DELISH KITCHEN

オランジェットとは?特徴やお家で簡単につくれるレシピをご紹介

作成日: 2023/12/22

更新日: 2023/12/25

冬が近づくと店頭で見かける機会が増える「オランジェット」。魅力的でおしゃれなので「気になる」と思いつつ、食べたことがない方も多いのではないでしょうか。今回はオランジェットの特徴やおすすめの食べ方、簡単につくる方法についてご紹介します。

目次

  1. オランジェットの基礎知識
    1. オランジェットとは?
    2. オランジェットの特徴
  2. オランジェットの食べ方やおすすめの食材は?
    1. オランジェットの食べ方
    2. オランジェットにおすすめのフルーツ・食材
    3. オランジェット作りにおすすめのチョコレート
  3. 自宅で簡単!手作りオランジェットのレシピをご紹介!
    1. 材料 【5枚分】
    2. 手順
    3. ポイント
    4. オランジェット
    5. みかんオランジェット
  4. オランジェットは柑橘の果物でつくるお酒にぴったりのお菓子

オランジェットの基礎知識

まずはオランジェットの基礎知識をご紹介します。

オランジェットとは?

オランジェット(Orangette)とはフランス生まれのお菓子で、砂糖漬けにしたオレンジやレモンのなど柑橘系の皮を乾燥させ、チョコレートでコーティングしたものです。

チョコレートの専門店や洋菓子店などでは、冬の定番のお菓子としてオランジェットが店頭に並びます。

柑橘系のオレンジや黄色とチョコレートの色合いが魅力的な見た目や、味わいに上品さがあるので冬のイベントのバレンタインやホワイトデーの贈り物にぴったりなお菓子として親しまれています。

オランジェットの特徴

オランジェットは、オレンジやレモンなど柑橘系のフルーツを輪切りにしたものや、皮の部分を細切りにしたものがあります。

味わいは大人向けです。柑橘系のフルーツのさわやかな酸味や苦味に、チョコレートのビターな味わいとほんのりとした甘味を楽しめます。

オランジェットの食べ方やおすすめの食材は?

オランジェットは「お菓子」といっても大人向けの食べ方がおすすめです。早速ご紹介します。

オランジェットの食べ方

オランジェットはお菓子としてそのまま食べるのもおいしいのですが、やはりお酒と合わせるのがおすすめです。

合うお酒は、ワインやウイスキー。柑橘のさわやかな風味とチョコレートのほろ苦さが白ワインにも赤ワインにもしっくりきます。

お酒が飲めない方は、コーヒーや紅茶と合わせるのがおすすめです。

オランジェットにおすすめのフルーツ・食材

オランジェットは柑橘系のフルーツを使ってつくられています。同じ「柑橘系」の果物でも味わいが異なるので、それぞれお好みに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。

・オレンジ
オランジェット定番の柑橘といえばやはりオレンジ。オレンジのさわやかな酸味と苦味が、チョコレートの味わいとマッチします。

・みかん
ほんのり苦味のあるチョコレートと合わせることで、みかんのさわやかな風味と凝縮された甘酸っぱさを楽しめます。皮の部分が薄いので丸ごと輪切りにしても食べやすいのが特徴です。

・レモン
そのまま食べるには酸味が強いレモンは、オランジェットにすることで甘味・苦味・酸味のバランスがよくなります。ビターチョコレートと合わせるとレモンのさわやかさが引き立ちますよ。

・グレープフルーツ
グレープフルーツはほかの柑橘よりも苦味があるので、甘めなチョコレートとぴったり。特有の酸味がチョコレートとマッチします。ピンクグレープフルーツはホワイトチョコと組み合わせると色合いがおしゃれな印象に。

・柚子
オレンジよりも酸味が強く、チョコレートとの相性が良い柚子。柚子特有の香りが楽しめるオランジェットに仕上がります。

・生姜
生姜のピリッとした苦味とチョコレートの甘味がマッチします。生姜の風味が口に広がり、お酒のおつまみにもぴったりです。

オランジェット作りにおすすめのチョコレート

オランジェットにはさまざまなチョコレートを組み合わせられます。フルーツだけでなく、チョコレートもお好みのものを選んでみましょう。

・ビターチョコレート
カカオの苦味の中にほんのりとした甘味があるビターチョコレートは、オレンジピールなど柑橘類の苦味とマッチします。大人な味わいを楽しみたい方やお酒に合わせたい方におすすめです。

・ミルクチョコレート
ミルクチョコレートは苦味よりも甘みの強いチョコレートです。しっかりとチョコレートに甘味がある分、柑橘の酸味や苦味を楽しめるオランジェットに仕上がります。

・ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートはまろやかな甘味に特徴があります。柑橘の苦味が苦手な方はホワイトチョコレートのオランジェットがおすすめ。

自宅で簡単!手作りオランジェットのレシピをご紹介!

おしゃれなオランジェットは「お店で買うもの」といったイメージがありますが、自宅でもつくれるお菓子です。

本格的なオランジェットをつくるには、実は時間がかかります。柑橘などのカットや最初のつけ込みに半日〜1日。砂糖を加えながら煮詰めるには4〜5日ほどかかり、柑橘を乾燥させるためにさらに1日要します。

そこでおわりではなく、チョコレートをコーティングして固めるために数時間かかるため、オランジェットをつくるには繊細な作業と時間がかかってしまうのです。

しかし、家庭でつくる場合、時短レシピがありますよ。自宅のオーブンを使ったり、市販のオレンジコンフィーを使ったりすることで、繊細なオランジェットを簡単につくれます。

初めてでも挑戦しやすいレシピをご紹介するので、ぜひ手作りオランジェットをつくってみませんか。

※オレンジコンフィーとは、オレンジを輪切りにしてシロップ漬けにしたものです。

材料 【5枚分】

オレンジコンフィー 5枚(約100g)
コアントロー 小さじ1
ミルクチョコレート 30g

手順

①天板にクッキングシートを敷き、オレンジコンフィーを並べ、100℃に予熱したオーブンで40分焼く。一度取り出してオレンジを裏返し、再びオーブンで20分焼く。

②表面にハケでコアントローを塗り、網に並べて乾かす。

③チョコレートを細かく刻む。
※チョコレートはビターを使用しています

④3/4量を耐熱容器に入れ、600Wのレンジで1分加熱し、残りのチョコレートを加えて混ぜる。

⑤オレンジの半分までチョコレートをくぐらせ、クッキングシートの上で乾かす。

ポイント

・コアントローは大人の味わいにしたい時にご使用ください。使用する場合は手につかなくなるまで乾かしましょう。
・オレンジの農薬が気になる方は、大きめのボウルいっぱいの水に小さじ1の重曹を溶かして30秒〜1分程、浸水させ、流水でよく洗ってください。

今回ご紹介した、自宅で簡単につくれるオランジェットのレシピは、以下のページの動画にてご覧いただけます。つくり方を詳しく見たい方は、以下のレシピをぜひ参考にしてみてくださいね。

オランジェット

コアントローの香りを楽しめるオランジェットを手作りでつくってみましょう。オレンジコンフィーを使うと、初めてでも簡単につくれます。おしゃれにラッピングして、プレゼントにおすすめです。

みかんでつくるオランジェットのレシピもあります。挑戦しやすい方でつくってみてくださいね。

みかんオランジェット

自宅にあるみかんを、おしゃれなオランジェットにしてみませんか。材料は砂糖やチョコレートなど気軽に用意できるものばかり。あたたかいコーヒーと共に、大人なおやつを楽しみましょう。

オランジェットは柑橘の果物でつくるお酒にぴったりのお菓子

さわやかな柑橘とほろ苦く甘いチョコレートの味わいがおいしいお菓子、オランジェット。ワインやウイスキー、コーヒーに合わせるのがおすすめです。じっくりと時間をかけてつくるお菓子ですが、オレンジコンフィールを使うと自宅でも簡単につくれます。手作りのオランジェットをプレゼントにしてみてはいかがですか?

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