きんつばとはどんな和菓子?味や作り方・おすすめの食べ方まで徹底解説!
作成日: 2024/04/02
和菓子の世界には、見た目も美しく、味わい深いお菓子がたくさんあります。その中でも、きんつばは特に歴史ある和菓子として知られています。
では、きんつばとは一体どんな和菓子なのでしょうか?
この記事では、きんつばの概要から特徴、楽しみ方、そして自宅で作れるレシピまで、わかりやすく解説していきますよ。
きんつばとは?
きんつばは、小麦粉の生地であんこを包み、四角い形に成形して焼いた和菓子です。
大阪で誕生したきんつばは、現在では四角い形が主流ですが、元々は丸い形をしていました。その形が刀の鍔(刀の柄の根元を守る金属部分)に似ていることから、当初は「銀つば」と呼ばれておりました。
しかし、江戸時代に庶民に広がるに連れて「銀より金の方が縁起が良い」という理由や、「銀貨文化の関西から、金貨文化の東京に広がったため」という背景から、「金つば」と呼ばれるようになったそうです。
きんつばは、シンプルながらも、あんこの甘さと生地の香ばしさが絶妙にマッチして多くの人々に愛されており、縁起の良い名前から、お土産の定番菓子としても有名です。
きんつばの特徴
では、きんつばの特徴を見ていきましょう。
見た目
きんつばの見た目は、四角い形をしています。一般的には、長方形や正方形をしており、焼き色がついた表面が特徴的です。色は、焼き加減によって薄い茶色から濃い茶色までさまざまです。
食感
外側の生地が香ばしく、少し硬めに焼かれているため、噛むとサクッとした食感が楽しめます。中のあんこは、しっとりとしていて、生地との対比が絶妙ですよ。この食感は、きんつばの大きな魅力の一つです。
味わい
きんつばの味わいは、あんこの甘さと生地のシンプルで素朴な味が組み合わさっています。あんこは主に小豆を使ったつぶあんが用いられ、自然な甘さと豆の風味が口いっぱいに広がります。生地は小麦粉をベースにしており、あっさりとしていて、あんこの甘さを引き立てる役割を果たしています。
きんつばの楽しみ方
きんつばは、そのまま食べても美味しいですが、お茶と一緒に楽しむのが一般的です。特に緑茶や抹茶との相性が良く、甘いきんつばと苦みのあるお茶と楽しんでいただくことがおすすめです。
季節によっては、冷やして食べるのもおすすめです。夏場には冷蔵庫で冷やすことで、さらに食感が引き締まり、新しい味わいを楽しむことができますよ。
きんつばの作り方
自宅できんつばを作るのは、意外と簡単です。ここでは、基本的なきんつばの作り方をご紹介します。手作りならではの温かみと、作る楽しさを味わってくださいね。
材料【12個分】
つぶあん :300g
粉寒天 :2g
水 :100cc
サラダ油 :小さじ1
☆皮
白玉粉 :大さじ1
薄力粉 :大さじ5
砂糖 :大さじ1
水 :大さじ5
手順
①鍋に粉寒天、水を入れて混ぜながら中火で沸騰させて、弱火にして1分煮て溶かす。
②火を止めて、つぶあんを加えて混ぜる。
③バットにラップを敷いてあんこを流し入れて、冷蔵庫で冷やし固める。
【ポイント】バット(13×10cm)を使用しています
④バットから取り出し12等分に切る。
⑤ボウルに白玉粉を入れて粒を細かくつぶし、薄力粉、砂糖を加えて混ぜる。水を少しずつ加えてその都度混ぜる。
【ポイント】ダマにならないように混ぜましょう
⑥フライパンにサラダ油を入れて薄くのばし、弱火で熱する。☆をあんこにつけて焼き、全面同様にして焼く。
【ポイント】皮は薄い方が綺麗な仕上がりになります。火傷に注意してください。
レシピ動画はこちら
手順を動画で見たい方は、こちらのレシピ動画をチェックしてみてください。実際に作る様子を見ることで、より理解が深まりますよ。
きんつばは、シンプルながらも奥深い味わいの和菓子!
この記事を参考にして、ぜひ自宅で手作りに挑戦してみてください。きっと特別な味わいになるはずです。また、お茶と一緒に楽しむことで、日本の伝統的な味をより深く感じることができますよ。