中国蒸しパン「マーラーカオ」とは?簡単レシピもご紹介!
作成日: 2023/07/31
更新日: 2023/09/13
中国発祥の「マーラーカオ」は、日本のコンビニなどでも見かける商品です。日本の蒸しパンと見た目が似ていますが、どのような食べ物なのでしょうか。今回はマーラーカオの特徴や味わい、レシピについてご紹介します。
マーラーカオについて
マーラーカオとは
マーラーカオ(馬拉糕)とは、風味がカステラにも似た、丸い「中国発祥の蒸しパン」のこと。
ふんわりとした食感で、優しく素朴な甘さが特徴ですが、ほんのりと香ばしい醤油の風味が感じられるところが、日本の蒸しパンとの違いです。
本場台湾では屋台で売られてたり、香港やマカオなどの地域では、飲茶の席で点心や中国茶とともに楽しまれています。
名前の由来
中国語で「馬拉(マーラー)」はマレーシア、「糕(カオ)」はケーキやカステラという意味なので、直訳すると「マレーシアの蒸しパン」になります。その名の通り、マレーシア発祥という説が有力です。地方によっては「マーラーガオ」や「マーライゴ」などと呼ばれることもあります。
歴史
聞き馴染みがない方も多くいらっしゃるかと思いますが、マーラーカオが日本に伝わったのは江戸時代のこと。鎖国中に中国から長崎に渡ったそうです。古くから知られていた料理ですが、最近になってスーパーやコンビニで販売されれているのを見て、知った方も多いでしょう。
特徴・味わい
マーラーカオは、日本の蒸しパンと同じく、「もっちり」「ふんわり」とした食感が特徴です。生地にしょうゆや塩など塩味のある調味料を使うことも多く、香ばしいしょうゆの香りがふわっとただよう独特の風味を感じられます。
素朴な甘さと程よい塩味で、飽きずにたべられますよ。
カップケーキのような手のひらサイズ、ホールケーキのような大きなサイズなど、大きさは様々。うすい黄色の生地のシンプルなマーラーカオが主流ですが、レーズンなどのトッピングがあるマーラーカオも美味しいですよ。
DELISH KITCHENのマーラーカオのレシピ
マーラーカオのレシピをご紹介します。蒸したてのふんわりとしたやわらかさを味わってみましょう。
材料 【5個分(シリコンカップ7cm)】
卵 :2個
薄力粉 :50g
ベーキングパウダー :小さじ1
☆牛乳 :大さじ1
☆しょうゆ :小さじ1/2
☆サラダ油 :大さじ2
☆練乳 :大さじ3
調理手順
①(下準備)薄力粉、ベーキングパウダーはふるい合わせておく
②ボウルに卵を割り入れてよく混ぜ、☆を加えて混ぜる。1を加えて混ぜる。
③シリコンカップに2を流し入れる。同様に計5個作る。
④蒸し器に湯をわかし、3を入れて中火で15分程蒸す。
【ポイント】
竹ぐしを刺して生地が付いてくる場合、5分から様子を見て加熱時間を伸ばしましょう。
簡単レシピ動画
ふんわりとしたマーラーカオをDELISH KITCHEN風にアレンジした簡単なレシピです。ふんわり、もっちりとした食感とやさしい味わいを楽しめます。蒸したてを食べられるのは手作りならではです。
マーラーカオ(馬拉糕)はやさしい味わいの中国風蒸しパン
マーラーカオとは、中国発祥の蒸しパンで、見た目や色合い、風味は日本の蒸しパンと似ています。ふんわりとしたやわらかな食感と、素朴でやさしい甘さが特徴で日本でも愛されています。スーパーマーケットやコンビニでもマーラーカオを購入できますが、自宅でもつくれるお菓子です。卵、薄力粉、ベーキングパウダーなど身近な食材でつくれるので、ご自宅でマーラーカオをつくってみてはいかがでしょうか。