キャベツの黒ずみは食べられる?食べられない?正体を解説!
作成日: 2024/05/21
お料理にキャベツを使おうと思った際、断面の黒ずみ、葉につく斑点を見つけたことはありませんか?この黒ずみは一体何なのでしょうか?この記事では、キャベツの黒ずみの正体と、それを食べて良いかどうか解説します。また、キャベツが腐るサインと、新鮮なキャベツを長持ちさせる保存方法についてもお伝えします。
キャベツの断面の黒ずみ
1/2や1/4に切ったキャベツの断面が、薄く黒ずんできた経験はありませんか?
これはカビではなく、キャベツに含まれるポリフェノールが空気に触れ、酸化したことによるものです。黒くなっていますが、害はないため、食べても問題はありません。見た目が気になる場合は、黒くなった部分を切り落とし、きれいな部分のみ料理に活用してみてください。
しかし、黒ずんだ部分が溶けてふにゃふにゃとしていたり、汁が出ていたり、異臭がする場合は腐敗が進んでいます。該当部分を大きく切り落として、口に入らないように注意してください。
キャベツの葉の黒い斑点
ここでは、断面ではなく「葉」自体に黒い斑点のようなものがある場合の原因や対処方法についてご紹介します。
キャベツの葉に黒い斑点があるのには、いくつかの原因が考えられます。その原因は何なのか、黒い斑点があるキャベツは食べられるのか、詳しく見ていきましょう。
ゴマ症
ゴマ症は、キャベツの葉に小さな黒い斑点が現れる現象です。こちらの黒い斑点もポリフェノールの一種のため、食べても害はありません。
ゴマ症は、植物が「窒素」を過剰に吸収したことにより発生すると考えられています。天候が適していなかったり、急激な気温の変化があったりと、キャベツにとってストレスが多い状況下で育つと、黒い斑点が発生することがあります。
内部黒変症状
内部黒変症状は、急激な気温の変化によって引き起こされる現象です。冬キャベツに多く、キャベツの内側の水分が凍った後に、急速に解凍されると、黒い斑点やシミが現れます。
内部黒変症状が表れても食べられない訳ではありません。しかし、カビなどの可能性もあるため、気になる場合は適宜取り除いて食べることをおすすめします。
キャベツは腐るとどうなるの?
キャベツが腐ると、葉が黒くなり、べたつきや悪臭を放つようになります。これらのサインは、キャベツがもはや食べられない状態にあることを示しています。腐敗したキャベツを食べると、健康を害する可能性があるため、食べないようにしましょう。
キャベツの正しい保存方法!(保存目安:2週間)
キャベツを新鮮な状態で長持ちさせるには、適切な保存方法が重要です。キャベツは低温で湿度を保ちつつ保存することで、黒ずみや腐敗を防ぐことができます。
丸ごと保存する方法
①キッチンペーパーは水でぬらして水気を軽くしぼる。
②キャベツは包丁の刃先で芯をくり抜き、ぬらしたキッチンペーパーをくり抜いた穴に詰める。新聞紙で包み、ポリ袋に入れて袋の口を軽く閉じる。野菜室で保存する。
【ポイント】
ぬらしたキッチンペーパーを詰めることで、中心から水分が抜けるのを防ぎます。
1/2個、1/4個を保存する方法
①キャベツは芯に切れ目を入れる。ぴったりとラップをして野菜室で保存する。
【ポイント】
切り目を入れることでキャベツの成長をおさえ、日持ちさせることができます。また、芯につまようじを数本刺す方法もおすすめです。ラップはポリ袋でも代用可能です。
キャベツの保存方法
水分の蒸発を防ぐためにぴったりとラップをすることで美味しさを保つことができます。丸ごと保存、カットしたキャベツを保存する場合、それぞれポイントがあるのでお試しください。
詳しいレシピ動画はこちら
キャベツの黒ずみや斑点は、一般的には食べられる!
キャベツの黒ずみや斑点は、ポリフェノールや寒暖差によるものが一般的には多いですが、中には腐敗が進んでいるものもあります。正しい保存方法で、キャベツを使った美味しい料理を安心して楽しんでください♪