DELISH KITCHEN

流行中の「キャロットケーキ」とは?どんな味?レシピもご紹介♪

作成日: 2024/06/18

キャロットケーキはその名の通り、キャロット(にんじん)を使ったケーキです。
イギリスで誕生し、アメリカやヨーロッパで広く親しまれてきたキャロットケーキですが、近年、日本のカフェやベーカリーなどで注目され、キャロットケーキを食べにお店を巡る「キャロ活」という言葉も出てきています。この記事では、そんなキャロットケーキの基本情報や、材料、味わい、作り方、人気になった理由についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪

目次

  1. キャロットケーキの基本知識
    1. キャロットケーキとは?
    2. なぜにんじんが使われたの?
  2. キャロットケーキの特徴・味わい
    1. スパイス
    2. クリームチーズフロスティング
  3. キャロットケーキが人気の理由
  4. キャロットケーキの作り方
    1. 材料【18cmパウンド型1個分】
    2. 手順
    3. 詳しいレシピ動画はこちら
  5. クリームチーズフロスティングの作り方
    1. 材料【作りやすい分量】
    2. 手順
    3. 詳しいレシピ動画はこちら
  6. 自然な甘みのキャロットケーキを存分に楽しもう♪

キャロットケーキの基本知識

ここではキャロットケーキの基本知識をご紹介します。

キャロットケーキとは?

キャロットケーキは、すりおろしたにんじんを生地に混ぜ込んで作るケーキです。にんじんの甘みとしっとりとした食感が特徴です。キャロットケーキにはシナモンやナツメグ、ジンジャーなどのスパイスやナッツ類がふんだんに使われており、ケーキの上にはクリームチーズフロスティングをのせる場合がほとんどです。

なぜにんじんが使われたの?

キャロットケーキはイギリスで発祥したのですが、イギリスやヨーロッパなどの地域で穫れるにんじんは日本のものと比べて糖度が高く、古くから高級な砂糖やはちみつなどの代わりにケーキの材料として使われていたそうです。にんじんがケーキに使われた起源は諸説ありますが、中世の時代には既にケーキににんじんが使われていました。

ですが、キャロットケーキがイギリス全土に普及したのは、第二次世界大戦中です。戦時中のイギリスでは、砂糖やバターなどの食材が不足し、配給制が導入されました。にんじんは手に入りやすく自然な甘みを持っているため、ケーキやデザートの甘味料として適しているとされ、イギリス政府がにんじんを使ったケーキを大々的にプロモーションしたそうです。それによりイギリス全土にキャロットケーキが広まったと言われています。

キャロットケーキの特徴・味わい

ここでは、キャロットケーキの特徴や味わいについてご紹介します。

スパイス

キャロットケーキの味わいを豊かにする重要な要素がスパイスです。キャロットケーキには、シナモン、ナツメグ、ジンジャーなどのスパイスがよく使われます。これらのスパイスは、にんじんの甘みを引き立てるだけでなく、ケーキ全体に深みと温かみをもたらします。シナモンは特に重要で、その甘くて少しピリッとした風味がキャロットケーキに独特の味わいを与えます。ナツメグはシナモンとよく調和し、ケーキにほんのりとした辛みを加えます。ジンジャーは風味を引き締め、全体のバランスを整える役割を果たします。これらのスパイスの組み合わせが、キャロットケーキの魅力的な風味を作り出し、他のケーキとは異なる味わいになるのです。

クリームチーズフロスティング

キャロットケーキに欠かせないもう一つの特徴が、クリームチーズフロスティングです。クリームチーズフロスティングは、クリームチーズ、バター、粉砂糖、レモン果汁などを混ぜ合わせて作ります。このフロスティングは、キャロットケーキのしっとりとした生地に対して、滑らかでクリーミーな食感を加えます。また、クリームチーズの軽い酸味がケーキの甘さを引き立て、全体の味わいをバランス良く整えます。フロスティングはケーキのトップやサイドに厚く塗られることが多く、その見た目がおしゃれでデコレーションにもなります。特に特別なイベントやお祝いの場では、このフロスティングがキャロットケーキを一層華やかに彩ります。

キャロットケーキが人気の理由

ここでは、どうしてキャロットケーキが人気となっているのか、その背景をご紹介します。

キャロットケーキブームの始まりは、2011年にパリから日本に上陸した「ローズベーカリー」というカフェが、日本で人気になったことだと言われています。ここでキャロットケーキは人気のメニューの一つだったそうです。さらには、コロナ前から「ヌン活」と呼ばれる、ホテルやカフェでのアフタヌーンティーを楽しむ人が増えたことも背景にあります。人気のカフェ「ローズベーカリー」の人気メニューであり、アフタヌーンティーに度々登場するケーキということで、コロナ前には既に広く知られていました。

その中で、ヘルシー志向の高まりも人気になった要因だと考えられています。ケーキといえば、砂糖やバターなど糖分がよく使われるスイーツですが、キャロットケーキは砂糖やバターは使用するものの少量の使用であったり、ケーキでにんじん(野菜)を摂取できるということ自体が、ヘルシー志向の高まりとともに人々に受け入れられたのではないかと言われています。

その他にも、おしゃれな見た目で写真や動画に映えるといった特徴や、美味しさも人気となった理由です。キャロットケーキはスパイスの配合やクリームチーズフロスティングの味わいで、味わいが大きく異なります。おしゃれなカフェやベーカリーを巡り、自分好みのキャロットケーキを探す楽しさもあり、「キャロ活」が広まったのではないでしょうか。

キャロットケーキの作り方

ここではキャロットケーキの作り方をご紹介します。

材料【18cmパウンド型1個分】

・にんじん・・・・・・・・・1本(150g)
・くるみ [ロースト]・・・・・30g
・砂糖・・・・・・・・・・・70g
・サラダ油・・・・・・・・・100cc
・卵・・・・・・・・・・・・1個
・薄力粉・・・・・・・・・・100g
・ベーキングパウダー・・・・小さじ1
・シナモンパウダー・・・・・小さじ1
・塩・・・・・・・・・・・・少々
・レーズン・・・・・・・・・20g

手順

①《下準備》オーブンを170°Cに予熱する。

②にんじんはへたを切り落とし、おろし器ですりおろす。くるみは粗く刻む。
【ポイント】にんじんはよく洗い、皮付きのまま使用しています。気になる方は皮をむいてください。

③ボウルに卵を割り入れ、砂糖、塩を加えて白っぽくなるまで混ぜる。サラダ油を3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。2のにんじんを加えて混ぜる。

④薄力粉、ベーキングパウダー、シナモンパウダーをふるいながら加える。粉っぽさがなくなるまでゴムベラでさっくり混ぜる。くるみ、レーズンを加えて全体をさっと混ぜる。

⑤クッキングシートを敷いた型に流し入れ、170°Cに予熱したオーブンで20〜30分焼く。
【ポイント】竹串で刺して生地がついてこなければ焼き上がりです。

詳しいレシピ動画はこちら

クリームチーズフロスティングの作り方

ここではクリームチーズフロスティングの作り方をご紹介します。

材料【作りやすい分量】

・クリームチーズ・・・・・100g
・無塩バター・・・・・・・20g
・粉砂糖・・・・・・・・・50g
・レモン汁・・・・・・・・小さじ1

手順

①クリームチーズ、バターは常温に戻す。

②ボウルにバターを入れてなめらかになるまで混ぜ、クリームチーズを加えてさらになめらかになるまで混ぜる。

③レモン汁を加えて混ぜ、粉砂糖を2回に分けて加え、その都度混ぜる。
【ポイント】なめらかになるまでよく混ぜましょう。

詳しいレシピ動画はこちら

自然な甘みのキャロットケーキを存分に楽しもう♪

キャロットケーキは、にんじんの自然な甘みとしっとりとした食感、そしてスパイスやナッツの風味が楽しめるケーキです。健康志向の方にも人気があり、さまざまなアレンジが可能です。美味しいキャロットケーキを是非おうちでも楽しんでくださいね♪

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