「桜肉」とは何の肉?実はみんなが知っているアレ!理由も解説♪
作成日: 2024/06/28
桜肉とは一体何の肉なのでしょうか?「桜」という言葉から春を連想する方も多いでしょうが、実は「桜肉」は馬肉のことを指します。日本では古くから食べられてきた馬肉ですが、なぜ「桜肉」と呼ばれるのでしょうか?今回はその理由や由来、そして桜肉を美味しく楽しむ方法について詳しく解説します。ぜひ最後までご覧ください。
桜肉は何の肉のことか
桜肉とは「馬肉」のことを指します。この呼び名は、日本独自の文化として定着しています。桜肉は、特に刺身の「馬刺し」として食べられることが多く、とろけるような舌触りや、さっぱりとした脂身、肉本来の優しい味わいで人気のお肉です。
「桜肉」と呼ばれるようになった理由
馬肉が「桜肉」と呼ばれるようになったのには、いくつかの説があります。
ここでは有力な説をいくつかご紹介します。
江戸時代に使われていた隠語が残っているため
江戸時代、お肉を食べることはタブーとされていました。当時は猪肉を「牡丹(ぼたん)」、鹿肉は「紅葉(もみじ)」と呼ばれていたそうです。馬肉は「桜」と呼ばれていたそうです。隠語としての「桜」は、時代が進むにつれて一般に広まり、現在でも馬肉を指す言葉として定着したという説です。
「佐倉」という場所に牧場があったため
江戸時代に、現在の千葉県佐倉市周辺には大規模な牧場があり、そこで馬が飼育されていました。そこで飼育されていた馬が大変質の良い馬だったとのことで「馬=佐倉」ということが広がり、「桜肉」と呼ばれるようになったという説があります。
肉の色が鮮やかなため
桜肉と呼ばれる理由の一つには、その鮮やかな色があります。馬肉は新鮮な状態では美しい赤色をしておりますが、加熱するときれいなピンク色になります。その色合いが桜の花びらを連想させることから「桜肉」と名付けられました。この名前は、その美しい見た目とともに、肉の質の良さを示すものとして広まったと言われています。
桜の季節が旬のため
馬肉が最も美味しいとされるのは春、特に桜が咲く季節です。春先は、馬が冬を越して適度に脂肪がつき、肉質が向上する時期です。このため、春に収穫される馬肉は特に美味しく、桜の季節と重なることから「桜肉」と呼ばれるようになったという説です。
有名な詩でさくらと表現されたため
詩人の高村光太郎の詩「夏の夜の食慾」の一節に馬肉のことをさくらと表現している一節があります。それが馬肉を「桜肉」と呼ぶきっかけになったという説があります。
このように桜肉と呼ばれるようになった説はいくつかあります。
桜肉のおすすめの食べ方
ここでは桜肉のおすすめの食べ方をご紹介します
新鮮な馬刺し
桜肉の最もポピュラーな食べ方は馬刺しです。新鮮な馬刺しは、特に甘みがあり、独特の旨味が楽しめます。
しゃぶしゃぶ
冬には鍋料理やしゃぶしゃぶとしても美味しく食べられます。特に脂の少ない部位は、温かい料理に向いており、お肉の優しい旨みとしゃぶつゆが相まって上品な味わいになります。
焼肉
焼肉としても楽しめます。特に馬のリブロースやフィレは、焼くことでさらに旨味が引き立ちます。
DELISH KITCHENの桜肉のレシピ
ここでは、桜肉をおうちで美味しく食べられるレシピをご紹介します。
馬刺しのタレ
新鮮な桜肉が手に入ったら、馬刺しで食べるのがおすすめです。ですが、一般的には馬刺しが手に入ることが少なく、タレをどう作るか迷う方も多いのではないでしょうか?
こちらは簡単な調味料で作れるタレのレシピになりますので、ぜひ参考にしてください。
馬肉ともやしの炒めもの
桜肉はいためても美味しい料理です。お肉の旨みともやしのシャキシャキとした食感が相まって白米にも合う一品ですよ♪
馬肉のしぐれ煮
桜肉を甘辛く煮込んだ一品です。さっぱりとしているので、お酒のおつまみとしてもおすすめです。
桜肉とは馬肉のことで名前の由来は諸説あり!
桜肉は、古くから日本の食文化の一部として親しまれてきました。美味しく食べるためには新鮮な馬刺しや、しゃぶしゃぶ、焼肉、他にもお家で楽しめるレシピもあります。桜肉の魅力をもっと知りたい方は、ぜひ機会があれば試してみてくださいね♪