ハイティーとは?アフタヌーンティーとの4つの違いについてご紹介します
作成日: 2024/10/08
更新日: 2024/10/18
ハイティーはティータイムのことを指しますが、アフタヌーンティーとの違いは一体どこにあるのでしょうか?この記事では、ハイティーの特徴や歴史、アフタヌーンティーとの違い、ハイティーの種類について解説します。
ハイティーとは
ハイティーは、主に夕方から夜にかけて楽しむティータイムの一種で、肉料理を中心とする夕食を兼ねた食事である点が特徴です。
ハイティーという名称の由来は諸説ありますが、一つは食事を「ハイテーブル」(ダイニングテーブル)でとることにあるとされています。他にも紅茶とともにハイカロリーの肉料理を摂取することに由来するともいわれています。
ハイティーの歴史
ハイティーは、19世紀のイギリスにおける労働者階級の間で発祥しました。
当時の労働者は、昼の時間帯にアフタヌーンティーで優雅な時間を過ごすことが難しかったため、夕方の労働が終わった後に紅茶を飲むスタイルをとったことがハイティーの始まりです。肉料理を中心とする夕食と紅茶を楽しんだことから、別名でミートティーとも呼ばれます。
現在では社交のための軽い夕食を指したものと解釈されている場合もあり、ハイティーは世界中のホテルやレストランでも提供されています。
ハイティーとアフタヌーンティーの違い
ハイティーとアフタヌーンティーの違いは主に以下の4つがあります。
時間帯
アフタヌーンティーは午後3時から4時頃にかけて楽しむのが一般的ですが、ハイティーは午後5時から7時頃に行われます。
料理内容
アフタヌーンティーはサンドイッチやスコーン、ケーキといった軽食が中心ですが、ハイティーでは肉料理や温かい料理など、ボリュームのあるメインディッシュが提供されます。
テーブルの高さ
ハイティーはダイニングテーブルのような高いテーブルで楽しむのに対し、アフタヌーンティーは低めのローテーブルで楽しむことが一般的とされています。
起源
アフタヌーンティーが当時のイギリスの上流階級の女性の間で始まったのに対し、ハイティーは労働者階級が起源です。
ハイティーの種類
現代のハイティーは、提供される時間帯やコンセプトに応じて多様化しています。
たとえば、「モーニングハイティー」は朝食を兼ねたスタイルを指し、「イブニングハイティー」は本来のハイティーと同じものですが、アフタヌーンティーとの違いを強調するために呼ばれている名称です。さらに、「ナイトハイティー」では、夜の時間帯にスイーツやお茶を楽しみます。
ハイティーを楽しむ新しいスタイル
ハイティーはアフタヌーンティーとは異なり、夕食を兼ねた料理とともに紅茶を楽しむ点などが特徴です。伝統的なイギリスのスタイルをもとにしつつ、現代では地域や国によって異なるアレンジが加えられています。機会があればぜひハイティーに挑戦してみてください。
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