落とし蓋がない時に!代用できるもの3選♪
作成日: 2024/01/22
煮物を作るときに、欠かせない落とし蓋。しかし、いざ使おうと思ったら落とし蓋が見当たらないということもあるかもしれません。そんなときに代用できるアイテムを知っていると慌てずに料理をすることができますよ。この記事では、落とし蓋がない時に代用できるものを3つご紹介します。どれも身近なものなので、ぜひ試してみてください。
落とし蓋はなぜ必要なの?
落とし蓋は、煮物を作るときに鍋の中の食材の上に直接かぶせる蓋のことです。鍋の蓋よりもひとまわり小さいサイズで、木製や金属製、シリコン製など、さまざまな素材のものがあります。落とし蓋をしないとどうなるのだろうという疑問はありませんか?
ここからは落とし蓋の効果について解説します。
熱を均一に通してくれる
落とし蓋を使用することで、鍋内の熱が均等に行き渡り、食材を均一に調理することができます。これにより、食材が一部だけ焦げたり生焼けになったりするのを防ぎ、料理全体がより美味しく仕上がります。
煮崩れ防止
煮崩れは、煮汁の中で食材が動いたりぶつかったりすることで起こります。特に柔らかい食材や形が崩れやすい食材を使用するときには、落とし蓋で食材を押さえると食材どうしがぶつかるのを避けて煮崩れを防ぐことができます。
味を染み込ませることができる
落とし蓋は、鍋の中の水分の蒸発を抑える効果があります。これによって、煮汁が早く減るのを防ぎ、食材にじっくりと味を染み込ませることができますよ。また、煮汁が落とし蓋にぶつかって生じる対流によって煮汁が均等にわたるのでより全体に味が染みこむので、味ムラができにくくなります。
アクを取る
煮物をする際に出るアクはお玉などですくい取るのが一般的ですが、煮汁も一緒にすくってしまうので煮汁が少なくなってしまいます。アクは落とし蓋の周りに集まりやすいので、落とし蓋を取り除くことで簡単にアクを取り除くことができます。煮汁が少なくなってしまう心配もありません。
ふきこぼれ防止
落とし蓋をすることで鍋の中の沸騰が穏やかになるため、ふきこぼれを防ぐことができます。煮汁が吹きこぼれることで、コンロなどが正常に機能しなくなったり、ガス漏れの原因になったり、掃除が大変になったりするので、ふきこぼれを防止するのは重要です。
代用①アルミホイル
アルミホイルを鍋より少し大きめに切り取り、丸い形に整えましょう。このときにアルミホイルを全体的にくしゃくしゃにしてから広げて使うと、アクがつきやすくなります。また、箸や竹串などで穴を開けると蒸気が逃げやすくなります。
代用②ペーパータオル
ペーパータオルを落とし蓋の代用として使うときは「繰り返し使用できるタイプ」にしましょう。
ペーパータオルは空気を通すので、穴を開けずに使うことができます。薄いものや破れやすいもの、キッチンペーパーなどは、鍋の中で破れてしまう恐れがあるため、使用しないようにしてください。
代用③クッキングシート
クッキングシートも、キッチンバサミなどで穴を開けることで落とし蓋の代用として使うことができます。クッキングシートは、鍋の大きさに合わせて丸く切ってから、中心とその他数箇所に穴を開けるようにしましょう。
クッキングシートは切る前に四つ折りにすると、丸く切ったり穴を開けやすくなったりします。
代用品がない場合はどうする?
落とし蓋の代用品がない場合でも、調理は可能です。しかし、落とし蓋をしないと煮崩れしやすくなったり味が均一にならなかったりしてしまいます。
落とし蓋をしないで調理するときは、ふきこぼれの防止や味をゆっくり染み込ませるために「弱火でじっくり」火を通しましょう。また、煮汁が多すぎると具材が動きやすくなってしまうため、煮汁も入れすぎないようにしましょう。
DELISH KITCHENの煮物のレシピ
落とし蓋の代用品を使って煮物を作ってみませんか。肉がメインの煮物、魚介がメインの煮物、野菜がメインの煮物のレシピをまとめました。人気の煮物から定番の煮物までわかりやすく掲載してありますので、毎日の献立作りの参考にしてください。
- 煮物(肉)
https://delishkitchen.tv/categories/19721
- 煮物(魚介)
https://delishkitchen.tv/categories/19771
- 煮物(野菜)
https://delishkitchen.tv/categories/19838
落とし蓋の代用品をうまく使って料理しよう
落とし蓋は熱を均一に通す、煮崩れの防止、味を均一に染み込ませる、アクを取る、ふきこぼれ防止の効果があります。ご家庭に落とし蓋がなくても、アルミホイル、ペーパータオル、クッキングシートというキッチンにある身近なものを代用として使うことができます。これらは使い捨てできるので、後片付けも簡単です。
落とし蓋がなくても煮物は作れますが、落とし蓋を使いこなせばいつもの煮物がワンランク上の仕上がりになりますよ。落とし蓋を使ったことがない方も、ぜひ落とし蓋を使って料理してみましょう。