イギリスの代表料理はコレ!特徴や味わいも解説♪
作成日: 2024/06/14
更新日: 2024/06/17
イギリス料理と聞いて、どんな料理が思い浮かびますか?フィッシュ・アンド・チップスやアフタヌーンティーでおなじみのスコーンなど、イギリスにはたくさんの魅力的な料理が存在します。本記事では、イギリスの代表料理についてその特徴や味わいを詳しく解説します。
目次
- イギリス料理の特徴
- イギリスの代表的料理
- フィッシュ・アンド・チップス (Fish and Chips)
- サンデー・ロースト (Sunday Roast)
- シェパーズパイ (Shepherd's Pie)
- ビーフ・ウェリントン (Beef Wellington)
- バブル・アンド・スクイーク (Bubble and Squeak)
- フル・イングリッシュ・ブレックファスト (Full English Breakfast)
- ブラックプディング (Black Pudding)
- プラウマンズランチ (Ploughman's Lunch)
- ベイクドビーンズ・オン・トースト (Baked Beans on Toast)
- トード・イン・ザ・ホール (Toad in the Hole)
- ヴィクトリアスポンジケーキ (Victoria Sponge Cake)
- スコーン (Scone)
- エクルズケーキ (Eccles Cake)
- イギリス料理を楽しもう!
イギリス料理の特徴
イギリス料理の特徴は、そのシンプルな調理法にあります。焼く、茹でる、揚げるといった基本的な手法を用い、素材の味を活かす料理が多くあります。中でもイギリスで親しまれ、よく食べられている食材は「じゃがいも」と「パン」です。じゃがいもはフィッシュ・アンド・チップスやローストポテト、シェパーズパイのマッシュポテトなど、幅広く使用されます。パンも欠かせない要素で、プラウマンズランチやベイクドビーンズ・オン・トーストなど、様々な形で親しまれています。
イギリスの代表的料理
ここからは、イギリスの代表的な料理の概要や特徴、味わいなどをご紹介していきます。
フィッシュ・アンド・チップス (Fish and Chips)
フィッシュ・アンド・チップスは、白身魚のフライとフライドポテトを組み合わせた料理で、イギリスの国民的料理です。魚はたいていハドックなどのタラ類や、プレイスなどのカレイ類が使われます。魚のサイズは大きく、サクサクの衣が特徴です。イギリスでは、お酢や塩をかけて食べるのが基本で、中でもモルトビネガーやオニオンビネガーがよく使われます。その他に、タルタルソースをかけて食べても美味しいですよ。白身魚やポテトの、揚げたてカリカリの食感を楽しむことができます。
サンデー・ロースト (Sunday Roast)
サンデー・ローストは、日曜日に家族で楽しむ伝統的な料理です。ローストした肉(ビーフ、ポーク、ラム、チキンなど)に、ヨークシャープディング、ローストポテト、野菜、グレイビーソースを添えた豪華な一皿です。特にローストポテトは外側がカリカリ、中がホクホクで、一度食べたらやみつきになります。
シェパーズパイ (Shepherd's Pie)
シェパーズパイは、お肉のミンチとマッシュポテトを使った家庭料理です。下には香ばしく炒めたミンチが、上にはクリーミーなマッシュポテトが重ねられており、オーブンで焼いて仕上げます。寒い季節にぴったりのほっこりする味わいです。
ビーフ・ウェリントン (Beef Wellington)
ビーフ・ウェリントンは、フィレ肉をフォアグラのパテや、玉ねぎ、エシャロット、きのこなどを炒めたもので包み、さらにその上をパイ生地で包んだものをオーブンで焼いた豪華な料理です。外はサクサク、中はジューシーな肉の旨みが詰まっています。
バブル・アンド・スクイーク (Bubble and Squeak)
バブル・アンド・スクイークは、残り物の野菜を炒めた料理です。特に、前日のローストディナーの残り物を使うことが多く、キャベツやポテトが一般的です。次にご紹介するフル・イングリッシュ・ブレックファストにもよく使われる料理です。
フル・イングリッシュ・ブレックファスト (Full English Breakfast)
フル・イングリッシュ・ブレックファストは、ボリューム満点の朝食で、ベーコン、ソーセージ、エッグ、ベイクドビーンズ、トマト、マッシュルーム、トースト、バブル・アンド・スクイークなどが一皿に盛られます。ヴィクトリア王朝時代に遅めの夕食と、それに合わせたボリュームのある朝食が流行し定着したことで、ボリューミーな朝食が伝統的な食事とされるようになりました。それぞれシンプルな調理法ですが、素材の味をしっかりと感じられる一皿です。
ブラックプディング (Black Pudding)
ブラックプディングは、豚の血とお肉、オート麦やハーブを混ぜて作られるソーセージです。独特の風味があり、フル・イングリッシュ・ブレックファストの一部として提供されることが多いです。クリスピーに焼いて食べるのが一般的で、旨みの強い味わいが特徴です。
プラウマンズランチ (Ploughman's Lunch)
プラウマンズランチは、日本でいう「定食」のようなものです。イギリスのパブでは定番のメニューで、チーズ、パン、ピクルス、サラダなどを盛り合わせたシンプルなランチメニューです。バランスの取れた食事として愛されています。「プラウン」とは農具の一種で、「農夫の昼食」という意味が込められています。
ベイクドビーンズ・オン・トースト (Baked Beans on Toast)
ベイクドビーンズ・オン・トーストは、砂糖やスパイスなどで味付けした少し甘みのあるトマトソースで煮た豆(主に白いんげん豆)をトーストに乗せた簡単な料理です。イギリスでは手軽な朝食や軽食として親しまれており、温かいビーンズがトーストに染み込むシンプルな美味しさがあります。紅茶と一緒に楽しまれる方が多いそうです。
トード・イン・ザ・ホール (Toad in the Hole)
トード・イン・ザ・ホールは、ソーセージを生地で包んで焼いた料理です。外はカリッと、中はふんわりとした食感が特徴で、マッシュポテトを添え、グレイビーソースをかけて食べるとさらに美味しさが引き立ちます。
ヴィクトリアスポンジケーキ (Victoria Sponge Cake)
ヴィクトリアスポンジケーキは、ジャムとクリームを挟んだスポンジケーキです。名前の由来は、ヴィクトリア女王が好んで食べていたことから来ています。シンプルながらふんわりとしたスポンジケーキと甘さ控えめのクリームが絶妙です。
スコーン (Scone)
スコーンは、アフタヌーンティーの定番で、クリームとジャムを添えて食べる焼き菓子です。外はサクサク、中はしっとりとしており、特にクロテッドクリームとの相性が抜群です。
エクルズケーキ (Eccles Cake)
エクルズケーキは、小型の干しブドウや、オレンジやレモンピールの砂糖漬け、その他砂糖やバター、様々なスパイスを混ぜたものをペストリー生地で包んだ小さなケーキです。甘さと酸味が絶妙に調和しており、ティータイムにぴったりの一品です。
イギリス料理を楽しもう!
イギリス料理には、伝統的な家庭料理から特別な日に楽しむ豪華な料理まで、さまざまな種類があります。それぞれの料理には歴史と文化が詰まっており、食べることでイギリスの生活や価値観に触れることができます。ぜひ、これらの料理を実際に味わってみて、イギリス料理の魅力を体験してみてください。