クランベリーとは?ブルーベリーとの違いやレシピもご紹介
作成日: 2024/11/06
ブルーベリーと少し名前の似ているクランベリー。一体どのような味わいがあるのか気になっている方も多いのではないでしょうか。この記事ではクランベリーの特徴をはじめ、栄養素やレシピなどをご紹介します。ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
クランベリーの特徴
赤い果実が特徴のクランベリーはツツジ科の低木の果樹です。北米を原産地とし、冷涼な地域の湿潤かつ酸性の土壌で生育することが特徴で、主にアメリカやカナダで栽培されています。
クランベリーとブルーベリーの違い
同じツツジ科に属しており、大きさや形が似ているクランベリーとブルーベリーですが、その味わいは異なります。
ブルーベリーは甘みと酸味のバランスが取れており、皮付きのまま食べられる点が特徴です。一方でクランベリーは酸味が強いことから通常生食は不向きであり、砂糖などの甘みを足したケーキなどのお菓子やジャムの材料として、冷凍後や乾燥後のものを使います。
クランベリーの栄養素
ここでは、100g当たりのクランベリー(乾燥)に含まれる主な栄養素をご紹介します。
エネルギー:308kcal
ビタミンC/総アスコルビン酸:0.2mg
ビタミンE:2.1mg
食物繊維:5.3g
β-カロテン:27µg
カルシウム:9mg
鉄:0.39mg
マグネシウム:4mg
※ビタミンEの数値は、α-トコフェロールの値を記載しています
クランベリーに含まれる栄養素の働き
クランベリーの栄養素にはそれぞれどのような働きがあるのでしょうか。以下では代表的な栄養素の効能効果について一つずつ解説します。
ビタミンC
ビタミンCは、水溶性ビタミンのひとつで、体内でコラーゲンの生成に関与するほか、抗酸化ビタミンのひとつとしても知られています。
ビタミンE
ビタミンEは血行を促進する働きがある脂溶性の抗酸化ビタミンです。細胞壁や生体膜の機能維持にも関与しています。抗酸化作用のほか、細胞内に過酸化脂質が作られるのを抑える働きがあり、がん、老化、免疫機能の低下等を引き起こす活性酸素の働きを抑えてくれます。
ペクチン
水溶性食物繊維ペクチンは、糖質の消化管での吸収を遅延させて急激な血糖値の上昇を抑える作用がある
ポリフェノール
ポリフェノールとは活性酸素を取り除き、酸化の働きを抑える抗酸化物質です。
食物繊維
食物繊維とは、食べ物の中に含まれ、人の消化酵素で消化することのできない栄養素です。整腸作用など身体の中で有用な働きをすることが注目され、「第6の栄養素」といわれています。
クランベリーのレシピ
クランベリーを使ったDELISH KITCHENのレシピを3つご紹介します。ぜひご参考ください。
甘酸っぱいベリーのおやつ♪クランベリーホワイトチョコパウンド
クランベリーの酸味とホワイトチョコレートの相性が抜群の、ふわふわな食感のパウンドケーキです。 ティータイムやピクニックにいかがでしょうか?
サラダ油で簡単♪ソフトチョコクランベリークッキー
チョコレート入りのココアクッキー生地に甘酸っぱいクランベリーが合います。ホットケーキミックスで作る、さくふわ食感のクッキーはいかがでしょうか。
あまずっぱくておいしい♪クランベリーソース
冷凍クランベリーで作るシンプルなソースのレシピです。ヨーグルトやパンケーキにかけたり、ローストしたお肉などに合わせたりできます。
クランベリーを味わってみて!
この記事ではクランベリーの特徴をはじめ、ブルーベリーとの違いやレシピなどをご紹介しました。クランベリーについて知らなかった方だけでなく、ブルーベリー派だった方も、これを機にぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
【出典】
USDA(アメリカ農務省)
【参照】
厚生労働省 e-ヘルスネット 「果物」
厚生労働省e-ヘルスネット「抗酸化ビタミン」
厚生労働省e-ヘルスネット「抗酸化物質」
厚生労働省 e-ヘルスネット「食物繊維」
厚生労働省e-ヘルスネット「ビタミン」
厚生労働省『「統合医療」に係る情報発信等推進事業』ビタミンC
日本人の食事摂取基準(2020年版)
「日本人の食事摂取基準」策定検討会報告書(2024/10/28)