山梨の郷土料理「ほうとう」とは?その特徴や美味しいレシピをご紹介します!
作成日: 2023/11/13
更新日: 2025/01/06
煮込み料理「ほうとう」は山梨県の郷土料理で、寒い冬に特に食べたくなる一品です。この記事をご覧になっている方の中には、「ほうとうってどんな料理?」「美味しく食べられるレシピが知りたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はほうとうの特徴をはじめ、うどんとの違いやデリッシュキッチンの美味しいレシピをご紹介します。
ほうとうとは?
まずは、ほうとうの代表的な具材と味わい、歴史・名前の由来について確認していきましょう!
代表的な具材
「ほうとう」は山梨県の郷土料理です。かぼちゃや芋類、きのこ類といった野菜をはじめ、小麦粉を練って作る平打ち麺や肉類を入れて作ります。甲州味噌などの味噌を使った出汁を使って、それぞれの具材を煮込みます。
味わい
ほうとうは、かぼちゃや芋類などやさしい甘みのある具材とコクのある味噌が特徴です。また、打ち粉が付いたままほうとうの麺を加えることで、出汁にとろみがつき、麺や具材と絡んでよりおいしさを味わえます。
具材を変えると出汁の旨みが変わるので、お店ごとの味を楽しんだり、家庭でもアレンジしたりして作れます。
歴史・名前の由来
ほうとうのルーツは諸説ありますが、古代中国の「はくたく」という食べ物だとされています。日本にもその製法が伝えられ、平安貴族も好む食べ物として広まったと言われています。
また、戦国時代の武将・武田信玄のもと、米が不足する甲州で野菜を豊富に取り入れてアレンジしたものが、現在では山梨を代表する郷土料理として受け継がれています。
うどんとの違いは?
うどんとよく似ているほうとうの麺ですが、作り方はまったく異なります。
うどんを作るときのポイントは、コシを出すために足で踏みながら生地を伸ばすことです。しっかり踏んだら、生地を丸めて休ませます。その後、生地を伸ばして折りたたみ、麺の細さになるように切って一度茹でて完成させます。
一方、ほうとうの麺はコシを出さないため、生地を寝かさずに作ります。麺は小麦粉を練って平たくした後に折って切るため、太くて長いことが特徴です。また、お湯で茹でずに生麺のまま鍋に入れることもうどんと異なる点です。
美味しいデリッシュキッチンのほうとうレシピ
ここでは、デリッシュキッチンのほうとうのレシピをご紹介します。地域で愛されてきた名物料理を、ご家庭でもぜひ再現してみてください!
野菜たっぷり!かぼちゃのほうとう
たっぷりの野菜を入れたほうとうは、野菜の旨みが出た優しい味わいになります。味噌ベースの出汁はかぼちゃの甘みともぴったりです。もちもちの麺と絡めて、あつあつを食べてみてくださいね。
ほっこり温まる!ほうとう鍋
具だくさんのほうとう鍋は、寒い冬に心まで温まるお鍋です。ほうとうの打ち粉により、お鍋のスープにとろみが出て具材や麺に絡み、よりおいしさを味わえます。お好みの具材でアレンジを楽しんでみてください♪
体温まる!ピリ辛ほうとう
ほうとう鍋にキムチを加えて、ピリ辛風味のお鍋にしてみませんか。味噌ベースのやさしい味わいにピリ辛キムチがぴったり合います。辛さはキムチやラー油の量で調整してみましょう。
やさしい甘さ感じる♪ほうとううどん煮込み
ほうとうの麺を用意できないときは、うどんで代用してみましょう。味噌ベースのスープと具だくさんの野菜がうどんに合います。煮込むだけのレシピなので、初めてでも挑戦できますよ。
熱々を召し上がれ♪きのこほうとう
しいたけやしめじを入れて、きのこたっぷりのほうとうを作ってみませんか。きのこの旨みがスープに出て味わい深いほうとう鍋になりますよ。具材はえのきやまいたけもおすすめです。
麺から作ってみたい方はこちら!
山梨県の郷土料理・ほうとうを味わってみて!
ほうとうは、うどんに似た平たい麺が加えられた、味噌ベースの鍋料理のことです。かぼちゃや芋類などの野菜や肉類を使って、やさしい味わいを楽しめます。
ほうとうをまだ食べたことがない方や、いつもと違う食べ方をしてみたい方は、この記事でご紹介したレシピも参考にぜひチャレンジしてみてくださいね♪
【関連記事】