ラタトゥイユとは?定番の具材やカポナータとの違いについてご紹介!
作成日: 2020/07/14
更新日: 2024/11/29
みなさんはラタトゥイユという料理をご存知ですか?フランスでは郷土料理として愛されているこの料理は日本でも食卓に並ぶようなってきています。
しかし、いざ自宅で作ろうとは思ったものの、どんな具材を入れるべきか悩むことはありませんか?
そこで、こちらの記事では、ラタトゥイユの特徴や定番のおすすめ具材、ラタトゥイユとよく似たカポナータとの違いなどについてご紹介します。
ラタトゥイユはどんな料理?
ラタトゥイユはフランスのプロヴァンス地方で郷土料理として愛されている煮込み料理です。フランス語でラタトゥイユは「野菜の煮込み」を表します。様々な野菜をオリーブオイルで炒め、トマトやハーブなどと一緒に煮込むのが基本です。味付けはシンプルに塩こしょうだけのものが多く、煮込みを冷たくして食べることもあります。パンやパスタなどとの相性が良いです。
ラタトゥイユにいれておすすめの定番具材
ラタトゥイユに定番の食材をご紹介します。
ズッキーニ
ズッキーニは、煮込むと柔らかくなりながらも形が崩れにくく、他の具材との調和が取りやすいです。淡白な味わいで、トマトのスープやオリーブオイルをしっかり吸収して風味を引き立てます。また、みずみずしい食感を与えてくれます。黄ズッキーニを入れてカラフルに仕上げるのもおすすめです。
ナス
ナスも煮込むことでトロリとした食感を生み出し、トマトとの相性も抜群です。オリーブオイルをよく吸う性質があり、ラタトゥイユの深い味わいに欠かせない食材です。
トマト/ ホールトマト缶
トマトはラタトゥイユのベースとなる酸味と優しい甘味を与えます。煮込むことで自然な旨味が引き出され、全体の風味をまとめる役割を果たします。新鮮なトマトを使うとよりフレッシュな仕上がりになりますが、缶詰トマトでも濃厚な味わいを楽しめます。ラタトゥイユ作りには欠かせない食材です。
パプリカ(赤・黄)
パプリカは、ラタトゥイユに鮮やかな彩りを与えます。赤と黄色のパプリカを使うことで見た目にも楽しくなり、食卓を華やかに演出します。煮込むことで柔らかくなりながらも、程よい歯ごたえが残るのが特徴です。
玉ねぎ
玉ねぎは、全体の甘味を引き立てるための重要な食材です。じっくり炒めてから加えることで、ラタトゥイユの旨味が深まり、具材間のつなぎ役として働きます。
カポナータとの違い
ラタトゥイユによく似た料理にカポナータがあります。カポナータも野菜の煮込み料理であり、ラタトゥイユと同様に、玉ねぎやピーマン、ナス、パプリカなどが使われますが、カポナータにはセロリやオリーブの実などが入るのが特徴です。
作り方もラタトゥイユと似ていますが、ラタトゥイユはすべての材料を一度に炒め煮しますが、カポナータは食材を一つずつ加えながら炒めていきます。またカポナータはワインビネガーや砂糖などを加えてよりしっかりと味付けするのが特徴です。
自宅で作るラタトゥイユのレシピ
彩り鮮やかな野菜を使った、栄養満点なラタトゥイユをご紹介します。トマトの酸味が食欲をそそる絶品でパーティーにもぴったりです。お好みで鶏肉を加えたり、冬には根菜などの冬野菜を入れても温まりますよ!
材料【4人分】
ズッキーニ・・・・・1本
なす・・・・・・・・1本
ピーマン・・・・・・1個
玉ねぎ・・・・・・・1個
黄パプリカ・・・・・1個
にんにく・・・・・・1かけ
ホールトマト缶・・・1缶(400g)
オリーブオイル・・・大さじ2
☆調味料
白ワイン・・・・・・50cc
塩・・・・・・・・・小さじ1
こしょう・・・・・・少々
作り方
①ズッキーニ、なすはへたを切り落として縦半分に切り、切り口を下にして1cm幅に切る(半月切り)。玉ねぎは2cm角に切る。
②黄パプリカ、ピーマンは種とへたを取り除き、包丁の角度を変えながら切る(乱切り)。にんにくは横薄切りにし、芯を取り除く。
③フライパンにオリーブオイル、にんにくを入れて弱火で熱し、香りが出るまで加熱する。玉ねぎ、ズッキーニ、なす、ピーマンを加え、玉ねぎが透き通るまで中火で炒める。黄パプリカを加えて全体に油がまわるまで炒める。
④ホールトマト缶、白ワインを加え、ホールトマト缶をつぶしながら混ぜる。ふたをして弱火で20分煮る。
【ポイント】
汁気が足りないようであれば途中で水(分量外)を少量ずつ加えましょう。
⑤塩、こしょうを加え、軽く混ぜながら1〜2分煮る。
詳しくはこちらのレシピ動画をご覧ください!
ラタトゥイユは夏野菜をふんだんに使った煮込み料理!
ラタトゥイユは夏野菜をふんだんに使ったトマトベースの煮込み料理です!野菜をたっぷり摂りたいときや、食卓を彩りたいときにぴったりです。お好みでいろんな具材を加えてアレンジしてみてください。