DELISH KITCHEN

オレグラッセって何?飲み方や作り方をご紹介

作成日: 2023/10/06

更新日: 2023/10/07

オレグラッセという飲み物をご存じですか?コーヒーとミルクが2層になったドリンクで、SNSやカフェで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。普通はコーヒーにミルクを入れると混ざるのに、なぜオレグラッセはコーヒーとミルクの層がくっきりとわかれているのでしょうか。

また、カフェオレとはどのような違いがあるのかも気になりますね。

この記事では、オレグラッセとはどんな飲み物なのか、カフェオレとの違い、飲み方、お家でできるオレグラッセの作り方をご紹介します。

目次

  1. オレグラッセってどんなもの?
  2. オレグラッセの意味は?
  3. オレグラッセの特徴
  4. オレグラッセとカフェオレとの違い
  5. オレグラッセは何で2層に分けることができるの?
  6. オレグラッセの飲み方
    1. 苦味が得意な方の場合
    2. 苦味が苦手な方の場合
  7. 自宅で簡単!オレグラッセの作り方
    1. 材料 【1杯分】
    2. 手順
    3. 上手に作るポイントや注意点
  8. オレグラッセをお家でも作ってみよう

オレグラッセってどんなもの?

オレグラッセとは、コーヒーとミルクがグラスの中で綺麗な層になった飲み物です。牛乳の白色とコーヒーの黒色が2層にわかれている見栄えが綺麗なことから、SNS映えするドリンクとして人気があります。日本でも喫茶店やカフェなどで提供されています。

牛乳の層の上にコーヒーの層が重なっているオレグラッセもあれば、コーヒーの層の上に牛乳の層が重なっている場合もありますが、お店によってさまざまです。なぜグラスの中でコーヒーと牛乳が混ざらずに層にすることができるのかは、後ほどご説明します。

オレグラッセの意味は?

オレグラッセのオレ(au lait)はカフェオレのオレにあたるフランス語です。オレは簡単にいえば牛乳という意味です。話は少しそれますが、カフェはコーヒーという意味ですのでカフェオレはコーヒーに牛乳を混ぜたものという意味になります。

グラッセ(glace)はフランス語で艶を出すという意味を表し、食材などを糖蜜でコーティングするフランス料理の調理法のひとつです。マロングラッセやにんじんグラッセなどは日本でもよく耳にする言葉です。

つまりオレグラッセとは「艶を出す牛乳」という意味になります。「艶を出す牛乳」だけでは意味がわからないですよね。オレグラッセに入っているミルクはガムシロップなどの甘みが入っているものが一般的です。ガムシロップ入りの牛乳は、マロングラッセなどと同じように艶が出ているため、このような意味があるという解釈もできます。

オレグラッセの特徴

一般的にオレグラッセのコーヒー部分は、いわゆるブラックコーヒーのため濃い苦味があります。お店にもよりますが、コーヒーの層が上にくるものが多いので、先にコーヒーの苦味や香りが口の中に広がります。

オレグラッセのミルクについては、実はそのまま牛乳を入れているわけではなくガムシロップを入れて甘みを加えているものが一般的です。コーヒーの苦味を味わった後に甘みのあるミルクが追いかけてくるため、口の中で2段階の味の変化を楽しむことができます。

オレグラッセとカフェオレとの違い

オレグラッセとカフェオレとの決定的な違いは、コーヒーとミルクが混ざっているかいないかです。

市販のカフェオレなどは甘みが加わっているものもありますが、喫茶店やカフェで提供されるカフェオレは、ミルクとコーヒーのみが混ざったものが多いです。一方、オレグラッセはミルクに甘みが加わっているものが多いため、オレグラッセの方がカフェオレに比べて甘さがあります。

オレグラッセは何で2層に分けることができるの?

ここで、なぜコーヒーと牛乳が2層に分かれているのかという謎についてご説明します。コーヒーと牛乳を混ざらず2層に注ぐことができるのは、「液体の重み」に違いが生じているためです。

液体は重いものほど下に沈み、軽いものは上にあがっていくという性質があります。オレグラッセはそれを利用して作られています。

牛乳の上からコーヒーを加えても混ざらないのは、牛乳にガムシロップを入れることでコーヒーより重くなっているためです。逆にコーヒーにガムシロップを入れて先に注ぎ、上から牛乳を注ぐことで色が反転したオレグラッセを作ることもできます。

このように液体の重みの違いを利用して層を作るドリンクを、セパレートドリンクといいます。

オレグラッセの飲み方

ここからはオレグラッセの飲み方をご紹介します。お好きな飲み方で楽しんでください。

苦味が得意な方の場合

ストローなどを使用せずに、グラスを手に持って飲んでみてください。前述した通り最初はコーヒーの苦さが際立ちますが、後からやってくるミルクの甘みと合わさることで最高のハーモニーを楽しむことができますよ。カフェオレとは違った味わいで、コーヒー好きにはたまらない美味しさです。

コーヒーが好きな方は、深煎りのコーヒー豆を使用した濃く深いコーヒーを使ったオレグラッセがおすすめ。ミルクの風味に負けず、コーヒーとミルク両方の味わいをしっかり味わうことができます。グラスをあまり傾けずに、コーヒーだけを先に飲んでしまうと残りは甘いミルクのみの味になってしまいます。

コーヒーは好きだけど甘いのは苦手という方は気をつけましょう。

苦味が苦手な方の場合

甘いミルクは好きだけどコーヒーが苦手という方は、SNS投稿や見た目で楽しんだ後は、ストローやマドラーで混ぜてカフェオレ風にして飲むのがおすすめです。甘みがあるカフェオレ風のドリンクとなるので、まろやかな味わいになりとても飲みやすくなりますよ。

自宅で簡単!オレグラッセの作り方

オレグラッセは2層にわかれていて作るのが難しそうに見えますが、ポイントを抑えればお家でも簡単に作ることができますよ!ぜひ一度お試しください。

動画で詳しい作り方をご確認いただく場合は、こちらをご覧ください。

オレグラッセ

材料 【1杯分】

・牛乳:100cc
・ガムシロップ:30cc
・コーヒー[液体]:50cc

手順

①《下準備》ドリップコーヒーを淹れて冷やしておく。

②グラスに牛乳を注ぎ、ガムシロップを加えてよく混ぜる。

③スプーンなどを使ってそわせながらコーヒーを静かに注ぐ。

上手に作るポイントや注意点

オレグラッセを作るときのポイントはこちらです。

ポイント①
コーヒーは市販のインスタントコーヒーでも作ることができます。
コーヒーが薄い場合、綺麗な2層が作れない場合があります。
細かいコーヒー粉を使ったりゆっくりいれることでコーヒーを濃く淹れるか、エスプレッソを使用することでよりきれいな2層に仕上がります。

ポイント②
ガムシロップは練乳でも代用できます。

ポイント③
勢いよく注ぐとコーヒーとミルクが混ざってしまうので注意しましょう。

オレグラッセをお家でも作ってみよう

オレグラッセとはコーヒーとミルクがグラスの中で2層になったドリンクで、見た目でも楽しめます。2層にわかれるのはコーヒーとミルクの液体の重みの違いを利用しているからです。牛乳にガムシロップを入れるとコーヒーより重くなります。

そのため、グラスにミルクを注いだあとにコーヒーを静かに注ぐと綺麗に2層にわかれるというわけです。

オレグラッセは2層のままゆっくり飲むのがおすすめです。コーヒーとミルクの奥深い味わいが楽しめますよ。オレグラッセはお家でも簡単に作れるので、おもてなしのドリンクにもぴったりです。気軽にカフェ気分が楽しめるので、ぜひ作ってみてください。

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