コンデンスミルクって一体何?分かりやすく解説します!
作成日: 2024/08/06
コンデンスミルクは、甘くて濃厚な味わいが特徴の調味料です。日本では「加糖練乳」とも呼ばれ、イチゴやかき氷、パンなどにかけるだけでなく、コーヒーや紅茶に加えても楽しめます。しかし、コンデンスミルクがどのように作られ、どんな歴史を持ち、どんな用途があるのかを知っている人は少ないでしょう。本記事では、コンデンスミルクの基本から応用までを詳しく解説します。
コンデンスミルクとは?
コンデンスミルクは、「凝縮したミルク」という意味を持ちます。その名の通り、生乳の水分を取り除いた後に砂糖などの糖分を加え、濃縮して作られるミルクです。粘度が高い液状の食品で、。日本では「加糖練乳」として知られています。
コンデンスミルク(加糖れん乳)は乳等省令で「乳脂肪分8%以上・乳固形分28%以上・全ての糖分58%以下」のものと定義づけられています。一般的には、イチゴやかき氷にかけたり、パンに塗ったりして使用されます 。
コンデンスミルクの歴史
コンデンスミルクは19世紀初頭に発祥したと言われています。古くから飲まれていた牛乳ですが、当時、戦場での長期保存の需要がありました。新鮮な牛乳をそのまま保存するのは難しかったため、水分を減らし砂糖を加えることで、保存性を高めたのが始まりとされています。
コンデンスミルクの製造は1835年にイギリスのニュートンによって考案され、1856年にアメリカのゲイル・ボーデンが工業化に成功しました。日本でも、明治時代から各メーカーが生産を開始し、現在では広く普及しています 。
コンデンスミルクの製造方法
コンデンスミルクは、牛乳に砂糖を加えて煮詰め、液体に光沢が現れたら加熱を止めて冷却し、缶やチューブに詰めて製造されます。砂糖を加えることで保存性が高まり、細菌の繁殖を防ぐ効果があります 。
DELISH KITCHENの練乳のレシピ
コンデンスミルク(加糖練乳)はお家で簡単に作ることもできます。ここではそのレシピをご紹介します。
材料 【4人分】
・牛乳・・・・・・・100cc
・砂糖・・・・・・・大さじ2
手順
①鍋に牛乳、砂糖を入れて混ぜながら中火で熱する。沸騰したら弱火で加熱し、1/3量になるまで底が焦げないように混ぜながら煮詰めて粗熱をとる。
②こして冷蔵庫で冷やす。
詳しいレシピ動画はこちら
コンデンスミルクの使い方
コンデンスミルクは、飲み物やデザートに使用されることが多いです。例えば、ベトナムコーヒーや香港式ミルクティーに加えたり、イチゴやかき氷、パンにかけたりします。また、菓子やアイスクリームの材料としても使用されます 。
コンデンスミルクで日々のデザートをもっと美味しく!
コンデンスミルクは、その甘さと濃厚さで多くの料理や飲み物に幅広く活用されています。日常的な使い方から特別なデザートまで、さまざまなシーンでその魅力を発揮します。ぜひ、ご紹介したレシピを参考に家庭でも取り入れてみてください♪