包みピザ「カルツォーネ」とは？お家で作れるレシピもご紹介！

カルツォーネとは？

カルツォーネとは、イタリアの料理のひとつでピザ生地にトマトやモッツァレラチーズなどの具材をのせて折りたたみ、三日月型にして焼いた料理です。
本場イタリアではサンドイッチほどのサイズが多く、食べ歩きにも適しています。ピザ生地で包んでいるため中のチーズが冷めにくく、とろ〜りとしたチーズの食感を楽しめます。

カルツォーネはナポリを要するイタリア南部のカンパーニア州の郷土料理で、イタリア語で「ストッキング」や「靴下」という意味があります。

カルツォーネに似ている料理に​​パンツェロッティがあります。パンツェロッティもイタリア料理のひとつです。材料はほとんど同じなのですが、調理方法が異なります。
カルツォーネはオーブンで焼き、パンツェロッティは油で揚げて作られます。

世界各地で異なるカルツォーネ

カルツォーネは世界各地で特徴が異なります。ここからは世界各地のカルツォーネをみていきましょう。

イタリアのカルツォーネ

イタリアのカルツォーネは地域によって様々な種類があります。

アドリア海岸の隣に位置するマルケ州は、ワイン作りの盛んな街です。こちらでは、クッキーサイズの小さく甘いカルツォーネが名物です。
イタリアの南部、地図で表すと「ブーツのかかと」部分に位置するプッリャ州では、揚げた生地がパリッと美味しいカルツォーネが有名です。

アメリカのカルツォーネ

アメリカのカルツォーネの具材は、モッツァレラチーズの代わりにリコッタチーズやパルメザンチーズなどが使われます。また、トマトの他にハムやサラミ、野菜などの様々な具材を挟みます。
マリナーラソースにニンニクとパセリ、オリーブオイルをかけて提供されるので、ボリューミーで満足感のある一品です。

イギリスのカルツォーネ

イギリスのスコットランドではケバブ店でカルツォーネが販売されていることがあります。
ケバブ店ということもあり、具材はケバブやチキンティッカなどで、香辛料で味付けをしたパーパドと呼ばれる玉ねぎと一緒に提供されます。

お家で作れる！DELISH KITCHENのカルツォーネのレシピ

カルツォーネはお家でも作ることができます。生地から作る本格的なカルツォーネから簡単に作れるカルツォーネまでおすすめレシピをご紹介します。

基本的なカルツォーネの作り方

準備する材料（4個分）

生地
　・強力粉　　　　：130g
　・薄力粉　　　　：20g
　・砂糖　　　　　：大さじ1
　・ドライイースト ：小さじ1
　・塩　　　　　　：小さじ1/3
　・水　　　　　　：100cc
　・オリーブオイル：大さじ1

具材☆
　・ピザソース　　：大さじ2
　・ピザ用チーズ　：50g
　・バジル[乾燥]　 ：小さじ2

仕上げ用
　・オリーブオイル：大さじ1

調理方法

①耐熱容器に水を入れて、ラップをせずに600Wのレンジで30秒加熱する。ボウルに強力粉、薄力粉、砂糖、ドライイースト、塩を入れ、イーストめがけてあたためた水を加えて粉気がなくなるまで混ぜる。オリーブオイルを入れてさらに混ぜる。

②台の上に取り出し、表面がつるっとするまで10〜15分こねる。ボウルに戻し入れ、ふんわりとラップをしてオーブンの発酵機能を使い、40℃で30分発酵させる。

③こぶしで優しく生地を押してガスを2〜3回ぬき、台の上に生地を取り出し4等分にし、丸める。ふんわりとラップをし、10分おく。

④めん棒で直径15cmに丸くととのえ、ピザソース、ピザ用チーズ、バジルをのせて半分に折り、三日月型に成型する。とじ終わりはフォークで軽く閉じる。クッキングシートを敷いた天板にのせる。

⑤ふんわりとラップをしてオーブンの発酵機能を使い、40℃で20分発酵させる。

⑥オリーブオイルをぬり、220℃に予熱したオーブンで10分焼く。

カルツォーネ

ピザソースとピザ用チーズを包んで焼いたカルツォーネです。一口食べると外はカリカリ、中はモチモチの生地の中から濃厚なチーズが溶け出し、たまらない美味しさです。手で持って食べるか、ナイフとフォークを使って食べてください。

餃子の皮でカルツォーネ

餃子の皮を使うので手軽に作れるカルツォーネです。手作りのミートソースとチーズを包んでオーブントースターで焼き上げます。一口サイズで食べやすく、おつまみにもぴったりです。

簡単カルツォーネ

ホットケーキミックスで生地を作るカルツォーネです。発酵いらずで簡単にできますよ。具材をアレンジするのもおすすめです。お好きな具材で作ってみてくださいね。

カルツォーネとはピザ生地に具材をのせ折りたたんで焼いた料理

カルツォーネとは、ピザ生地にトマトやモッツァレラチーズなどの具材をのせて折りたたんで三日月型にして焼いたイタリア料理です。具材を包んであるので持ちやすく、食べ歩きにぴったり。世界各地で親しまれており、それぞれ特徴が異なります。

カルツォーネはお家でも作ることができます。生地から作ったり、餃子の皮やホットケーキミックスを使って手軽に作ったりするのもいいですね。自分で作ることで具材のアレンジも楽しめます。ぜひいろいろなカルツォーネを作ってみてくださいね。