韓国料理「マンドゥ」とは? 味や種類も詳しく解説します!
作成日: 2024/07/12
みなさんは「マンドゥ」という韓国料理をご存知ですか?
日本でいう「餃子」のような料理で、中国から伝わり、韓国で独特の進化を遂げてきました。韓国では飲食店でも人気のメニューです。ここでは、マンドゥとはどんな料理なのか、どんな種類があるのかなど詳しくご紹介します。ぜひ最後までご覧ください♪
マンドゥとは
マンドゥは、韓国料理の一つです。漢字では「饅頭(マンドゥ)」と書きますが、日本の甘い饅頭ではなく「餃子」のような料理です。しかし、韓国でマンドゥという場合は、焼き餃子ではなく、一般的に蒸し餃子を指します。
マンドゥは、薄く伸ばした小麦粉の皮に、肉や野菜の餡を包んだ料理です。具材には豚肉、牛肉、豆腐、春雨、キムチなどが一般的に使われます。餡には、にんにくやごま油で風味付けがされ、食欲をそそる味わいが特徴です。
調理方法の違いとマンドゥの種類
マンドゥは調理方法によっていくつかの種類に分けることができます。ここではその種類をご紹介します。
チンマンドゥ(蒸し餃子)
チンマンドゥは、蒸して作るマンドゥです。小麦粉で作った皮に豚肉や野菜、春雨などの具材を包み、蒸籠(せいろ)で蒸し上げます。もっちりとした皮とジューシーな具が特徴で、醤油や酢醤油、コチュジャンなどのディップソースで楽しむと美味しいです。
クンマンドゥ(焼き餃子)
クンマンドゥは、鉄板やフライパンで焼くタイプのマンドゥです。皮がパリッと香ばしく焼き上がり、中の具材はしっとりとしています。特に油でカリッと揚げたクンマンドゥは、食欲をそそる一品です。
ムルマンドゥ(水餃子)
ムルマンドゥは、水餃子のように茹でて作るマンドゥです。スープに入れて食べることが多く、さっぱりとした味わいが特徴です。具材には豚肉、エビ、キムチなどが使われ、スープとともに美味しくいただけます。
具材によるマンドゥの種類
マンドゥは入れる具材によっても種類を分けることができます。ここでは2種類のマンドゥをご紹介します。
キムチマンドゥ
キムチマンドゥは、キムチを具材に使ったマンドゥです。辛さと酸味が特徴で、ピリッとした味わいが楽しめます。豚肉や春雨と一緒に包むことで、食感と風味のバランスが良い一品になります。
コギマンドゥ
コギマンドゥは、肉(主に豚肉)をたっぷりと詰めたマンドゥです。肉の旨味が口いっぱいに広がり、ジューシーな食感が楽しめます。醤油やごま油で味付けされた具材が、シンプルながらも深い味わいを提供します。
その他、マンドゥの食べ方
マンドゥはそのまま食べる以外で、スープや鍋の具材としても使われます。ここでは、マンドゥを使った料理をご紹介します。
マンドゥクッ
マンドゥクッは、マンドゥをスープに入れて食べる料理です。牛骨や鶏肉、煮干しなどで取った出汁に、茹でたマンドゥを入れて煮込むことで、風味豊かなスープが完成します。特に冬の寒い時期には体を温める一品として重宝されます。
マンドゥチョンゴル
マンドゥチョンゴルは、鍋料理の一種で、さまざまな具材と一緒にマンドゥを煮込むスタイルです。野菜やきのこ、肉類とともにマンドゥを煮ることで、具材の旨味がスープに染み出し、より一層美味しくなります。
チンパン(蒸し饅頭)
チンパンは、マンドゥの一種で、「肉まん」や「あんまん」のようなマンドゥです。中には甘い餡や肉の具が詰まっており、おやつや軽食として親しまれています。ほんのり甘い生地と具材の相性が抜群で美味しい一品です。
カルグクスのトッピング
カルグクスは、韓国の手打ちうどんのことです。、マンドゥはそのトッピングとしてもよく使われます。もちもちとした麺とジューシーなマンドゥの組み合わせは、ボリューム満点で満足感があります。スープの味も、マンドゥの具材によって変わり、様々なバリエーションが楽しめます。
DELISH KITCHENのマンドゥのレシピ
ここではお家でも作れるマンドゥのレシピをご紹介します。
材料 【20個分】
・餃子の皮[大判]・・・・・・20枚
・豚ひき肉・・・・・・・・150g
・木綿豆腐・・・・・・・・150g
・ニラ・・・・・・・・・・1/3束(30g)
・白菜キムチ・・・・・・・100g
☆肉だね調味料
・塩・・・・・・・・・・・小さじ1/3
・ごま油・・・・・・・・・大さじ1
・おろしにんにく・・・・・小さじ1/2
★たれ
・しょうゆ・・・・・・・・大さじ1
・酢・・・・・・・・・・・大さじ1
・ごま油・・・・・・・・・小さじ1
・ラー油・・・・・・・・・小さじ1
手順
①木綿豆腐はキッチンペーパーで包んで耐熱皿にのせ、ラップをせずに600Wのレンジで1分30秒加熱し、粗熱をとる。
②ニラは細かく切る。キムチは粗く刻む。
③ボウルに豚ひき肉、木綿豆腐、ニラ、キムチ、☆を入れて木綿豆腐をつぶしながらしっかり混ぜる(肉だね)。
④餃子の皮1枚に肉だね1/20量をのせ、餃子の皮のふちに水(分量外:適量)をつけて半分に折りたたむ。片端に水をぬり、両端を合わせるようにとめて成形する。同様に計20個作る(餃子)。
⑤フライパンに入る大きさの耐熱皿にクッキングシートを敷き、餃子を並べる。フライパンに耐熱皿ごと入れてフライパンの底から2cm程度の水(分量外:適量)を注ぐ。ふたをして中火で熱し、蒸気が上がったら肉に火が通るまで弱火で7〜8分蒸す。
【ポイント】水が耐熱皿に入らないようにし、クッキングシートがフライパンからはみ出さないようにしましょう。
⑥別のボウルに★を入れて混ぜる(たれ)。
【ポイント】餃子を蒸している間に作りましょう。
⑦器に餃子を盛り、たれを添える。
詳しいレシピ動画はこちら
それぞれのマンドゥを食べてみよう!
マンドゥは、種類豊富でさまざまな食べ方が楽しめる韓国料理の一つです。蒸し餃子、焼き餃子、水餃子といった基本的な種類から、キムチや肉を使ったバリエーション、スープや鍋料理の具材としても大活躍します。韓国の家庭や食堂で広く親しまれているマンドゥを、ぜひ自宅でも試してみてください♪