DELISH KITCHEN

アドボとはどんな料理?味わいや作り方をご紹介

作成日: 2024/04/05

アドボと聞いて、皆さんはどんな料理を思い浮かべますか?

フィリピンの家庭の味として親しまれ、その歴史と風味が多くの人々を魅了してきたアドボは、日本でも注目されています。この記事では、アドボの魅力を深掘りし、その特徴や簡単な作り方をご紹介します。

フィリピンの味を自宅で楽しむための情報が満載ですので、ぜひ最後までお読みください。

目次

  1. アドボはどんな料理?
    1. アドボの定義
    2. アドボの起源や歴史について
    3. アドボの特徴
    4. アドボにおすすめの具材
  2. アドボの作り方をご紹介!
    1. 材料 【2人分】
    2. 手順
  3. アドボの魅力を家庭で再現しよう

アドボはどんな料理?

早速アドボという料理について詳しくみていきましょう!

アドボの定義

アドボはフィリピンの代表的な家庭料理で、肉や野菜を酢、醤油、ニンニク、ローリエなどでマリネして煮込んだ料理です。

「アドボ」という言葉はスペイン語で「マリネする」、「漬け込む」」という意味を持ち、フィリピンの歴史と深い関係があります。この料理は、様々な食材を使ってアレンジが可能で、そのバリエーションの豊かさも魅力の一つです。

アドボの起源や歴史について

フィリピンはかつてスペインの植民地であったこともあり、アドボはスペイン人の影響を受けて誕生した料理のひとつであるといわれています。

その当時、フィリピン人がお酢を使って作っていた料理を、スペイン人が元々自国に存在していたスペイン料理の「アドバール(マリネ)」と似ていたことから「アドボ」と呼んだことが始まりとされています。

フィリピンは高温多湿な国であるため、当時は食材や料理などが腐りやすく、保存性を高める目的で多くの家庭で料理にお酢が使われていたこともあり、フィリピンが独立した後も国民的な料理として受け継がれていきました。

ちなみにスペイン料理のアドボは食材をマリネした後、焼いたり、フライにして食べるのが一般的だそうです。

アドボの特徴

アドボはその見た目のシンプルさとは裏腹に、味わい深い料理です。

お酢の酸味と醤油の旨味が絶妙に絡み合い、ニンニクやローリエの香りが食欲をそそります。肉の食感は、酢に漬け込んだ効果によって柔らかく、煮込むことでさらにジューシーに仕上がります。

本場フィリピンではスカと呼ばれるお酢を使うことで、その独特の風味を生みだしています。

また、パティスと呼ばれるナンプラーを加えることでさらに味わいが深まります。単体でも美味しく食べられますが、ご飯と一緒に食べるのがスタンダードな食べ方です。

アドボにおすすめの具材

アドボには豚肉や鶏肉がよく使われますが、空心菜やムール貝、牡蠣、アサリ、イカ、ヤギの肉など、さまざまな具材でアレンジを楽しむことができます。家庭によっては手羽元や卵を使うこともあり、お好みに合わせて自由にカスタマイズすることができるのがアドボの魅力の一つです。

アドボの作り方をご紹介!

アドボは自宅で簡単に作ることができます!
材料もスーパーで買える食材で作れますので、ぜひ一度作ってみてください!
今回は手羽元をつかったアドボのレシピをご紹介します。

材料 【2人分】

手羽元・・・・・・・・・8本(480g)
ゆで卵・・・・・・・・・2個
玉ねぎ・・・・・・・・・1/2個(100g)
にんにく・・・・・・・・1かけ
ローリエ・・・・・・・・1枚
サラダ油・・・・・・・・大さじ1/2

☆調味料
砂糖・・・・・・・・・・大さじ1
酢・・・・・・・・・・・大さじ3
しょうゆ・・・・・・・・大さじ2と1/2
黒こしょう(ホール)・・・・5粒
水・・・・・・・・・・・200cc

手順

①にんにくは縦半分に切って芯を取り除き、みじん切りにする。玉ねぎはみじん切りにする。
②フライパンにサラダ油を入れて中火で熱し、手羽元を入れて表面に焼き色がつくまで焼く。端によせ、玉ねぎ、にんにくを加え、香りが立ちしんなりするまで炒める。
③☆、ローリエを半分にちぎりながら加えて混ぜ、煮立ったらふたをして弱めの中火で15分煮る。ゆで卵を加え、煮汁をかける。再びふたをして5分ほど煮る。
④煮汁が少なくなり、とろっとするまで時々混ぜながら中火で煮詰める。

今回ご紹介したレシピは以下のページで動画でも確認できます。
よりわかりやすく見たい方はぜひチェックしてみてください!

アドボの魅力を家庭で再現しよう

フィリピンの家庭の味、アドボはそのシンプルな材料と作り方でありながら、深い味わいと豊かな歴史を持つ料理です。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひ自宅でアドボを作ってみてください。フィリピンの温かい食文化を感じながら、家族や友人との食卓を楽しむことができるでしょう。

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