デリッシュキッチン

【群馬の郷土料理】おっきりこみとは?ひもかわうどん・ほうとうとの違いやレシピも!

作成日: 2025/03/06

皆さんは群馬県の郷土料理「おっきりこみ」を知っていますか。「お土産でもらったけれどどのように調理するのかわからない」「ほうとうと何が違うの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、おっきりこみの特徴や歴史、ひもかわうどん・ほうとうとの違いを詳しくご紹介します。デリッシュキッチンのレシピも載せているので、調理方法を知りたい方はぜひご参考ください。

目次

  1. おっきりこみの特徴
  2. ひもかわうどん・ほうとうとの違い
    1. ひもかわうどん
    2. ほうとう
  3. おっきりこみの歴史
  4. 自宅で作れる!おっきりこみレシピ
    1. 材料【2人分】
    2. 手順
  5. おっきりこみで群馬の味を楽しんで!

おっきりこみの特徴

おっきりこみは幅広で平たい麺と野菜を一緒に煮込む群馬県の郷土料理です。

かむたびに感じるもちっとした麺の食感のほか、煮込む麺にスープの旨味がしっかりと染み込み、さらに美味しさが引き立つことが特徴です。また、麺は塩を使わず作られる生麺であるため、煮込むと打ち粉が出てとろみがつきます。

味付けや具材は自由であり、醤油と味噌を合わせたものや、どちらか片方だけのもの、カレー風や担々麺風のものなど家庭や店によって様々あります。

ひもかわうどん・ほうとうとの違い

おっきりこみとよく似た麺を使った料理に、ひもかわうどんやほうとうがあります。それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

ひもかわうどん

ひもかわうどんは、おっきりこみの別名とされています。地域によって呼び方が異なり、他にも「煮ぼうとう」や「きりこみ」という名称もあります。

ほうとう

山梨県の郷土料理・ほうとうの麺はおっきりこみの麺よりも加水量が少ないといわれています。また、ほうとうの味付けは味噌味ですが、おっきりこみは味噌以外に醤油などの調味料が使われる点が異なります。

具材についてはどちらも明確な決まりはありませんが、ほうとうにはカボチャが使用されやすいことが特徴です。

おっきりこみの歴史

おっきりこみの歴史は古く、江戸時代から庶民に親しまれてきたといわれています。農作業の合間に簡単に作れて栄養もしっかり取れる料理として、地域で広まりました。

自宅で作れる!おっきりこみレシピ

おっきりこみを家庭でも作ってみたい方に向けて、デリッシュキッチンのレシピをご紹介します。

材料【2人分】

ひもかわうどん[ゆで]・・・・・360g
鶏もも肉・・・・・・・・・・・1/2枚(125g)
里芋・・・・・・・・・・・・・2個(100g)
大根・・・・・・・・・・・・・150g
にんじん・・・・・・・・・・・1/3本(30g)
ごぼう・・・・・・・・・・・・1/3本(30g)
サラダ油・・・・・・・・・・・大さじ1

☆つゆ
昆布[乾燥]・・・・・・・・・・・5cm
水・・・・・・・・・・・・・・750cc
かつお節・・・・・・・・・・・10g
酒・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
みりん・・・・・・・・・・・・大さじ1
しょうゆ・・・・・・・・・・・大さじ2

手順

①鍋に昆布、水を入れて30分おく。

②里芋はよく洗い、皮をむいて食べやすい大きさに切る。 塩(分量外:適量)をふってぬめりを落としながらもみこむ。水で洗い、水気を切る。大根は縦4等分に切って切り口を下にし、薄切りにする(いちょう切り)。にんじんは縦半分に切って薄切りにする(半月切り)。ごぼうはまわしながら包丁の刃先で削るように薄く切る(ささがき)。水にさらして水気を切る。

【ポイント】
里芋を触った際に手にかゆみが出る方は、酢水(水200ccに対して大さじ1〜2が目安)にさらすことで緩和されます。また、里芋のアクやえぐみの元であるシュウ酸カルシウムが気になる方は厚めに皮をむくことで減らすことができます。

③鶏肉は小さめの一口大に切る。

④①の鍋を弱めの中火にかけ、沸騰直前まで加熱し、昆布を取り出す。沸騰したらかつお節を入れて弱火で2分ほど加熱し、こし器でこす(だし汁)。

⑤別の鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を入れて肉の色が変わるまで炒める。里芋、大根、にんじん、ごぼうを加えて油がまわるまで3分ほど炒める。だし汁、酒、みりんを加えて煮立ったら野菜がやわらかくなるまで5〜7分ほど弱火で煮る。

⑥ひもかわうどんを加えて5分ほど煮る。しょうゆを加えてさらに3分ほど煮る。

【動画で作り方を確認したい方はこちら!】

おっきりこみで群馬の味を楽しんで!

おっきりこみは、群馬県の伝統的な味を楽しめる料理であり、特徴的な麺の食感やスープの味わいが魅力です。実際に群馬県に訪れたときのほか、自宅で材料が手に入るときには存分に堪能してみてください。

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