DELISH KITCHEN

台湾の朝ごはん「シェントウジャン」とはどんな料理?レシピもご紹介

作成日: 2023/11/06

​​台湾の朝ごはんとして定番のシェントウジャンをご存じですか?豆乳にお酢やラー油などを加えて作る、まろやかな味わいのスープで揚げパンなどを浸して食べるのが一般的です。シェントウジャンという料理を聞いたことはあっても、詳しくは知らないという方も多いのではないでしょうか。

目次

  1. シェントウジャンについて知ろう!
    1. シェントウジャンとは?
    2. シェントウジャンの特徴
  2. シェントウジャンにおすすめのトッピング
    1. 桜エビ/干しエビ
    2. 油条(ヨウティヤオ)
    3. 小ネギ
    4. 菜脯(ツァイプー)
    5. パクチー
    6. 蒸し鶏
    7. 味玉
    8. キムチ
    9. ザーサイ
  3. シェントウジャンを自宅で作ってみよう!
    1. 材料 【1人分】
    2. 手順
    3. よくある質問
  4. DELISH KITCHENのおすすめのレシピ
    1. 朝食におすすめ♪シェントウジャン
  5. シェントウジャンを味わってみよう

シェントウジャンについて知ろう!

まずはシェントウジャンについてご紹介します。

シェントウジャンとは?

シェントウジャンとはひと言でいうと豆乳をベースにしたスープです。台湾では定番の朝食として知られています。漢字では「鹹豆漿」と書きます。「鹹=しょっぱい」、「豆漿=豆乳」を表し、直訳すれば「しょっぱみのある豆乳」という意味です。

温かい豆乳スープにパクチーやザーサイなどの具材と醤油、黒酢、ラー油などの調味料を加えていただきます。ラー油の赤、小ネギの緑など鮮やかな色合いの料理です。

近年、タピオカドリンクや台湾唐揚げの​​大鶏排(ダージーパイ)、​​​​魯肉飯(ルーローハン)といった台湾グルメがブームになっていることもあり、シェントウジャンの素やカップスープも販売されています。

シェントウジャンの特徴

スープといえば液体というイメージがありますが、温かい豆乳を黒酢の酸によって固めているため、おぼろ豆腐のような食感になります。

おぼろ豆腐について知りたい方はこちらをご覧ください。


先ほどしょっぱみのある豆乳という表現をしましたが、塩味だけではなく黒酢の酸味も効いているので優しい味わいでさっぱりといただけます。ラー油の辛味も加わり絶妙な美味しさです。

シェントウジャンはいろんな具材でアレンジすることもできます。

シェントウジャンにおすすめのトッピング

ここからはシェントウジャンにおすすめのトッピングをご紹介します。

桜エビ/干しエビ

桜エビや干しエビの旨味がプラスされ、より深みのある味わいになります。カリカリとした食感と鮮やかな色がアクセントになり、たまらない美味しさです。

油条(ヨウティヤオ)

油条は中国や台湾で食べられている揚げパンです。細長い形で、外はサクサク、中はモチモチの食感が特徴。油条にスープが染み込み、食べ応えのあるスープになります。食パンやフランスパンなどで代用するのもおすすめです。

小ネギ

小口切りにした小ネギをトッピングすれば彩り鮮やかに。小ネギのさわやかな風味やシャキシャキの食感も楽しめますよ。

菜脯(ツァイプー)

菜脯は干し大根を使った台湾の漬物で、日本のたくあんに似ています。コリコリとした食感が楽しく、しっかりした塩味で味に奥行きが出ます。高菜やたくあんなどで代用するのもおすすめです。

パクチー

パクチーの爽やかな風味と独特の香りがシェントウジャンの酸味と旨味を引き立てます。鮮やかな緑が食欲をそそります。

蒸し鶏

蒸し鶏をトッピングするとシェントウジャンにボリュームが出ます。蒸し鶏はさっぱりしているので酸味や塩味の効いているシェントウジャンと相性抜群です。

味玉

味玉の濃厚な風味とまろやかな味わいがプラスされ、より美味しくなります。半熟の味玉がおすすめ。シェントウジャンに半熟の黄身を混ぜながら食べればひと味違った味わいが楽しめますよ。

キムチ

キムチの酸味と辛味がシェントウジャンのまろやかな味わいによく合います。キムチの赤が華やかさを添えます。

ザーサイ

ザーサイの塩気と酸味がアクセントになり、味わい深くなります。コリコリとした食感がクセになる美味しさです。

シェントウジャンを自宅で作ってみよう!

シェントウジャンは自宅でも簡単に作ることができますよ。今回はカップに注いで混ぜるだけで作れる簡単なシェントウジャンの作り方をご紹介します。ぜひ自宅でも台湾の定番朝食を味わってみてください!

材料 【1人分】

食パン(8枚切り)1枚
無調整豆乳 200cc
※無調整豆乳を使用してください。濃い豆乳がおすすめです。
桜えび(乾燥)大さじ1
ごま油 小さじ1
細ねぎ(刻み) 少々
ラー油 適量

☆調味料
しょうゆ        小さじ1
酢           大さじ1

手順

①食パンは2cm角に切り、トースターで焼き色がつくまで3分ほど焼く。
フライパンにごま油を入れて中火で熱し、桜えびを入れて香ばしい香りが立つまで炒める。

②耐熱容器に豆乳を入れ、600Wのレンジで2分ほど沸騰直前まであたためる。

③器に☆を入れて混ぜ、2の豆乳を注ぎ入れる。桜えび、細ねぎをちらしてラー油を回しかける。パンを添える。
【ポイント】
パンはお好みでひたしてお召し上がりください。

よくある質問

Q.
桜えびは炒めなくても良いですか?

A.
香ばしさは軽減してしまいますが、最後にトッピングしても美味しく仕上がります。また、炒めない場合は炒める時に使用するごま油をトッピングにすると風味が増して美味しくいただけます。

今回ご紹介したレシピのURLはこちらです。動画で詳しく知りたい方は以下のページからご覧ください。

DELISH KITCHENのおすすめのレシピ

そのほかにおすすめのシェントウジャンのレシピをご紹介します。

朝食におすすめ♪シェントウジャン

忙しい朝でも簡単に作れるシェントウジャンです。豆乳はレンジで加熱するので手軽です。豆乳は無調整豆乳をお使いください。口の中でホロっととろける豆乳がクセになる美味しさです。

シェントウジャンを味わってみよう

シェントウジャンは、温かい豆乳に具材と醤油、黒酢、ラー油などの調味料を加えた台湾の朝ごはんとして定番のスープです。酢を入れることで豆乳が固まりおぼろ豆腐のような食感になるのが特徴。酸味、塩味、辛味のバランスが絶妙です。

シェントウジャンは簡単に作ることができるので、ぜひご家庭でも味わってみてください。

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