フランスの郷土料理カスレとは?特徴や作り方をご紹介
作成日: 2024/08/09
みなさんはカスレという料理をご存知ですか?
見た目はシチューのような見た目のこの料理は、ある国の伝統的料理なんです。
そこで今回の記事では、カスレの特徴や作り方、使用する食材について詳しく解説します。初心者でも簡単に作れるレシピも紹介しますので、ぜひ試してみてください。
カスレとはどんな料理なのか
フランス南西部のオクシタニー地方を代表する郷土料理です。特にカルカッソンヌ、トゥールーズ、カステルノダリーの3つの都市がカスレの本場として有名です。この料理は、白いんげん豆、豚肉、鴨のコンフィ、ソーセージなどの数種類の肉、そして香味野菜を煮込んだ煮込み料理です。
カスレという料理名の由来は厚手の煮込み土鍋である「カソール」だといわれています。その豊かな風味と食べ応えから、フランスの伝統料理として愛されています。
カスレの特徴
カスレの最大の特徴は、その深い味わいと多様な食材の組み合わせにあります。しっかりと煮込まれた白いんげん豆のクリーミーな食感と、肉の旨味が絶妙に絡み合い、一度食べたらクセになる味わいです。
カスレの歴史
カスレの起源は、14世紀にフランスとイングランドとの間に起こった百年戦争にあると言われています。オクシタニー地方の村人が、百年戦争の際に、村に残る豆類や肉類を鍋で煮込んでイギリス兵に提供したことが起源だといわれています。
自宅で簡単!カスレの作り方
カスレは自宅でも簡単に作ることができます。本格的な材料を用意すると少しハードルが高くなりますが、スーパーに売っている食材でも美味しく作ることができますので、ぜひお試しください。
材料【2人分】
豚ヒレブロック肉・・・・・300g
ソーセージ・・・・・・・・4本(80g)
玉ねぎ・・・・・・・・・・1/4個(50g)
白インゲン豆(水煮)・・・1缶(400g)
塩・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
こしょう・・・・・・・・・少々
オリーブオイル・・・・・・大さじ1
☆調味料
カットトマト缶・・・・・・1/2缶(200g)
塩・・・・・・・・・・・・小さじ1/2
砂糖・・・・・・・・・・・小さじ2
ウスターソース・・・・・・大さじ1
チリパウダー・・・・・・・小さじ1
赤ワイン・・・・・・・・・150cc
作り方
①ソーセージは斜め半分に切る。豚肉は一口大に切り、塩、こしょうをふる。
②玉ねぎはみじん切りにする。
③鍋にオリーブオイルを入れて中火で熱し、玉ねぎを入れて炒める。玉ねぎが透き通ってきたら豚肉を加え、肉の色が変わるまでさらに炒める。
④ソーセージ、白インゲン豆、☆を加えて中火で熱し、煮汁が2/3程度になるまで時々混ぜながら20分ほど煮る。
今回ご紹介したレシピは動画でも確認することができます。
詳しく知りたい方はぜひこちらも参考にしてみてください!
カスレの魅力を再発見!
カスレはその豊かな味わいとボリュームから、寒い季節にも最適な料理です。また、時間をかけてじっくりと作ることで、食材の旨味が一層引き立ちます。家族や友人と一緒に楽しむことで、その美味しさがさらに増します。オーブンで焼き上げることで得られる香ばしい風味もカスレならではの魅力です。
カスレの歴史と伝統、そしてその作り方を理解し、実際に作ってみることで、フランスの豊かな食文化を身近に感じることができるでしょう。ぜひ一度、挑戦してみてください。