焼き魚の美しい食べ方とは?食べる時の順序やポイントをご紹介
作成日: 2024/05/21
みなさんは焼き魚をきれいに食べるコツをご存知ですか?
箸の持ち方は幼い頃に習っても、焼き魚のきれいな食べ方までは教わらない方が多いかと思います。
そこで今回は焼き魚を食べるコツや食べる順序について解説していきます。
正しいマナーを知っておくことで、人が集まる会食の場や子供に教える時にも役に立ちますよ!
焼き魚の食べ方のステップ
焼き魚は頭から尾に向かって食べ進めるのが基本です。まずはこのことを頭に入れておきましょう。
しかし、ただ頭の方から食べ始めるのではありません。
正しい箸の入れ方やステップがありますので、これから解説していきます。
実は焼き魚以外に、煮魚でも食べ進めるステップは同じなので、一度覚えてしまえばどの魚もきれいに食べることができますよ!
①ヒレを取り除く
尾ビレや腹ビレはできる限り最初に取り除いておくと食べやすくなります。
取り除いたヒレはお皿の奥側の隅にまとめて置きましょう。
②中骨に沿って表身に箸を入れる
次に魚の中骨に沿って頭の方から表身に箸を入れていきます。
中骨とは魚の頭から尾にかけて一直線上にある一番大きな骨です。
背中側の身と腹側の身とで2分割されるようにきれいに箸が入れられるとベストです。
③背中側、腹側の順番で表身を食べる
表身を背中側、腹側で分けることができたら、いよいよ背中側、腹側の順番で表の身を食べ始めます。
この時真ん中から食べるのではなく、最初に説明した通り、頭から背中にかけて食べ進めるのが正しい食べ方です。
④中骨を取り除く
表身が食べ終わったら、中骨を取り除きます。
まずは中骨と裏身の間に箸を入れて骨を浮かせ、尾から頭にかけてゆっくりと中骨を取っていき、頭がついたまま中骨全体を外します。
頭を外す際に片方の手で頭を持ってあげると取り外しやすいです。
外した骨は半分に折ってヒレと同じように皿の隅にまとめましょう。
手が汚れてしまった場合はしっかり汚れを拭き取ることもマナーの1つです。
頭を持つ際に懐紙(かいし)を使うとよりスマートで、手も汚れずに済みます。
和食の席では懐紙を持っておくと、骨を取るときや、残った骨等を隠したりするのに便利です。
⑤他の小骨を取り除く
裏身を食べる前に、他の小骨がある場合は取り除きましょう。
魚の種類によっては小骨が多いものもあります。喉に刺さってしまう可能性があるため、できる限り取り除きましょう。
身を食べた後で小骨に気づいた場合は、口に指を入れて取り除くのではなく、口元を隠しながら箸で取り除くのがマナーです。会食などでは気をつけましょう。
取り除いた小骨は、これまで同様皿の奥側の隅に置いてください。
⑥背中側、腹側の順番で裏身を食べる
表身同様、背中側、腹側の順番で頭から尾にかけて食べ進めてください。
全て食べ終わった後にお皿の真ん中がきれいなら、上手に食べ終わったといえるでしょう!
焼き魚を食べる際のNG行為
上で説明したものもありますが、改めて以下の行為は焼き魚を食べる上でNG行為となりますのでご注意ください。
- 尾の方から食べたり、真ん中から食べる
- 表身を食べた後、魚をひっくり返す
- 食べてしまった骨を手を使って口から取り出す
焼き魚をきれいに食べてワンランクアップ!
いかがでしたか?
普段何気なく焼き魚を食べていた方も今回の記事をきっかけに、正しい食べ方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
きれいに食べることができれば、作ってくれた方もきっと喜んでくれますよ!