話題の発酵食品「テンペ」とは?その魅力に迫ります!
作成日: 2024/02/15
テンペとは一体どんな食べ物なのでしょうか?インドネシアからやってきたこの発酵食品が、なぜ世界中で愛されているのか、その秘密をわかりやすく解説します。
この記事を通じて、テンペの基本情報から、その魅力、栄養価、おいしい食べ方までを学びましょう。
テンペは一体どんな食品?
テンペとは
テンペは400年以上も前にインドネシアで生まれた伝統的な発酵食品です。煮た大豆をバナナの葉で包むことで、バナナの葉に含まれるテンペ菌と呼ばれる菌が大豆の発酵を促し、テンペが作られます。
栄養価が高いことから、インドネシア政府がスーパーフードとしても公式に認めている食べ物です。
日本でもスーパーなどにはあまり流通しておらず、ECサイトや輸入食品を扱う専門店などで購入することができます。
テンペが注目を集める理由
テンペが世界中で注目される理由は、満足感のある食べ応えと栄養価の高さにあります。大豆がふんだん入っていることからタンパク質が豊富で、ビタミンB群、食物繊維、必須アミノ酸などを含むテンペは、健康志向の方々にとって理想的な食品です。
さらに、お肉のような食べ応えがあることから食べ応えがあり、お肉の代用としても重宝されています。
テンペの特徴や食べ方をご紹介
テンペの見た目や味
テンペの最大の特徴は見た目と食感です。
テンペは大豆一粒一粒がテンペ菌の菌糸によって固まることで白いケーキのような見た目をしています。カットした断面はホワイトチョコのチョコクランチのようにも見えます。発酵食品であることとその独特な見た目から「大豆のカマンベールチーズ」と呼ばれることもあります。
ちなみに、大豆がほとんど見えなくなるくらい白い菌糸で覆われているテンペがより質の良いテンペだそうです。
テンペの食感はまるでお肉を食べているかのような食感で食べ応えがあります。そのためお肉が食べられない人でも十分満足感を味わうことができます。またテンペはナッツに似た香ばしい独特の香りがします。
テンペは発酵食品ではありますが、匂いやクセが少なくたんぱくな味わいです。
テンペの食べ方
インドネシアではテンペをカラッと揚げて塩をまぶして食べたり、甘辛いソースにつけて食べるのが一般的です。また、煮る、炒めるなどの調理方法で食べることもあります。
日本では、他の食材とあわせて炒め物で食べることもあれば、テンペをスライスしてサラダ、ハンバーグ、餃子などの材料として使うことも多いです。
テンペについてよくある質問
テンペと納豆の違いは?
テンペと納豆は共に大豆を発酵させた食品ですが、その特徴は大きく異なります。まず発酵方法の違いをみると、納豆は納豆菌を用いて発酵させるのに対し、テンペは上で説明した通りバナナの葉に含むテンペ菌によって発酵させます。
また匂いについても納豆はいわゆる強い納豆臭がしますが、テンペは無臭です。さらにテンペは固形のためカットしても形を保ちますが、納豆は混ぜると糸を引く性質があるなど、多くの違いがあります。
【テンペ】
発酵方法:テンペ菌
見た目:固形、粘り気なし
におい:ナッツのような香おり
食感:肉に近い
味わい:たんぱく
【納豆】
発酵方法:納豆菌
見た目:粒状、糸を引くような粘り気あり
におい:特有の納豆臭
食感:豆の食感
味わい:納豆特有の旨み
大豆の隙間の白いカビのようなものは何ですか?
それはテンペ菌による発酵の結果生じる菌糸です。カビではなく、食べても安全です。
テンペは生でも食べることができますか?
テンペは基本的に加熱して食べることをおすすめします。生では消化が難しい場合があります。
テンペはどうやって保存するのが良いですか?
テンペは冷蔵庫で保存し、開封後は早めに食べきることをおすすめします。冷凍保存も可能です。
DELISH KITCHENおすすめのテンペを使ったレシピをご紹介
テンペを使ったレシピをご紹介します!テンペを購入したけど食べ方がわからない、という方はぜひ一度お試しください。
テンペはインドネシア発祥のスーパーフード!
この記事では、テンペの基本情報から食べ方、保存方法、購入方法までをご紹介しました。テンペはその独特の風味と栄養価の高さから、世界中で注目を集めています。特に、健康志向の方やヘルシー志向の方々にとっては、良質なタンパク源として欠かせない食材となっています。
また、日本でもECサイトなどで手軽に購入することができ、様々な料理に活用できるので、ぜひ一度試してみてください。