DELISH KITCHEN

「ハスカップ」とはどんな果物?味・食べ方・栄養素など詳しく解説!

作成日: 2024/07/05

みなさんは「ハスカップ」という果物をご存知でしょうか?その見た目からブルーベリーとよく混同されるのですが、味わいや食べ方、栄養素など異なる点はたくさんあります。ここでは、ハスカップの概要から、味わい、栄養素、食べ方など、詳しくご紹介いたします。ぜひ最後までご覧ください♪

目次

  1. ハスカップの基本情報
    1. ハスカップとは
    2. ハスカップの花言葉
    3. ハスカップの味
    4. ハスカップの旬
  2. ハスカップに含まれる栄養素
    1. ビタミンC
    2. 鉄分
    3. カルシウム
    4. カリウム
    5. アントシアニン
  3. ハスカップの食べ方
  4. ハスカップは北海道に自生する甘酸っぱい果実のこと!

ハスカップの基本情報

ここではハスカップの概要や名前の由来、旬についてご紹介します。

ハスカップとは

ハスカップは、北海道に自生する希少な特産果実です。
アイヌの言葉で「枝の上にたくさんなるもの」を意味する「ハシカプ」が名前の由来となっています。和名は「クロミノウグイスカグラ」といい、「うぐいすが鳴くころに神楽の舞に似た花が咲き、黒い果実が実る」ということが由来となっています。

ハスカップは、青紫色で細長い卵のような見た目をしており、酸味が強いのが特徴です。ビタミンCをはじめとするビタミン類、鉄分、カルシウム、カリウム、アントシアニンなどの栄養素が含まれています。

また、生食には向いておらず、ジャムや塩漬けなどの加工品として食べられることが多い果実です。

ハスカップの花言葉

ハスカップの花言葉は「愛の契り」です。2つの花が寄り添うように咲く様子から決められました。1年に1度会う約束をしてる彦星と織姫の様子と重ね合わせ、7月7日の七夕の日が「ハスカップの日」として制定されています。

ハスカップの味

強い酸味とほのかな甘みが特徴です。その独特の風味は、ブルーベリーに似ているとも言われますが、より酸味が強いことで知られています。果実が熟すと甘くなるのですが、その頃には実が弱くなっていることから、生食には向いておらず、加工品として流通するのが主流です。

ハスカップの旬

6月上旬から8月中旬の初夏にかけて旬を迎えます。しかし、生食に向いていないことから、加工品が年中流通しています。

ハスカップに含まれる栄養素

ハスカップには、ビタミンC、鉄分、カルシウム、カリウム、アントシアニンが含まれています。それらの栄養素にはどんな働きがあるのか詳しくご紹介します。

ビタミンC

ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。

鉄分

鉄分も人体に必要なミネラルの一種です。鉄分は赤血球のヘモグロビンに多く存在し、不足すると貧血などを起こす可能性があります。貧血になると頭痛、食欲不振、集中力の低下等の症状が発症する可能性もあります。

カルシウム

カルシウムは人体に最も多く含まれるミネラルで、歯や骨を成形します。
カルシウムが不足すると、骨粗鬆症、高血圧、動脈硬化などの原因となる可能性があります。一方で過剰に摂取してしまうと、高カルシウム血症、高カルシウム尿症、軟組織の石灰化、泌尿器系結石、前立腺がん、鉄や亜鉛の吸収障害、便秘などの原因となる可能性がありますので、適切な接種が必要です。

カリウム

人体に必要なミネラルの一種で、体内で浸透圧の調節に働きます。
体内のナトリウムの排出を手助けする作用があるため、塩分のとりすぎを調節してくれます。

アントシアニン

アントシアニンはぶどうや赤しそなどにも含まれる美しい赤みを出す天然色素で、ポリフェノールの一種です。

ハスカップの食べ方

ハスカップは生食はもちろん、ジャムやジュース、スイーツの材料としても利用されます。特にジャムは人気の食べ方で、パンに塗るだけでなく、ヨーグルトなどに混ぜても美味しくいただけます。その他、料理では甘酸っぱいソースとしてチキンソテーなどにかけて食べるのもおすすめです。

ハスカップは北海道に自生する甘酸っぱい果実のこと!

ハスカップは、北海道を代表する特産果実です。ビタミンCやアントシアニンなどを豊富に含むことで知られています。ジャムなどの加工品で食べられることが多く、その甘酸っぱい味わいで多くの方に愛されています。ハスカップを手にする機会がありましたら、ぜひ食べてみてくださいね♪

【出典】
日本食品標準成分表2020年版(八訂)
【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット「カリウム」
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC(2024/07/03)

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