します。
ウスターソースやとんかつソース、中濃ソースなどさまざまな種類があるので、好みのものを探してみましょう。
ポン酢
ポン酢は醤油と酢をベースにした調味料で、鍋のつけダレによく使われています。料理に酸味と爽やかな香りをプラスするだけでなく、煮物や炒め物に使うと、さっぱりとした味に仕上がります。
湯豆腐などの和食はもちろん、野菜や肉、魚とも相性がよく、ドレッシングとしても使える万能調味料です。ポン酢があれば料理のバリエーションが広がるので、1本持っておくといいでしょう。
ごま油
ごま油は韓国料理や中華料理に欠かせません。野菜炒めやナムル、スープなどに加えることで風味が増し、料理がワンランクアップします。
熱することで香りが増すので、炒め物に最適です。仕上げにごま油をかけると、ごまの香りをより一層楽しめます。
小麦粉
小麦粉は、魚のムニエルや鶏のから揚げ、とんかつなどさまざまな料理に使われる調味料です。食材の表面に小麦粉をつけることでうま味を閉じ込め、香ばしさをキープできます。また、クッキーやホットケーキなどのお菓子作りにも使えます。
袋入りのものは量が多く一人暮らしでは余ってしまいがち。最近は小容量のタイプが販売されているので、そちらを購入するのがおすすめです。
片栗粉
片栗粉はあんかけチャーハンや麻婆豆腐など、とろみをつけたい料理に使えます。また、揚げ物の衣やつくねなどのつなぎとして使用することもあります。
さらにあると便利な万能調味料
続いては、さらにあると便利な万能調味料をご紹介します。いろいろな料理に使えるので、自炊に慣れてきたら少しずつ揃えてみてくださいね。
コンソメ
コンソメはコンソメスープやパスタ、炒め物など洋風の味付けをしたいときに使えます。チキンやビーフ、野菜などさまざまな種類があるため、メニューや食材に合わせて選ぶといいでしょう。また、固形タイプや顆粒タイプがあり、個包装になっているものも多いので、湿気で固まることなく使い切れます。
鶏ガラスープの素
鶏ガラスープの素は、鶏のうま味を凝縮した調味料で、スープや野菜炒め、チャーハン、ナムルなどに使用できます。料理に深みが出て、ご家庭で簡単に中華料理が作れます。「練りタイプ」「顆粒・粉末タイプ」「チューブタイプ」があるので、使いやすいものを選びましょう。
カレー粉
カレー粉は数種類のスパイスを混ぜ合わせたもので、カレーライスにはもちろん、スープや揚げ物などに使える万能調味料です。から揚げや野菜炒め、ポテトサラダに加えるだけで、いつもと違った味わいになり、料理のバリエーションが広がります。
焼き肉のタレ
焼き肉のタレは果物や野菜のペーストをはじめ、いろんな調味料が入っていて、どんな料理にも使える万能調味料です。焼き肉はもちろん、から揚げや野菜炒め、肉や魚の下味などさまざまな活用法があります。
焼き肉のタレがあれば難しい味付けが必要ないので、料理をするのが面倒な人には重宝します。
一人暮らしの調味料は少しずつ揃えよう
一人暮らしを始める際は最低限必要な調味料から揃えて、徐々に便利な調味料や万能調味料を増やしていきましょう。最近では、一人暮らしでも使い切れる量の調味料が増えてきているので、そういったものを選ぶのもおすすめです。
この記事を参考に必要な調味料を揃えて、毎日の料理を楽しんでくださいね。
調味料については以下の記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
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