卵酒って何?特徴や作り方をご紹介
作成日: 2023/11/30
更新日: 2024/09/04
寒い冬は、体を温める飲み物が欲しくなりますよね。そんなときにおすすめしたいのが卵酒です。卵酒は冬の季語にもなっており、古くから親しまれてきました。卵酒は家にある材料で作ることができるのです。
この記事では、卵酒の特徴やレシピをご紹介します。卵酒を飲むときの注意点や作るときの疑問も解説しますので、ぜひ参考にしてください。
※こちらの記事でご紹介する内容は、アルコールを含む飲料に触れています。20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。
卵酒はどんな飲み物?
卵酒とは、日本酒に卵と砂糖を入れて温めたカクテルです。卵酒の歴史は古く、江戸時代から飲まれていたといわれており、江戸時代の料理本「料理物語」には、卵酒の作り方が紹介されています。
卵酒を飲むと身体がぽかぽかと温まります。日本酒に含まれる成分により体温が上がるので、体の芯からじんわりと温めてくれます。日本酒の香りと卵のまろやかな味わいが特徴です。砂糖の優しい甘さで飲みやすくなっています。
卵には良質なたんぱく質やビタミンが含まれているため、民間療法として風邪の引き始めなどに飲まれていました。しかし医学的な効用は認められていないので、現在ではホットカクテルとして味わうのが一般的となっています。
卵酒とエッグノックとは違う?
卵酒と似た飲み物にエッグノックがあります。エッグノックは卵や牛乳、砂糖にブランデーやラム酒などのお酒を混ぜて作られ、アメリカやヨーロッパでクリスマスなどに飲まれる伝統的なホットドリンクです。
卵と砂糖をベースにしたホットドリンクという共通点がありますが、卵酒は日本酒を使う点で異なります。
卵酒に関する疑問
ここからは、卵酒を飲むときや作るときのさまざまな疑問について解説します。
卵酒は子供でも飲めますか?
卵酒はアルコールを含んでいます。そのため子供には飲ませないようにしましょう。お酒を入れずに作るエッグノックとして作ったり、アルコールが含まれていない米麹甘酒を使って卵酒風のドリンクを作ったりするのがおすすめです。
日本酒以外のお酒でも作れますか?
日本酒以外でも焼酎やワインなどでアレンジして作ることができます。使うお酒によって卵酒の香りや味わいが変わるのでさまざまなお酒で作ってみてはいかがでしょうか。
料理酒もお酒なので卵酒の材料として使うことができると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、料理酒は塩分を含んでいるので飲み物には適していません。
卵は何個いれればいいですか?
卵は日本酒1合(180ml)につき1個にしてください。習慣的な卵の摂りすぎは血中コレステロールの増加につながる可能性があるので気をつけましょう。
自宅でつくれる卵酒のレシピをご紹介
卵酒は自宅でも簡単に作ることができます。ぜひ自宅でも卵酒を作ってみましょう!こちらの動画では卵酒の作り方をわかりやすく解説していますので、ぜひ一度ご覧ください。
また、先ほど説明したようにお子様向けに作る場合は、アルコールを火にかけて沸騰直前まで加熱してしっかり飛ばして作ったり、お酒を入れずに卵と牛乳を使ってミルクセーキのように作ったりしましょう。
材料 【1人分】
卵: 1個
日本酒:180cc
砂糖: 大さじ1
手順
①耐熱カップに卵、砂糖を入れて混ぜる。
②鍋に日本酒を入れて鍋の縁がふつふつするまで加熱し、1にゆっくり加えてよく混ぜる。
ポイント
・しっかり卵を混ぜることで口当たりが滑らかになります。砂糖はお好みで小さじ1〜大さじ2程度に調整してもおいしく戴けます。
・生の卵を使用しております。一度で飲みきれる量でお作りいただき、お早めにお召し上がりください。
卵酒を自宅で味わってみよう
卵酒は日本酒に卵と砂糖を入れたホットカクテルで江戸時代から親しまれてきました。体を温めたいときや風邪の引き始めに飲まれています。体の芯まで温まるので、寒い冬にぴったりの飲み物です。
卵酒は日本酒で作るのが一般的ですが、他のお酒でも作ることができます。卵酒は、自宅で簡単に作ることができるので、ぜひ一度作ってみてくださいね。