
美味しい卵焼きを作るコツとは?焼き方や巻き方のポイントをご紹介!
作成日: 2023/05/25
一品足りないときやお弁当の彩りなどにも大活躍の卵焼きは鮮やかな黄色とふわふわの食感が楽しめる料理です。甘い卵焼きやだし巻き卵など味つけがさまざまあるのも魅力ですよね。
しかし「卵液の味が定まらない」、「くっついて焦げてしまう」、「うまく巻けない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?この記事では、卵焼き器を使ったおいしい卵焼きのコツと焼き方や巻き方のポイントをご紹介します。
美味しい卵焼きのコツ①〜卵液編〜
まずは、おいしい卵焼きを作るための基本の卵液の作り方をご紹介します。
卵液の作り方のコツ
ふわふわとした食感が魅力のだし巻き卵は、だしの量を調整することで風味をしっかりと感じられます。出汁を少なめにすると厚焼き卵のような卵の味わいを感じられる仕上がりになるので、お好みの食感になるよう作ってみてくださいね。
だしを多めにするとやわらかくふわふわ食感に仕上がりますが、それと同時に巻きにくくもなります。卵とだしの割合はお好みで調整してください。
ふわふわ食感に仕上げたいけど巻きにくいのは困るという方には、卵液にマヨネーズと水を混ぜたものを加えてみましょう。
マヨネーズの働きで冷めてもふわふわ感を保つことができます。ちなみに、マヨネーズを加えるときは水で溶いてから入れると卵とよくなじんだきれいな卵液を作ることができます。直接入れるとダマになってしまうので気をつけましょう。
卵液の混ぜ方のコツ
卵液が完成したら次は混ぜるときのコツをご紹介します。
卵液はふわっと泡立てるように混ぜるのではなく、卵白を切るように菜箸を縦に動かして混ぜましょう。そうすることで卵黄と卵白が均一に混ざりなめらかに仕上がります。
混ぜすぎると卵液に余分な空気が入ってしまいます。余分な空気が入ると焼いている間に気泡ができやすくなり、ふんわりと仕上がりづらくなる場合があるので注意が必要です。
少し手間ではありますが、ご自宅にあるザルで二度ほどこすと、さらになめらかできれいな卵液を作ることができるのでぜひ試してみてください。
美味しい卵焼きのコツ②〜焼き方編〜
卵液が完成したら次は焼き方のコツをご紹介します。
①まずは、卵焼き器を十分に温めましょう。低温のうちに卵液を流し込むと、くっついてしまい失敗しやすくなってしまいます。
卵焼き器を熱するときは中火程度の温度に保ちながら温めるのがおいしい卵焼きを焼くコツです。
②卵焼き器が十分に温まったら、サラダ油を浸したキッチンペーパーなどで油を卵焼き器全体になじませます。サラダ油は焼くときにも使用するので、小さい容器などに油を入れて使うごとに浸しておくと便利です。
③油をなじませたら、いよいよ卵液を流し込みます。
火加減は中火のまま、まずは1/4量の卵液を流し込み、卵焼き器全体に広げましょう。焼くときの卵焼き器の温度が100℃以上だと卵液の水分が瞬時に蒸発してたんぱく質が固まるので、気泡ができづらくきめ細かい卵焼きを作ることができます。もし気泡ができた場合は焦らずに菜箸でつぶしましょう。
④しばらく加熱し、卵液が半熟になってフライパンを傾けても卵液が流れなくなったら1回目の巻く工程に入ります。
砂糖やみりんを使った甘めの卵焼きの場合は、卵が焦げやすいので火加減に注意しましょう。
おいしい卵焼きのコツ③〜巻き方編〜
最後に巻き方のコツをご紹介します。
①卵焼きを巻くときは、卵焼き器の奥から手前に向かって巻いていきます。1回目は卵焼きの芯となるため形にこだわりすぎなくても大丈夫です。巻くときはゴムヘラやフライ返しがあるときれいに巻くことができます。巻くのが苦手な方や不安な方は用意しておきましょう。
巻くことができたら、芯は卵焼き器の奥に寄せます。
②1回目を巻いたあと、卵焼き器をよく見てみましょう。表面に油が残っていなければ、2回目以降は卵液を入れる前に最初に使用した油で浸したキッチンペーパーなどで薄く油をひいておくと焦げつきにくいです。
③2回目の卵液を入れる際は1回目で作った芯の手前に流します。そのときに1回目に作った芯を軽く持ち上げ、芯の下にも卵液が行き渡るようにします。2回目以降も同様に繰り返し、
どんどん巻いていきます。
④焼き上がったあとはすぐに切ると崩れやすいので、キッチンペーパーなどで包んで少し落ち着かせます。落ち着かせてから切ると、切りやすく形もきれいに仕上がりますよ。
DELISH KITCHENの卵焼きのレシピ
ここからは基本のだし巻き卵からアレンジの卵焼きのレシピをご紹介します。ここまででご紹介したおいしく作るコツを参考にぜひ作ってみてください。
基本のだし巻き卵
じゅわっとあふれるだしとふわふわ食感の卵が相性抜群の基本のだし巻き卵のレシピです。少し水分が多いレシピなので、巻くときはフライ返しを使うと失敗しにくいです。今日の一品やおつまみにぜひ作ってみてください。
伸び〜る卵焼き
溶けたチーズがとろりと伸びる、チーズ入りの卵焼きをご紹介します。少し甘めの卵液と塩気のあるチーズがよく合い、とてもおいしい卵焼きです。さけるチーズが芯になって巻きやすい点も作りやすいです。
かにかまぼこと枝豆の卵焼き
見た目がカラフルで目にも鮮やかなかにかまぼこと枝豆の卵焼きはいかがでしょうか?こちらは卵焼き器ではなく電子レンジで作るレシピです。巻くのが苦手という方も気軽に作ることができますよ。
コツを押さえてふんわりなめらかな食感の卵焼きを作ってみよう!
ふわふわ食感で卵のやさしい風味が魅力の卵焼きは、おかずの一品やお弁当の定番でもありますよね。いつもうまく作れないという方は、今回ご紹介したコツを参考にしてぜひ作ってみてください。